195 / 229
第百九十六話 魔王城【其の一】
しおりを挟む
魔王城を上空から見ると、城を中心に大きな道路が八方に広がって都市が形成されている。全ての物流があたかも、魔王の所に全て集まるそんな仕組みに思えた。二人を乗せた赤竜がその中心地へとゆっくりと降下していく。そうして俺たちは魔王城と呼ばれる建物の敷地に降り立った。
パトリシアを担いで赤竜から降りると、地面は綺麗に刈り取られた緑の芝生で覆われていた。
「お待ちしておりました。人間の皆様方」
そう言って、メイドが俺たちに丁寧な挨拶をする。驚いたことにメイドの顔は、ネコ科の動物そのものであり、例えるなら尖った耳が特徴のカラカルに似ていた。
「初めまして、私ローランツ王国の第二王女パトリシアと申します」
「魔王様の使いのアナベルですにゃ。魔王様がお待ちですので、私の後についてくるのにゃ。竜王様の使いの方、後はこちらで対応しますので、お帰り下さいですにゃ」
「私も一緒に……」
「お帰り下さいにゃ」
有無を言わせぬ口調で、アナベルはクラリスにもう一度告げた。
「クラリス、心配してくれてありがとうな。ここまで連れてきてくれたことで十分だ。竜王様に俺たちが無事に魔王様に会えたことを伝えてくれ」
彼女に別れを告げた。
「話はすんだのかにゃ」
「済まない、時間を取らせたな」
黒いスカートから尻尾がふりふりと動くのを玩味して、メイドの案内で魔王城の扉をくぐる。
城内に衛兵は不思議と見当たらず、メイド服を着た獣人たちが、通路にずらりと並びお辞儀をしていた。俺は気恥ずかしそうにその中を歩いていく。大広間を抜けると、幾つかの部屋に別れており、その中の青く装飾された扉の前で、アナベルが止まった。
「魔王様、人間たちを連れて来ましたにゃ」
彼女は扉を開いて、先に入るようにと手で合図した。
部屋に入ると俺たちの目に飛び込んできたのは、肘掛け椅子に腰を下ろし、足をクロスで組みながら頬に手を当てて、青い瞳でこちらをじっと見る魔王本人だった。魔王の姿は、透明感のあるパールの髪の毛が腰まで伸びており、中性的な顔立ちのため、俺には性別が分からない。
「待ちかねたぞ人間」
魔王は開口一番、こう言ってきた。
「初めまして、私ローランツ王国の第二王女パトリシアと申します。この度は魔王様にお願いがあり、訪問せて頂きました」
パトリシアが深々と頭を下げる。
「であるか……。その横の小汚い男は付き人か?」
「私、人間国で冒険者を生業としている、静岡音茶と申します。おっちゃんで名が通っております。今回はパトリシア王女の依頼で、魔王様の案内役として付き従ってきました。」
「であるか……。パトリシアとやら、用件を話してみせい」
「一月後に、我が国の第一王子のカティアが王になります。彼は戴冠したのち魔王様に戦争を仕掛ける事が、閣議で決まっております。まずは早急にそのことを伝えたくて魔王様の所に参りました」
「人間がわれに戦争を吹っかけると……正気なのか」
「はい、間違いない情報です」
「四十万の軍勢がわれに勝てなかったのだから、今回はさぞ人を集めて来るのだろうな」
「八十万人は下らないと聞いております」
「百年間でよく増やしたものだな」
魔王はその数を聞いても微動だにせず、冷たく光る青い目をパトリシアに向けた。
「それと、我が国には新兵器があります」
俺は床に置いてあった木箱を持ち上げ、魔王に差し出した。魔王は木箱を開けその中身を取り出した。
「鉄砲という兵器です。その筒状の先から、鉛の球が飛び出し相手を殺傷させます。二百メートル先の甲冑も突き抜けます」
「ほほう、これは鉄砲というのか」
今まで全く彼女に対して、表情を変えていない魔王の顔が、微妙に崩れたのを俺は見逃さなかった。
「この兵器の数はどれぐらい用意されるのか」
鉄砲を弄りながら魔王が尋ねる。
「兄の話では、すでに一万挺は用意しているという話です」
「それは怖いな……で、そちは何が望みなのだ」
「私と部下の身の安全を保証して頂きたいのです」
パトリシアは緑の瞳を魔王に向け、力強い声で告げた。
「祖国を裏切り、我が陣営にて戦うというのか?」
「そ、それは……」
パトリシアは言葉が詰まって出てこない
「それなら、お前たちに先陣を任してやろう」
魔王が鼻で笑う。
「……くっ」
パトリシアは俯きながら唇を噛みしめている。
「くくくく。自分の命欲しさに、情報を持ってきた事は咎めはせん。ただ敵に寝返って何も出来ませんでは、お子様の伝言と変わらないとは思わなかったのか。ここまで来れた実力があるのだから、お前も匣に入りたくなければ、何処ぞの国にでも隠れてしまえば、私に見付けられることはないと思うぞ」
魔王はパトリシアを見ながらにこりと笑う。その微笑みには、人を人とも思わない酷薄なものが含まれている。俺もパトリシアが依頼を持ってきたときに、ただのお使いイベントだと割り切って付いて来た。実際、彼女が面と向かって魔王になじられているのを聞くと、何とも言えない気持ちにはなった。
「ああ、申し訳なかった。まだ人間国が負けるとは決まってなかったな。このまま国に帰って、我らと一戦交えて勝機をつかめば問題なかろう。用件はこれで終わりだ、もう何も話すことはないから帰って良いぞ」
「……」
パトリシアは目に涙を一杯溜めて、口を噤むしかなかった。そのとき俺は苦笑いを浮かべて、憔悴しきった彼女に助け船を出すしかないと腹を括る。
「なあ、魔王様。たしかにパトリシア王女はお小様のお使いだが、持ってきた情報の大きさと命ぐらいは、釣り合いが取れているのではないのか?」
俺がそう言うと、魔王は眉をひそめた。
「ほほー、音茶と言ったか……私に意見を具申しているのか」
その言葉を聞いた俺の背筋に、如しようも無い悪寒が走った。
「そんな偉そうな話ではない、ただ同郷のよしみで彼女を救って欲しいと言ってるだけよ」
魔王の圧を少しでも和らげようと、ふざけた体で答えた。
「くくく、われとお前が同郷だと……どの口がほざくのだ!」
その言葉は火に油を注ぎ、周りにいたメイドたちがざわついた。
「眼鏡をかけた小学生ではなくても簡単に判るな。この世界で音茶と名乗っても、同じように発音できた住人は、一人もいなかったの。だから俺の名前はここではおっちゃんだ。それが不思議なことに魔王様から音茶なんて呼ばれたら直ぐにぴんと来るでしょう。しかも百年前から魔人国が急速に文明を発達させたのを、実際に立ち寄って目の当たりにしたら『日本人』が関与していないと、考えない方が不自然だとは思わないか」
しばらくの沈黙のあと、魔王の口からは次のような言葉が出てきた。
「眼鏡をかけた小学生という例えは、言いえて妙だな。で、音茶はわれに、彼女を救えと命令したのか」
俺に乗せられたのを確信した魔王は、落ち着いた口調に戻して言った。
「いや、さらに魔王様に有力な情報を付け加えてやる」
俺は魔王に大きな釣り針を投げかける――
「ほほー、彼女の命に見合う情報をまだ持っているというのか」
「ああ、山賊王、バーサーカー物語、BUSTER×BUSTER……少女漫画以外なら結構話せるぜ。どこまで知っているかは分からねえが、たぶんこちらが持っている情報の方が多いはずだ。因みに山賊王Vは何処まで読んでいる?」
寄せ餌をこれでもかというほど、魔王の口もとに撒く――
「七十巻だ、大切な妹が海兵に焼き殺されたところまでだな」
玉ウキがぴくぴくと反応する――
「俺が知っているのは百三十巻だ!」
震える手をぐっと押さえて、竿を握り締めた――
「アハハハハ! アナベルよ! われと此奴の茶菓子を用意せよ」
魔王の言葉が、室内に大きく響き渡る――
パトリシアを担いで赤竜から降りると、地面は綺麗に刈り取られた緑の芝生で覆われていた。
「お待ちしておりました。人間の皆様方」
そう言って、メイドが俺たちに丁寧な挨拶をする。驚いたことにメイドの顔は、ネコ科の動物そのものであり、例えるなら尖った耳が特徴のカラカルに似ていた。
「初めまして、私ローランツ王国の第二王女パトリシアと申します」
「魔王様の使いのアナベルですにゃ。魔王様がお待ちですので、私の後についてくるのにゃ。竜王様の使いの方、後はこちらで対応しますので、お帰り下さいですにゃ」
「私も一緒に……」
「お帰り下さいにゃ」
有無を言わせぬ口調で、アナベルはクラリスにもう一度告げた。
「クラリス、心配してくれてありがとうな。ここまで連れてきてくれたことで十分だ。竜王様に俺たちが無事に魔王様に会えたことを伝えてくれ」
彼女に別れを告げた。
「話はすんだのかにゃ」
「済まない、時間を取らせたな」
黒いスカートから尻尾がふりふりと動くのを玩味して、メイドの案内で魔王城の扉をくぐる。
城内に衛兵は不思議と見当たらず、メイド服を着た獣人たちが、通路にずらりと並びお辞儀をしていた。俺は気恥ずかしそうにその中を歩いていく。大広間を抜けると、幾つかの部屋に別れており、その中の青く装飾された扉の前で、アナベルが止まった。
「魔王様、人間たちを連れて来ましたにゃ」
彼女は扉を開いて、先に入るようにと手で合図した。
部屋に入ると俺たちの目に飛び込んできたのは、肘掛け椅子に腰を下ろし、足をクロスで組みながら頬に手を当てて、青い瞳でこちらをじっと見る魔王本人だった。魔王の姿は、透明感のあるパールの髪の毛が腰まで伸びており、中性的な顔立ちのため、俺には性別が分からない。
「待ちかねたぞ人間」
魔王は開口一番、こう言ってきた。
「初めまして、私ローランツ王国の第二王女パトリシアと申します。この度は魔王様にお願いがあり、訪問せて頂きました」
パトリシアが深々と頭を下げる。
「であるか……。その横の小汚い男は付き人か?」
「私、人間国で冒険者を生業としている、静岡音茶と申します。おっちゃんで名が通っております。今回はパトリシア王女の依頼で、魔王様の案内役として付き従ってきました。」
「であるか……。パトリシアとやら、用件を話してみせい」
「一月後に、我が国の第一王子のカティアが王になります。彼は戴冠したのち魔王様に戦争を仕掛ける事が、閣議で決まっております。まずは早急にそのことを伝えたくて魔王様の所に参りました」
「人間がわれに戦争を吹っかけると……正気なのか」
「はい、間違いない情報です」
「四十万の軍勢がわれに勝てなかったのだから、今回はさぞ人を集めて来るのだろうな」
「八十万人は下らないと聞いております」
「百年間でよく増やしたものだな」
魔王はその数を聞いても微動だにせず、冷たく光る青い目をパトリシアに向けた。
「それと、我が国には新兵器があります」
俺は床に置いてあった木箱を持ち上げ、魔王に差し出した。魔王は木箱を開けその中身を取り出した。
「鉄砲という兵器です。その筒状の先から、鉛の球が飛び出し相手を殺傷させます。二百メートル先の甲冑も突き抜けます」
「ほほう、これは鉄砲というのか」
今まで全く彼女に対して、表情を変えていない魔王の顔が、微妙に崩れたのを俺は見逃さなかった。
「この兵器の数はどれぐらい用意されるのか」
鉄砲を弄りながら魔王が尋ねる。
「兄の話では、すでに一万挺は用意しているという話です」
「それは怖いな……で、そちは何が望みなのだ」
「私と部下の身の安全を保証して頂きたいのです」
パトリシアは緑の瞳を魔王に向け、力強い声で告げた。
「祖国を裏切り、我が陣営にて戦うというのか?」
「そ、それは……」
パトリシアは言葉が詰まって出てこない
「それなら、お前たちに先陣を任してやろう」
魔王が鼻で笑う。
「……くっ」
パトリシアは俯きながら唇を噛みしめている。
「くくくく。自分の命欲しさに、情報を持ってきた事は咎めはせん。ただ敵に寝返って何も出来ませんでは、お子様の伝言と変わらないとは思わなかったのか。ここまで来れた実力があるのだから、お前も匣に入りたくなければ、何処ぞの国にでも隠れてしまえば、私に見付けられることはないと思うぞ」
魔王はパトリシアを見ながらにこりと笑う。その微笑みには、人を人とも思わない酷薄なものが含まれている。俺もパトリシアが依頼を持ってきたときに、ただのお使いイベントだと割り切って付いて来た。実際、彼女が面と向かって魔王になじられているのを聞くと、何とも言えない気持ちにはなった。
「ああ、申し訳なかった。まだ人間国が負けるとは決まってなかったな。このまま国に帰って、我らと一戦交えて勝機をつかめば問題なかろう。用件はこれで終わりだ、もう何も話すことはないから帰って良いぞ」
「……」
パトリシアは目に涙を一杯溜めて、口を噤むしかなかった。そのとき俺は苦笑いを浮かべて、憔悴しきった彼女に助け船を出すしかないと腹を括る。
「なあ、魔王様。たしかにパトリシア王女はお小様のお使いだが、持ってきた情報の大きさと命ぐらいは、釣り合いが取れているのではないのか?」
俺がそう言うと、魔王は眉をひそめた。
「ほほー、音茶と言ったか……私に意見を具申しているのか」
その言葉を聞いた俺の背筋に、如しようも無い悪寒が走った。
「そんな偉そうな話ではない、ただ同郷のよしみで彼女を救って欲しいと言ってるだけよ」
魔王の圧を少しでも和らげようと、ふざけた体で答えた。
「くくく、われとお前が同郷だと……どの口がほざくのだ!」
その言葉は火に油を注ぎ、周りにいたメイドたちがざわついた。
「眼鏡をかけた小学生ではなくても簡単に判るな。この世界で音茶と名乗っても、同じように発音できた住人は、一人もいなかったの。だから俺の名前はここではおっちゃんだ。それが不思議なことに魔王様から音茶なんて呼ばれたら直ぐにぴんと来るでしょう。しかも百年前から魔人国が急速に文明を発達させたのを、実際に立ち寄って目の当たりにしたら『日本人』が関与していないと、考えない方が不自然だとは思わないか」
しばらくの沈黙のあと、魔王の口からは次のような言葉が出てきた。
「眼鏡をかけた小学生という例えは、言いえて妙だな。で、音茶はわれに、彼女を救えと命令したのか」
俺に乗せられたのを確信した魔王は、落ち着いた口調に戻して言った。
「いや、さらに魔王様に有力な情報を付け加えてやる」
俺は魔王に大きな釣り針を投げかける――
「ほほー、彼女の命に見合う情報をまだ持っているというのか」
「ああ、山賊王、バーサーカー物語、BUSTER×BUSTER……少女漫画以外なら結構話せるぜ。どこまで知っているかは分からねえが、たぶんこちらが持っている情報の方が多いはずだ。因みに山賊王Vは何処まで読んでいる?」
寄せ餌をこれでもかというほど、魔王の口もとに撒く――
「七十巻だ、大切な妹が海兵に焼き殺されたところまでだな」
玉ウキがぴくぴくと反応する――
「俺が知っているのは百三十巻だ!」
震える手をぐっと押さえて、竿を握り締めた――
「アハハハハ! アナベルよ! われと此奴の茶菓子を用意せよ」
魔王の言葉が、室内に大きく響き渡る――
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる