触れる唇(短編詰め合わせ)

イツキカズラ

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小人化(中後期)

小人③※

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 それからだらだらして写真撮影に付き合ったりいるうちにあっという間に夜になった。いつもよりケガに気をつけないといけないし不便や恥ずかしいこともあったが、移動は葉大の手のひらに乗れば良いし風呂も洗面器が広くて悪くなかった。ほんの数日限定ならこの体も悪くない。

「潰したら怖いから久はこっちで寝て、布団はこれでいい?寒かったり重かったりしない?」

「平気そう、いい感じ」

 ベッドの頭側にある小物置き部分に重ねられたハンカチが置かれている。その上にシーツのような布、手渡されたふわふわの布に挟まれて左右に体を動かす。問題ない。正直寝心地だけでいえば普段のサイズのまま狭いベットでふたりギチギチになって寝るより良い。

「でもさ、俺寝てる間に元のサイズに戻ったらやばくね?」

「あー確かに体痛めるかも…ソファーで寝る?」

「いや…いい。ここがいい。なんかあったら葉が近くいるほうがいいだろ」

「そう?…なんかあったら殴ってでも起こして」

「ん、おやすみ」

「おやすみ久」
 
 小さい布団に収まった俺の写真を数枚撮って指先で俺の頭を撫でた。今日一日で一体何枚俺の写真を撮ったんだろうか。横になって静かに目を瞑る葉大の顔を見下ろす。いつもは顔も見れないほど至近距離な上に俺のほうが起きるのが遅いからこうしてじっくり寝顔を見る機会がなくてなんだか新鮮で変な気分だ。眉の形も鼻筋もよく整っているし、唇の形がいい。男でも女でも選びたい放題だったろうによく俺を好きでいつづけてくれたと思う。 
 ぼんやりと見つめているとすぐに穏やかな寝息が聞こえてきた。形のいい唇がなにやらモゴモゴと動いている。今日は一度もちゅーしないまま一日が終わってしまった。夕方に一度頭にされたがそれだけだ。普段のサイズなら喧嘩でもしない限りこんなことはないのに…、小さくなったことを少し恨めしく思う。
 眠気が襲ってきて小さな布の布団を首元までしっかり掛ける。目をつむっても、葉大の部屋にいるのに寝床が広いのがなんだか落ち着かなかった。 


 翌朝。目が覚めても俺は小物置きの小さな布団の上に収まっていた。どうやら夢じゃなかったらしい。

「起きた?おはよ久」

「んはよ…」

 ベッドに腰掛けた葉大がこちらに手を差し出して笑いかける。緩やかに曲線を描く唇に視線が吸い込まれていく。差し出された手に慎重に乗りこむ。

「葉大」 

 じっと視線を送る。気づけ…気づけ…俺の意図を汲み取れ…頭の中で念を送る。いつもと同じでいい。いつも通じるんだからそんな難しい要求じゃないはずだ。

「顔洗う?洗面所行こうか」

 違う、と否定の言葉を口にする前に葉大が立ち上がり、エレベーターに乗っているときの浮き上がるような感覚に思わず身を強張らせた。洗面所に行きたいなんてことくらい言葉にできる。余計な選択肢が増えたせいで…と小さくなったことを恨む。こんなサイズでは襟を掴むこともできない。


 その後もソファでくつろいでる時だとか夕飯の時にもそれとなくアピールしてみたが、ことごとく的外れな世話を焼かれるだけだった。コイツは俺のことを赤子だとでも思っているんだろうか。だが、今ならいける。俺はそう確信していた。飯も食ったし風呂も入った、歯も磨いたし葉大の膝の上でだらりと横たわっている今が今日一番満たされていると言っても過言ではない。残っているのは寝るくらいだ。寝るにしたってまだ時間が少し早い。ここまで条件が揃っていれば流石にわかるはずだ。

「色々ありがとうな。風呂とか移動までしてもらって感謝してる」

「このくらい当然、久のことならなんでもする、させてほしいしなんでも言って」

「いや、もうこれ以上ないってくらいやってもらった…し、俺すげぇ満たされてるよ。……だからもうなんもないっていうか……その…葉」

 顔を上げて視線を送ると葉大が柔らかく目を細める。

「んー?もう寝る?」

「そうじゃな…」

 言いかけたところでこめかみに唇が当てられて何も言えなくなる。そうじゃない、そこじゃない。それなのに今日初めてのちゅーに頬が緩んで何も言えなくなる自分が憎い。

 たった一撃で大人しくなってしまった俺は結局ベッドの小物置きの棚の布団で横になっていた。今日も葉大の寝顔をぼんやりと見つめる。葉大の部屋で、葉大のベッドで寝ているのに布団に広さを感じることに違和感と寂しさがある。いつも狭いベッドでギチギチになって寝ているせいだ。ふいに、仰向けに眠っていた葉大がもぞりと動いて横向きになった。もう寝たんだろうか?もごもごと動く唇に視線が釘付けになる。
 結局昨日から一度もちゅーしていない。というか、唇にしてくれない。小さいままでいたらずっとしてもらえないのだろうか?小さくても俺は俺なのに…。二重の意味でまさかそんなわけはないと思いつつも少しだけ不安になる。

「よっ…」

 小物置き場から静かに葉大が寝ているスペースへと降りる。高さはあったが、ふかふかの布団のおかげで無事に降りることができまた。そろりと忍び足で寝顔の近くまで行き、呼吸を確認する。穏やかな呼吸が乱れることはない。寝ていることを確信していつもよりずっと大きく見える唇へと自分の顔を近付ける。少しずつ、少しずつ顔を寄せていく。バクバクと心臓の音がうるさくて、この音で葉大が起きてしまわないかと一抹の不安を覚える。それでもやめることはできず、ついにふにっと柔らかい感触がした。少し離してもう一度。その柔らかさを堪能するように唇を押し当てる。一度してしまえば思っていたよりずっと簡単で恥ずかしさやバレた時の恥ずかしさよりも嬉しさが上回っていく。
 幾度か唇を重ねてから少し離れて葉大の顔を確認する。その目は綺麗に閉じられたまま開いていない。よかった、バレていない。

 緩く閉じられた葉大の右手に慎重に近づいて手の中に寝転ぶ。布団よりもずっと温かくて心地良い。…しかし、こうも葉大の体温に包まれていると妙な気分になってくる。触れられたいと思う自分がいる。小さくなってから2日も一緒にいるのに一度だってそういうふうに触れられていない。

「ん…葉大…」

 薬指に腕を回し、抱きつくようにして密かに腰を押し付ける。柔らかい指の腹にクイクイと腰を寄せて刺激するとすぐに足の間のモノがかたさをもつ。暖かくて優しいこの手に甘やかされ溶かされて乱される。

「っ…ふ…」

 局部への刺激だけでは物足りなくなって、自分の指で服の上からスリスリと胸の突起を撫でてみる。本当は葉大の指で葉大にすべて蕩かされたい。夢中で体を動かしていると、もう一方の葉大の手に顔を持ち上げられて心臓が跳ねる。いつから起きていたのか、全く気付かなかった。

「ちがっ…これは…!」

 慌てて見上げると熱を孕んだ目がしっかりとこちらを見つめていた。

「俺の指にちんこ擦りつけて何が違うの?」

「…っ」

「かーわいい」

「お前が…触ってこないから…」

 小さな声でそう零す。葉大にはきっと聞こえてないいないだろう。それでもまるで聞こえているかのように口角をあげる。体を持ち上げられて跨っていた指から離され、切なさとこれからどれほどの快感を与えてもらえるのかと期待に胸が震える。葉大は無言でベッド脇から取り出した潤滑剤を右手に広げ、軽くなじませた。

「久、おいで」

 穏やかで柔らかい声音に熱帯びた目が不思議な引力を持って俺を拒めなくさせる。期待と羞恥を胸に少しずつ葉大の方へと近づく。

「もう一回さっきのしてごらん」

 予想外の言葉に心臓の音が加速する。葉大から触ってもらえると思ったのに。見られているとわかっていて一人で指に向かって腰を振るなんてそんな恥ずかしいことはない。視線を外さないまま静かに首を振って拒否した。

「やだ、…葉がして」

 羞恥にじわりと涙が浮かぶ。

「小さくなっちゃったからどうしたら久が気持ちいいのかわかんない。ちゃんとお手本見せて」
 
 さっき見ていたくせに。本当はわかっていたくせに。
 ほら、と濡れた手が差し出されて着ていた服が簡単に脱がされる。「汚れちゃうから」と脱がされたその服は既に陰部が当たっていた部分の布が濃く色を変えていた。露わになった陰茎はピンと勃ち、触れていない今も萎える様子はない。触れてほしくて、早く気持ちよくなりたくて慎重にてらてらと光る指に跨がる。

「ん…」

 座っただけで葉大の体温で暖まった潤滑油がぬるりと滑って敏感なそこを刺激する。恥ずかしさを感じながら見られているという状況に微かに興奮する自分がいた。滑りがよくなった指に性器を擦りつけるのは先ほどよりもずっと気持ちよかった。

「んっ…ぁ…あ、ふっ…」

 控えめに揺らしていた腰も気付けば大きな快感を求め、夢中になって揺らしていた。

「気持ちぃな。そうやって乳首と一緒に擦るのが好きなんだ?」

 その言葉に無意識に押し付けていた胸を浮かせる。ちらりと葉大を見上げるとわかってるとでも言うように微笑んで持ち上げられる。人差し指と親指で器用に愛撫され、快感を逃がすように他の指にすがりつく。1本の指で両乳首をくにくにとこねられる快感が腰に響く。

「ぅ…ぁ、はぁ……んっ、ん……葉…」

「ん?」

「……ん、…ちゅ…ぅ…」

 消え入るような声で吐息混じりにねだる。それに応えるように額に唇を落とされて不満に眉根を寄せる。

「そっちじゃないことくらい、わかんだろっ」

 そう言うと葉大は少し困ったみたいに笑って今度はきちんと唇に当てた。

「怖くない?」

「んッ…ない。…してくんないほうがやだ…。あっ…~ッ!」

 もう一度唇が触れて離れる。ふわふわとした高揚感と与えられる刺激にビクビクと体が震え、白濁液がとぷとぷと溢れて葉大の指先を汚す。

「久、俺も1個お願いあるんだけどいい?」
 
「んっ、ん…な、に」

 終わらない愛撫に身を捩る。じっと俺を見つめる目がゆらゆらと炎を宿すようだ。

「久のこと口に入れていい?」

 予想外のお願いに一瞬目を見開く。口に入れる?まさか飴のように口の中で転がされるのだろうか。嫌な想像が頭の中を過ったが、葉大が俺を危険に晒したことはない。全身を入れられることはないだろう。

「…ん、…いーよ。噛んだりしないだろ」

「もちろん。そしたら…ちょっとごめんな」

 グイと足を開かれ、左足を小指に、右足を親指にかけられて大きくM字開脚させられる。開脚した足の中心で緩くも硬いままの陰茎がふるりと震えた。

「いただきます」

「あぁっ!?!んっ…ッ!あ、アッ!!ん゛ゔ~~っ!!」

 足の中心部を大きく唇で挟まれ、その中で温かく湿った舌先でチロチロと刺激され、吸われる。上半身も器用に胸の突起を遊ばれ、強い快感にすぐに達してしまった。口内に出してしまったというのに気にも留めず、ちゅうちゅうと愛撫を続ける。俺は初めての強烈な快感に頭が溶けてしまうのではないかと思った。

「…ぷは、やばい久。これクセんなりそう」

 ようやく解放されて手のひらの上でくったりと力が抜けた俺を見てうっとりと葉大がそう言う。こんなのをクセにされたら俺の身がもたない。快感でいまだクラクラとする頭でそう思う。何も言わずに手のひらに転がり、呼吸を荒げていると指先で優しく頭を撫でられる。

「ごめん。可愛くてつい」

「…あほ」

 くったりとした疲労感とふわふわと満たされた感覚が交わって心地良い。体を拭かれているのを感じながら葉大の手のひらで眠りに落ちた。
 
ーーー

 朝。荒い呼吸音で目が覚める。

「ぅ……ん!?何して…」

「ん、起こした?ごめん久。おはよ」

 瞼を開くと、間近に葉大の顔があった。鼻にあてがわれた俺は葉大の呼吸を直に感じていた。
 
「おまっ…嗅ぐなっ」

「ごめん…、っん、朝勃ちしてて…は…久がいたから」

 吐息混じりの声。にちにちと聞こえてくる水気を含んだ音に当てられて、じわりと体温が上がってしゅるしゅると抵抗する気が抜けていった。

ーーー

 午後、葉大が大学に行かなければならないと言って俺を置いていこうとしたので、こっそりと鞄のポケットに入り込み、ひっそりとついていくことにした。

 なんとかバレずに大学まで着く。これまでの道のりの揺れでくらくらするが、なんとか耐えられている。

「一平!」

 葉大の阿川に呼びかける声にぼんやりとしていた意識が蘇る。そういえば今日の授業は阿川と同じだったか。

「おー葉大。はよ」

「おはよ。今日来るの早いな」

「なーんか乗り継ぎ上手くいったわ、ラッキー!この時間ならいい席座れんじゃね?!」

 他愛もない会話に耳を澄ませる。普段、慣れてしまって意識もしていなかったが、こうして普通の友人と話す声に比べると俺を呼ぶ声の甘さを改めて感じさせられて顔が熱くなる。

 席に着くと、鞄がトン、とどこかに置かれて安堵する。まともな体勢でいられないほど揺られ続けるのはもう勘弁だ。ほっとしたのもつかの間、ポケットのチャックが開かれ、光が差し込んだ。ポケットの中を探る手に当たらないよう必死に体を縮こめる。

「わっ…ぷ」

 指の背が顔に触れて、思わず声が漏れた。両手で口元を塞ぐ。

「どーした葉大、なんか探してんの?」

「……んー、や、なんでもない」

 バレた。形を確かめるような動きで優しく触れた後、少し離れた位置にあったリップクリームを掴み、ポケットの中から出ていった。わずかに開いたチャックの隙間から光が入り込んでいる。間もなくして教授の声が聞こえて授業が始まった。

 いつの間にか眠っていたらしい。温かい何かに包まれているのが居心地が良くて浮き上がりつつある意識をまた微睡みの中へと沈める。ふいにカメラの音がして眠い目を擦って開くと、スマホのレンズがこちらに向いていた。上体を起こして辺りを見回す。まだここは大学内で、人通りが少ない空き教室のようだった。

「…阿川は?」

「帰った。…久、家にいてって言ったよね俺。危ないからって」

「…ごめん」

 静かな声で諌められて俯く。他の人に見られたりケガをする可能性だってあった。それがわかっていても、俺といない時の葉大がどんな風に過ごしているのか知りたかった。大人しい俺を見て葉大も少し眉を下げる。

「いや…俺もごめん。そんな状態で一人とか不安になるよな。でも外じゃ何があるかわからないから心配で…ごめん」

「ん、わかってる」

 俺を撫でる指に唇をつける。じっと俺を見つめる視線に体に穴があくんじゃないかと思う。

「帰ろうか」

「もう鞄のポケットは嫌なんだけど…」

 ちらりと見上げてそう伝えると葉大はふっと笑って俺をコートのポケットにそっと移した。
 
「慎重に歩くけどキツかったら教えて」
 
「わかった」

 コートの中で葉大の手に掴まった帰り道は同じポケットの中でも行きよりもずっと安心感があった。

 家に着くと、その時は突然に訪れた。リビングのソファの上でゆったりとしている時、作ってもらった服を少しキツく感じたかと思うと、みるみるうちに体が元の大きさへと戻り、服はいとも簡単に破れてしまった。やっと戻れた、思わず葉大の名前を呼ぶ。

「よっ、葉…!」

 呼びかけると葉大の部屋の方からガタガタと物音が聞こえて、急ぎこちらへ向かっているのがわかった。

「久…!」

 
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