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第百九十五話 王女、ドラゴニア王国を去る
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「おっちゃーーーーーーーーーーーん!」
クラリスの絶叫が寝室に響き渡る。
「ふあ~~っ。もう子供ではないのだから、静かに起きてくれ」
俺は不愉快そうに、彼女の顔を見上げた。
「ななな、何でそんなに、のんきな顔をしていられるのですか!!」
抑えきれない怒りを俺にぶつけた。
「全く訳が分からないから、落ち着いて説明してくれ」
「ここで私が寝ていた理由は理解出来ています。ですが……それにかこつけて、私の身体にキスをするなんて最低です!!」
そう言って、胸を手で隠しながら首筋から、おっぱいに残った赤い痕を俺に見せ付けた。
「はあ~何を勘違いしているのやら……。迷惑を掛けられたのは、こちらの方なんだが」
俺はおもむろに服をめくり上げ、体中に残ったキスマークを彼女に見せる。
「ふあっ!! おっちゃんは変態ですか!! 破廉恥ですか! 露出狂ですね!」
クラリスが矢継ぎ早に、悪態をつく。
「ふわわわわ、なにお二人とも騒いでいるのですか……もう少し寝かせてくれませんか。……あれ? 私はなんで床下で寝ているのかしら」
床からパトリシア王女がむくりと立ち上がる。
「ベッドから転げ落ちたんだよ」
「そうでしたか……でもおっちゃんの部屋で寝たのはどうして……はは、マリーサさんに二人が運ばれたとき、私もベッドに転がり込んでしまったのを思い出しました」
そう言って、手をパンと打ち鳴らした。
「どうやら自己解決してくれたみたいで、おっちゃんは嬉しいよ」
「は、話しをそらすな。ふあっ!? パトリシア王女にまで、毒牙をかけるとは言語道断だ」
クラリスはいきり立っているが、俺は彼女が何を怒っているのか分からないという風に、眉をひそめて首を傾げる。
「クラリスさん、おっちゃんが私に何をしたんですか!?」
そう言って、パトリシアが俺をまじまじと見た。
「王女様の首筋に沢山のキスマークが付いているんだぞ」
「……。それってクラリスさんが酔っぱらって、私とおっちゃんに口づけをしまくって……」
彼女はその赤い跡を目を細めながらじっと見つめる――
「ーーーーつ」
彼女の身体が、みるみる赤く染まって行くのが分かる。
「おまえが俺たちに付けた痕だな」
「ですよね」
俺と彼女はお互いを見つめて頷いた。そのとたん、クラリスは白目を向いて、バタリと後ろにひっくり返ってしまった。
俺はおっぱいを剥き出して、気絶しているクラリスにちらりと目を向けてから、口を開いた。
「悪いがこいつに服を着せてやってくれ」
「はい……また目覚めて、気絶させても可哀想ですしね」
彼女はベッドの隅でくしゃくしゃになっていた、クラリスの服を拾い上げ着せてあげている。俺はそんな残念美人をジト目で見つめるしかなかった。できればその様子をスマホで一枚撮って、残せればという下衆な妄想はした。
全員の着替えが終わり、テーブルで一息つく。俺は手に持った呼び鈴をチリリンと鳴らした。すると直ぐに扉を叩いて、アリッサさんが部屋に入ってくる。
「おはようございます。お二人とも早いお目覚めですね」
「奥に転がっている目覚まし時計のお陰だ。そういや、昨日は世話になったな」
しばらく妙な空気が二人の間に流れた……。
「お構いなく、これもメイドのお仕事です」
彼女はきっぱりと言い切った。
「これからの予定を聞きたいのだけど、教えてくれるか?」
「はい、ではすぐに朝食をお持ちしますね。実は、まだガルシア様が塔にお戻りになっていませんので、そのままここで待機していて下さい」
小さくお辞儀をして、部屋から出て行った。
* * *
「美味しかったです」
パトリシアは、空になった食器を運んでいくアリッサさんにお礼を言った。
「それは良かったです。料理長にその言葉を伝えますね」
慣れた手つきでテキパキとテーブルの食器を片付けていく。
「俺も旨かったと、足しといてくれ」
冗談めかして言ってみた。
「はい、足しときます」
アリッサさんがクスクスと笑った。
「お前も何か言うことが無いのか」
「……」
クラリスは大人気もなく、ぷいっと横を向く。
この俺とクラリスの関係を知らない彼女は、不思議そうな顔で俺たちを見た。俺たちが今日この国を出立するので、クラリスと最後の食事をしようと誘って椅子に座らせたが、食事中一言も話そうとはしなかった。
アリッサさんがクラリスの食器を片付ける際
「同僚に誤解されちゃいました」
髪の毛を少し掻き分け、彼女に赤い痕を見せ付けた。
「申し訳ない」
両手で顔を隠して、ぼそりと謝罪の言葉を口にする。
「ひゃはははは」
俺はそのやり取りを見て手を叩いて笑う。
「泣かしてやる」
俺にしか届かないぐらい小さな声で、クラリスは怨嗟の言葉を呟いた。
お茶と焼き菓子を運んできたので、アリッサさんを交えて歓談する。俺はリザードマン国の情報が知りたくて、彼女に色々と話を聞いてみた。彼女も祖国がまさか隣国に攻められるとは思ってはいなかったので、かなり動揺したという。国に残してきた両親の情報では、占領されてはいるものの、生活が大きく変わってはいないと知らされている。ただ、これから税が倍になるとか、不安な事はかなりあるそうだ。
何回目か、ポットのお茶が入れ替わったとき、アリッサさんが席から離れ、直ぐに戻ってきた。
「竜王様がお呼びです」
ようやく竜王ガルムから呼び出しがかかる。そうして俺たちは竜王の居る別室に通され事になった。
「お二人とも大変待たせてしまったな。喜んでくれ魔王様と連絡がついたので、面会を許されたぞ」
竜王が笑顔で俺たちを迎える。
「ありがとうございます」
彼女は竜王に頭を下げ、感謝の意を表した。
「俺からもお礼を言わせて貰う」
「ははは、おっちゃんらしくもない」
竜王は俺の肩を叩いて笑う。
「で、魔王様とはいつ会えるんだ」
「すぐにでも会えるぞ……というより直ぐにでも行く方が好印象だ」
竜王の隣に座っている、ガルシアが答える。
「このまま。わしがお前たちを運んでも良いが、流石にすぐに飛び立つのは無理がある。ここにクラリスが来ているそうだな。だから彼女を魔王城に案内させようと思う」
「魔王様に失礼でなければ、特に問題ない」
――――俺たちは慌てて荷造りを済ませて、塔の外に出た。
クラリスは真っ赤な竜に変わり、大きな翼を二度三度と羽ばたかせた。初めてその姿を見た、パトリシアは腰を抜かすほど驚いていた。
俺は腰を屈めた赤竜の背にある荷台の上によじ登った。そこで少し問題が起きる。パトリシアが上手く荷台まで登ることが出来なかった。従者に担がれて何度か登ろうとしたが、彼女の細腕では無理だと結論付ける。
「仕方がない」
と、ガルシアがそう言うと、赤竜の倍以上の大きさに変わる。そうして彼女の身体をむずりとつかんで、荷台に運んだ。
「ふえええ、怖かったです」
パトリシアは真っ青な顔をしながら、御台に入ってきた。
「飛び立つから、舌を噛むなよ」
荷台の外からクラリスの声が聞こえてきた。ばさばさと大きな翼をはためかせ、赤竜は大空を舞った――
パトリシアは荷台の窓から、かじり付くように外の景色を見ている。
「す、凄いです! 地上の建物が小さく玩具みたいに見えます」
赤竜は空中を旋回しドラゴニア王国を飛び立った――
―― かに思えたが、高度が急に下がっていく。彼女の身に何か起こったのか心配すると、窓から外を覗くと地上にみるみる近づいていく」
「クラリス! 大丈夫か!?」
俺は荷台の中から大声を上げたが、返事は帰ってこなかった。すると荷台がズシリと軽く揺れ地面に着いたのが分かる。
「クラリス、迎えに来てくれたの」
懐かしい声が、荷台の外から聞こえてきた。
「姫様、いまお客様を運んでいる最中なので乗せられないのです」
「なんだ……それならどうしてここに降りてきたの」
エメラルドグリーンの髪の毛を、肩まで伸ばした小さな竜族の子供が、クラリスに尋ねた。
「暫く会っていなかったので、姫様の顔が見たかったからですよ」
そう、彼女は言った……。
「えへへ、数日しか経ってないのに、寂しがりやさんね」
ソラは笑顔で笑った。
「また、後で迎えに参ります」
「またねーーーーーぇ」
ソラが何度も何度も、俺に向けて手を振る。そのソラの姿が小さく消えるまで、俺は見続けた。
「ふん! 泣かせてやったぞ」
その言葉が、赤竜の翼の音で掻き消されていく――――
クラリスの絶叫が寝室に響き渡る。
「ふあ~~っ。もう子供ではないのだから、静かに起きてくれ」
俺は不愉快そうに、彼女の顔を見上げた。
「ななな、何でそんなに、のんきな顔をしていられるのですか!!」
抑えきれない怒りを俺にぶつけた。
「全く訳が分からないから、落ち着いて説明してくれ」
「ここで私が寝ていた理由は理解出来ています。ですが……それにかこつけて、私の身体にキスをするなんて最低です!!」
そう言って、胸を手で隠しながら首筋から、おっぱいに残った赤い痕を俺に見せ付けた。
「はあ~何を勘違いしているのやら……。迷惑を掛けられたのは、こちらの方なんだが」
俺はおもむろに服をめくり上げ、体中に残ったキスマークを彼女に見せる。
「ふあっ!! おっちゃんは変態ですか!! 破廉恥ですか! 露出狂ですね!」
クラリスが矢継ぎ早に、悪態をつく。
「ふわわわわ、なにお二人とも騒いでいるのですか……もう少し寝かせてくれませんか。……あれ? 私はなんで床下で寝ているのかしら」
床からパトリシア王女がむくりと立ち上がる。
「ベッドから転げ落ちたんだよ」
「そうでしたか……でもおっちゃんの部屋で寝たのはどうして……はは、マリーサさんに二人が運ばれたとき、私もベッドに転がり込んでしまったのを思い出しました」
そう言って、手をパンと打ち鳴らした。
「どうやら自己解決してくれたみたいで、おっちゃんは嬉しいよ」
「は、話しをそらすな。ふあっ!? パトリシア王女にまで、毒牙をかけるとは言語道断だ」
クラリスはいきり立っているが、俺は彼女が何を怒っているのか分からないという風に、眉をひそめて首を傾げる。
「クラリスさん、おっちゃんが私に何をしたんですか!?」
そう言って、パトリシアが俺をまじまじと見た。
「王女様の首筋に沢山のキスマークが付いているんだぞ」
「……。それってクラリスさんが酔っぱらって、私とおっちゃんに口づけをしまくって……」
彼女はその赤い跡を目を細めながらじっと見つめる――
「ーーーーつ」
彼女の身体が、みるみる赤く染まって行くのが分かる。
「おまえが俺たちに付けた痕だな」
「ですよね」
俺と彼女はお互いを見つめて頷いた。そのとたん、クラリスは白目を向いて、バタリと後ろにひっくり返ってしまった。
俺はおっぱいを剥き出して、気絶しているクラリスにちらりと目を向けてから、口を開いた。
「悪いがこいつに服を着せてやってくれ」
「はい……また目覚めて、気絶させても可哀想ですしね」
彼女はベッドの隅でくしゃくしゃになっていた、クラリスの服を拾い上げ着せてあげている。俺はそんな残念美人をジト目で見つめるしかなかった。できればその様子をスマホで一枚撮って、残せればという下衆な妄想はした。
全員の着替えが終わり、テーブルで一息つく。俺は手に持った呼び鈴をチリリンと鳴らした。すると直ぐに扉を叩いて、アリッサさんが部屋に入ってくる。
「おはようございます。お二人とも早いお目覚めですね」
「奥に転がっている目覚まし時計のお陰だ。そういや、昨日は世話になったな」
しばらく妙な空気が二人の間に流れた……。
「お構いなく、これもメイドのお仕事です」
彼女はきっぱりと言い切った。
「これからの予定を聞きたいのだけど、教えてくれるか?」
「はい、ではすぐに朝食をお持ちしますね。実は、まだガルシア様が塔にお戻りになっていませんので、そのままここで待機していて下さい」
小さくお辞儀をして、部屋から出て行った。
* * *
「美味しかったです」
パトリシアは、空になった食器を運んでいくアリッサさんにお礼を言った。
「それは良かったです。料理長にその言葉を伝えますね」
慣れた手つきでテキパキとテーブルの食器を片付けていく。
「俺も旨かったと、足しといてくれ」
冗談めかして言ってみた。
「はい、足しときます」
アリッサさんがクスクスと笑った。
「お前も何か言うことが無いのか」
「……」
クラリスは大人気もなく、ぷいっと横を向く。
この俺とクラリスの関係を知らない彼女は、不思議そうな顔で俺たちを見た。俺たちが今日この国を出立するので、クラリスと最後の食事をしようと誘って椅子に座らせたが、食事中一言も話そうとはしなかった。
アリッサさんがクラリスの食器を片付ける際
「同僚に誤解されちゃいました」
髪の毛を少し掻き分け、彼女に赤い痕を見せ付けた。
「申し訳ない」
両手で顔を隠して、ぼそりと謝罪の言葉を口にする。
「ひゃはははは」
俺はそのやり取りを見て手を叩いて笑う。
「泣かしてやる」
俺にしか届かないぐらい小さな声で、クラリスは怨嗟の言葉を呟いた。
お茶と焼き菓子を運んできたので、アリッサさんを交えて歓談する。俺はリザードマン国の情報が知りたくて、彼女に色々と話を聞いてみた。彼女も祖国がまさか隣国に攻められるとは思ってはいなかったので、かなり動揺したという。国に残してきた両親の情報では、占領されてはいるものの、生活が大きく変わってはいないと知らされている。ただ、これから税が倍になるとか、不安な事はかなりあるそうだ。
何回目か、ポットのお茶が入れ替わったとき、アリッサさんが席から離れ、直ぐに戻ってきた。
「竜王様がお呼びです」
ようやく竜王ガルムから呼び出しがかかる。そうして俺たちは竜王の居る別室に通され事になった。
「お二人とも大変待たせてしまったな。喜んでくれ魔王様と連絡がついたので、面会を許されたぞ」
竜王が笑顔で俺たちを迎える。
「ありがとうございます」
彼女は竜王に頭を下げ、感謝の意を表した。
「俺からもお礼を言わせて貰う」
「ははは、おっちゃんらしくもない」
竜王は俺の肩を叩いて笑う。
「で、魔王様とはいつ会えるんだ」
「すぐにでも会えるぞ……というより直ぐにでも行く方が好印象だ」
竜王の隣に座っている、ガルシアが答える。
「このまま。わしがお前たちを運んでも良いが、流石にすぐに飛び立つのは無理がある。ここにクラリスが来ているそうだな。だから彼女を魔王城に案内させようと思う」
「魔王様に失礼でなければ、特に問題ない」
――――俺たちは慌てて荷造りを済ませて、塔の外に出た。
クラリスは真っ赤な竜に変わり、大きな翼を二度三度と羽ばたかせた。初めてその姿を見た、パトリシアは腰を抜かすほど驚いていた。
俺は腰を屈めた赤竜の背にある荷台の上によじ登った。そこで少し問題が起きる。パトリシアが上手く荷台まで登ることが出来なかった。従者に担がれて何度か登ろうとしたが、彼女の細腕では無理だと結論付ける。
「仕方がない」
と、ガルシアがそう言うと、赤竜の倍以上の大きさに変わる。そうして彼女の身体をむずりとつかんで、荷台に運んだ。
「ふえええ、怖かったです」
パトリシアは真っ青な顔をしながら、御台に入ってきた。
「飛び立つから、舌を噛むなよ」
荷台の外からクラリスの声が聞こえてきた。ばさばさと大きな翼をはためかせ、赤竜は大空を舞った――
パトリシアは荷台の窓から、かじり付くように外の景色を見ている。
「す、凄いです! 地上の建物が小さく玩具みたいに見えます」
赤竜は空中を旋回しドラゴニア王国を飛び立った――
―― かに思えたが、高度が急に下がっていく。彼女の身に何か起こったのか心配すると、窓から外を覗くと地上にみるみる近づいていく」
「クラリス! 大丈夫か!?」
俺は荷台の中から大声を上げたが、返事は帰ってこなかった。すると荷台がズシリと軽く揺れ地面に着いたのが分かる。
「クラリス、迎えに来てくれたの」
懐かしい声が、荷台の外から聞こえてきた。
「姫様、いまお客様を運んでいる最中なので乗せられないのです」
「なんだ……それならどうしてここに降りてきたの」
エメラルドグリーンの髪の毛を、肩まで伸ばした小さな竜族の子供が、クラリスに尋ねた。
「暫く会っていなかったので、姫様の顔が見たかったからですよ」
そう、彼女は言った……。
「えへへ、数日しか経ってないのに、寂しがりやさんね」
ソラは笑顔で笑った。
「また、後で迎えに参ります」
「またねーーーーーぇ」
ソラが何度も何度も、俺に向けて手を振る。そのソラの姿が小さく消えるまで、俺は見続けた。
「ふん! 泣かせてやったぞ」
その言葉が、赤竜の翼の音で掻き消されていく――――
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