94 / 107
第三章
3-40 ブレイカー14
しおりを挟む
僕はもう一度七色の盾を出し、そのサイズを大きくしたり小さくしたりして自由に動かす。このシールドの仕組みは非常に単純なもので、その名の通り七色のシールドを重ねるようにして出現させ、それぞれの色に近い属性の攻撃を止めるためのものだ。
そう、僕は七つのシールドを同時に出して、しかもそれを自分の思う通りに操作していたのだ。この技は僕は自分自身の全能も、過去の天聖者であった時のことも完全に忘れていた時に自分で考えて使っていたものなので、転生世界にある誰かの能力を借りて発動させているわけではないはずだ。
それを理解した上で、もう一度ダウターの様にいくつかの魔法を綺麗に組み合わせたキューブを出現させてみようとする。
(やっぱりだめか……)
しかし召喚したそれはさっきまでと同じように、どこか欠けていたり形が不揃いの出来損ないのもののままであった。
(であればなぜ……)
自分で思いついたものでないとダメなのだろうか? 転生世界にもパクリを禁止する謎の力が働いていたり?
(可能性がないわけじゃない)
ダウターを救う為に何度も繰り返しをしていた時、そしてダウターを救う事に失敗した時には、毎回空にダウターが光の力を失った事をアナウンスする謎の文字が現れていた。あの時は彼を何とかして救おうと必死だったので気にも留めていなかったが、この世界にまだまだ僕の知らないルールや設定があってもおかしくはないのだ。
(しかし今はとにかくなんでも試すしかない)
ライトからそれぞれ赤黄色青のビームを出す信号機……出せた。色とりどりの折り鶴を召喚して動かす……折り鶴はかなりのスピードで量産できたが一つずつしかでなかったし、一度に動かせる量や精度にかなりの制限があった。百発を超えるミサイルやレーザーや機関銃を一度に打ち出す巨大発射装置……出せた。
(なるほど……少しずつ分かってきたかもしれない)
五つの乗り物を合体させてつくる巨大ロボット。乗り物は一つずつしか出なかったし、合体にも時間がかかった。
五つの乗り物に分裂できる巨大ロボット。出せたし分裂も同時にできた。
(つまり……)
僕が自分で考えて同時に召喚できる物というのは、『一つ』ということなのだ。どれだけ簡単で単純なものでも数を出すには一定の時間がかかるが、一つという体裁さえ保っているのなら、どれほど多機能なものでも召喚することができる。
もう一度ダウターのようなルービックキューブを出そうとしてみる。たくさんの魔法を組み合わせるのではなく、各マス目がそれぞれ違う魔法の効果を持った一つのキューブをを召喚するのだ。
「出せた!」
思わず大きな声が出る。自分の右手の上にはダウターの物と比べても遜色ないキューブが浮かんでいた。
「リーダー、あれだけできたらもうええんちゃいますか?」
「そうだね。中途半端な力は自分を不利にするばかりだ」
後ろから二人の声が聞こえた。彼らは僕に近づき、僕の召喚したキューブをまじまじと見つめる。
「形だけはよおできとるなあ」
ダウターが笑いながら言う。形だけ、と言った彼に少しだけムッとするが、確かにこれは形だけの残念魔法だ。
「中身がめちゃくちゃだね」
そう、僕が一度に想像できたのはキューブのそれぞれのマスが別の効果を持った魔法ということだけで、それぞれがどんな魔法かまでは考えられなかった。攻撃かバフかもわからない様々な魔法の塊のどこに使い道があるというのだろうか。
「ダウターはどうやってあれほど複雑な魔法を制御してるの?」
彼は空中に浮かぶキューブをぶつける攻撃方法の他にも、地面を細かく魔法のフィールドでマス目に区切り、そこを通る者にダメージなどを与えたりもしていた。僕もあの魔法全てが効果のわからないランダムなものだとしたら出すことができるかもしれないが、やはりそれは何の役にも立たないだろう。
「そら俺は自分の覚えてる魔法をちゃんと全部理解してるからな。もちろんこれを精密に動かしたり一瞬で展開するにはそれなりの地頭もいるんやけど、簡単なもんやったら誰でもできるんちゃう?」
(ええっ!)
彼の言葉に少なからず衝撃を受けた。そんな誰にでもできるようなことが僕にはできないのだろうか。
「そんなに落ち込むことはないよ。ダウターは説明が足りなすぎる」
僕の表情の変化に気づいたリーダーが助け舟を出す。
「例えばダウターを始め他の天聖者には、さっき君が試行錯誤していた時の巨大ロボットは造り出せないだろう。あんな破天荒なものを造れるのは、君がこの転生世界の全ての能力を使えるその全能を持っているからだ」
「そやで。あんな合体ロボを出す魔法なんて俺は聞いたこともないからな。そういう特殊な誰かの転生者としての能力を、あたかも一つの魔法みたいに軽く出せるやつはオールぐらいやろ」
「しかしもちろん弱点もある。想像した能力に適したものを自動で使えるその全能には、想像できないものは使えないという限界があるんだ。……例えば、君のその七色の盾を、例えば百色にできるかやってみなさい」
リーダーの言葉通りに百枚のシールドを重ねた球状の盾を想像して発動してみる。しかし発動された魔法はほどいもので、ぐちゃぐちゃのよくわからないたくさんの膜が僕を中心に球状に現れていただけだった。
「ほいっとな」
ダウターがそのたくさんの膜に向けて彼のキューブを動かすと、その膜はほとんど抵抗もできずに次々と破られていった。
「御覧の通り、きちんと想像できていないものを無理に召喚しようとするとろくでもないものができあがる。君はとっさに百色もの色を想像できなかったので、こんなものが出てきてしまったのだ。さっき君が出した効果のわからないランダム魔法のキューブの様に、そういったものは状況を有利にするどころか不利にすることの方が多いだろう」
「そんなもん出すぐらいなら、どっかの誰かの能力なりを借りたほうがいいやろうしな」
「しかし君が今まで嫌というほど経験してきたように、私たち第一世代の天聖者や神々に挑むというのなら、誰かの天聖者の能力を借りたぐらいでは太刀打ちできなことの方が多いだろう」
暴走していたブレイカーの姿を思い出す。彼女を取り巻く力の渦や、細い腕から繰り出される重撃の連打に対抗賭しようとしても、僕に出来るんのはそれをただよけ続ける事だけだった。それはつまり、この転生世界のどんな能力を用いたとしても、彼女に対抗するには逃げるしかなかったことを意味するのだ。
「しかし君の全能はそんな短所をはるかに超えるメリットを持っている」
リーダーは導きの扉を召喚するとそれを開き、中に入るように促す。望み通りその中に入ると、そこは今まで通ってきた世界と同じ、ブレイカーによって崩壊した世界だった。
「一万七千百四十一番目の世界だ。オールにはここを一瞬で直してもらう」
彼の無茶な要求にも驚きはない。今までのことから僕が考えた通り、もし僕の全能が卑下し続けてきた制約ばかりの役立たずな能力ではなく、転生世界の全ての能力を借りたうえでさらに進化させることができるものなのだとしたら……
「メディカルキュアコピーブレイクアウトレコード」
そう。具体的に想像できる物を使えるのだとしたら、一度発動させたことのある能力は全て既知のものであり想像可能なものだ。あとは既知の能力に、他の既知の能力をくっつけたり引いたりして『一つ』にしてやればいいのだ。
過去の全てを記すアカシックレコードを、過去の医学の全てを記すメディカルレコードに変える。そのメディカルレコード自体に解毒の呪符の効果を持たせ、自動複製された瞬間に世界各地に飛び散るようにする。
僕が一つずつ順番に発動していた能力を、無理や矛盾なく想像と頭の処理が追いつく範囲で一まとめにしてやればいい。僕が特別なレコードを召喚した瞬間、それは僕の期待を裏切ることなく完全に役目を果たし、一万七千百四十一番目の世界は一瞬のうちにあるべき姿へ戻っていった。
(まさに全能だ……)
これはかなり応用が効くだろうし、なんといっても都合が良すぎる能力だ。まさに全能と称するに相応しいだろう。自分の能力に対する興味はムクムクと増大していき、様々な魔法を試してみたくてしょうがなくなる。
この新しい無限の可能性に、もしかして僕は神に互するのではないかと醜く顔を歪ませたその時、そんな僕の自尊心と驕りを粉々に砕くための一撃がリーダーから放たれたのだった。
そう、僕は七つのシールドを同時に出して、しかもそれを自分の思う通りに操作していたのだ。この技は僕は自分自身の全能も、過去の天聖者であった時のことも完全に忘れていた時に自分で考えて使っていたものなので、転生世界にある誰かの能力を借りて発動させているわけではないはずだ。
それを理解した上で、もう一度ダウターの様にいくつかの魔法を綺麗に組み合わせたキューブを出現させてみようとする。
(やっぱりだめか……)
しかし召喚したそれはさっきまでと同じように、どこか欠けていたり形が不揃いの出来損ないのもののままであった。
(であればなぜ……)
自分で思いついたものでないとダメなのだろうか? 転生世界にもパクリを禁止する謎の力が働いていたり?
(可能性がないわけじゃない)
ダウターを救う為に何度も繰り返しをしていた時、そしてダウターを救う事に失敗した時には、毎回空にダウターが光の力を失った事をアナウンスする謎の文字が現れていた。あの時は彼を何とかして救おうと必死だったので気にも留めていなかったが、この世界にまだまだ僕の知らないルールや設定があってもおかしくはないのだ。
(しかし今はとにかくなんでも試すしかない)
ライトからそれぞれ赤黄色青のビームを出す信号機……出せた。色とりどりの折り鶴を召喚して動かす……折り鶴はかなりのスピードで量産できたが一つずつしかでなかったし、一度に動かせる量や精度にかなりの制限があった。百発を超えるミサイルやレーザーや機関銃を一度に打ち出す巨大発射装置……出せた。
(なるほど……少しずつ分かってきたかもしれない)
五つの乗り物を合体させてつくる巨大ロボット。乗り物は一つずつしか出なかったし、合体にも時間がかかった。
五つの乗り物に分裂できる巨大ロボット。出せたし分裂も同時にできた。
(つまり……)
僕が自分で考えて同時に召喚できる物というのは、『一つ』ということなのだ。どれだけ簡単で単純なものでも数を出すには一定の時間がかかるが、一つという体裁さえ保っているのなら、どれほど多機能なものでも召喚することができる。
もう一度ダウターのようなルービックキューブを出そうとしてみる。たくさんの魔法を組み合わせるのではなく、各マス目がそれぞれ違う魔法の効果を持った一つのキューブをを召喚するのだ。
「出せた!」
思わず大きな声が出る。自分の右手の上にはダウターの物と比べても遜色ないキューブが浮かんでいた。
「リーダー、あれだけできたらもうええんちゃいますか?」
「そうだね。中途半端な力は自分を不利にするばかりだ」
後ろから二人の声が聞こえた。彼らは僕に近づき、僕の召喚したキューブをまじまじと見つめる。
「形だけはよおできとるなあ」
ダウターが笑いながら言う。形だけ、と言った彼に少しだけムッとするが、確かにこれは形だけの残念魔法だ。
「中身がめちゃくちゃだね」
そう、僕が一度に想像できたのはキューブのそれぞれのマスが別の効果を持った魔法ということだけで、それぞれがどんな魔法かまでは考えられなかった。攻撃かバフかもわからない様々な魔法の塊のどこに使い道があるというのだろうか。
「ダウターはどうやってあれほど複雑な魔法を制御してるの?」
彼は空中に浮かぶキューブをぶつける攻撃方法の他にも、地面を細かく魔法のフィールドでマス目に区切り、そこを通る者にダメージなどを与えたりもしていた。僕もあの魔法全てが効果のわからないランダムなものだとしたら出すことができるかもしれないが、やはりそれは何の役にも立たないだろう。
「そら俺は自分の覚えてる魔法をちゃんと全部理解してるからな。もちろんこれを精密に動かしたり一瞬で展開するにはそれなりの地頭もいるんやけど、簡単なもんやったら誰でもできるんちゃう?」
(ええっ!)
彼の言葉に少なからず衝撃を受けた。そんな誰にでもできるようなことが僕にはできないのだろうか。
「そんなに落ち込むことはないよ。ダウターは説明が足りなすぎる」
僕の表情の変化に気づいたリーダーが助け舟を出す。
「例えばダウターを始め他の天聖者には、さっき君が試行錯誤していた時の巨大ロボットは造り出せないだろう。あんな破天荒なものを造れるのは、君がこの転生世界の全ての能力を使えるその全能を持っているからだ」
「そやで。あんな合体ロボを出す魔法なんて俺は聞いたこともないからな。そういう特殊な誰かの転生者としての能力を、あたかも一つの魔法みたいに軽く出せるやつはオールぐらいやろ」
「しかしもちろん弱点もある。想像した能力に適したものを自動で使えるその全能には、想像できないものは使えないという限界があるんだ。……例えば、君のその七色の盾を、例えば百色にできるかやってみなさい」
リーダーの言葉通りに百枚のシールドを重ねた球状の盾を想像して発動してみる。しかし発動された魔法はほどいもので、ぐちゃぐちゃのよくわからないたくさんの膜が僕を中心に球状に現れていただけだった。
「ほいっとな」
ダウターがそのたくさんの膜に向けて彼のキューブを動かすと、その膜はほとんど抵抗もできずに次々と破られていった。
「御覧の通り、きちんと想像できていないものを無理に召喚しようとするとろくでもないものができあがる。君はとっさに百色もの色を想像できなかったので、こんなものが出てきてしまったのだ。さっき君が出した効果のわからないランダム魔法のキューブの様に、そういったものは状況を有利にするどころか不利にすることの方が多いだろう」
「そんなもん出すぐらいなら、どっかの誰かの能力なりを借りたほうがいいやろうしな」
「しかし君が今まで嫌というほど経験してきたように、私たち第一世代の天聖者や神々に挑むというのなら、誰かの天聖者の能力を借りたぐらいでは太刀打ちできなことの方が多いだろう」
暴走していたブレイカーの姿を思い出す。彼女を取り巻く力の渦や、細い腕から繰り出される重撃の連打に対抗賭しようとしても、僕に出来るんのはそれをただよけ続ける事だけだった。それはつまり、この転生世界のどんな能力を用いたとしても、彼女に対抗するには逃げるしかなかったことを意味するのだ。
「しかし君の全能はそんな短所をはるかに超えるメリットを持っている」
リーダーは導きの扉を召喚するとそれを開き、中に入るように促す。望み通りその中に入ると、そこは今まで通ってきた世界と同じ、ブレイカーによって崩壊した世界だった。
「一万七千百四十一番目の世界だ。オールにはここを一瞬で直してもらう」
彼の無茶な要求にも驚きはない。今までのことから僕が考えた通り、もし僕の全能が卑下し続けてきた制約ばかりの役立たずな能力ではなく、転生世界の全ての能力を借りたうえでさらに進化させることができるものなのだとしたら……
「メディカルキュアコピーブレイクアウトレコード」
そう。具体的に想像できる物を使えるのだとしたら、一度発動させたことのある能力は全て既知のものであり想像可能なものだ。あとは既知の能力に、他の既知の能力をくっつけたり引いたりして『一つ』にしてやればいいのだ。
過去の全てを記すアカシックレコードを、過去の医学の全てを記すメディカルレコードに変える。そのメディカルレコード自体に解毒の呪符の効果を持たせ、自動複製された瞬間に世界各地に飛び散るようにする。
僕が一つずつ順番に発動していた能力を、無理や矛盾なく想像と頭の処理が追いつく範囲で一まとめにしてやればいい。僕が特別なレコードを召喚した瞬間、それは僕の期待を裏切ることなく完全に役目を果たし、一万七千百四十一番目の世界は一瞬のうちにあるべき姿へ戻っていった。
(まさに全能だ……)
これはかなり応用が効くだろうし、なんといっても都合が良すぎる能力だ。まさに全能と称するに相応しいだろう。自分の能力に対する興味はムクムクと増大していき、様々な魔法を試してみたくてしょうがなくなる。
この新しい無限の可能性に、もしかして僕は神に互するのではないかと醜く顔を歪ませたその時、そんな僕の自尊心と驕りを粉々に砕くための一撃がリーダーから放たれたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる