208 / 229
第二百九話 その光の先に、未練を届けて
しおりを挟む
二股に分かれた大木の隙間から漏れ出た光を、じっと見つめて立ち尽くす。この中を通れば日本に帰れることを確信した。それと同時に、ここに足を踏み入れたらもう二度と、異世界に戻れないことを覚悟した。
転移先での生活を想像してみた――
仕事休みには、日がな一日漫画やラノベを読みふける。もちろんパソコンの画面は開いたままである。コンビニのスイーツを食べれるぐらいの生活は送っている。たまにサイゼリアや牛角でささやかな贅沢もする。忘れていた……一番大好きなうまい棒を袋買いしていつでも食べられるように、机の横に積んでいる。俺はこの日常を当たり前のように受け入れ、淡々と過ごす。
そんな日銭を稼ぐ仕事でも出来そうな生活を、異世界ですることは不可能だ。職場で藪を漕いで道無き道を進み、泥だらけで薬草を狩ることもない。毎日冒険者として働いている労働時間と比べれば、どんな仕事もホワイトに思えるだろう。しかも安価で美味しい物が簡単に手に入る。異世界の生活では決して、口に出来ない食べ物の数々。
山崎のケーキに菓子パン、マクドナルド、ケンタッキー、吉野屋、かつや、すき家、モスバーガー、シャトレーゼ、カール、プリングルス、カラムーチョ、コンソメポテト、ピザポテト、わさビーフ、じゃがりこ、グミ、ホワイトロリータ、ルマンド、ガトーレーズン、板チョコ、ポッキー、源氏パイ、パピコ、スーパーカップ、ハーゲンダッツ、ジャージー牛乳ソフト、爽 、アイスの実、あいすまんじゅう、あずきバー、ガリガリ君、ピノ、パルム、コーラ、オランジーナ、ぐんぐんグルト、ペプシ、ファンタ、スコール、カロリーメイト、ペヤング、好きやねん、カップヌードル、サッポロ一番、赤いきつね、緑のたぬき、ごつ盛り 、チキンラーメン一口目、ミルキー、カルピス、チョコパイ、雪の宿、おにぎりせんべい、ハッピーターン、そしてレイラ――
レイラ!? 最後に彼女の顔が浮かんできた……。俺は同じ並びに彼女の名前が出てきたことに苦笑し、頬から一筋の涙がこぼれ落ちた。
大木の前に二王立ちし、俺は大きく息を吸った。そして懐から金貨を一枚取り出し、緑の光に向けそれを指で弾いた。
「少ないかもしれないが、革ジャンのお代だ」
金貨は弧を描いて緑の光の中に消えていく。やがて大木の隙間から漏れ出た光は、金貨を飲み込むと徐々に光が薄くなり、役目を終えたかのように静かに消えた。辺りはもう何もなかったかのように、真っ暗な森に戻る。俺は振り返ることもなく、拠点に戻り一夜を明かした。
思ったより気温が下がり、朝早くに目覚めた。テントから出ると地面が夜露に濡れている。昨夜、会社の後輩や妹が夢に出てきた。ただ、なにを話したのか、目覚めと共にその内容が消えてしまった。たぶんたいした内容ではないだろううが、思い出そうと何度も試みた。けれども後輩が笑っているが、どうして笑っていたのか理由は分からず仕舞いで終わる。
拠点を畳み山道をゆっくりと下る。すると目の前に山犬の群れが俺の前に立ち塞がり「グルル」と唸り声を上げた。俺は薙刀を握りしめ、山犬を睨みつけた。この数で一斉に襲いかかってこられれば、大怪我もあり得る。
「ヌオオオオオオオオ!!」
と、腹から力を入れ大声を上げる。リーダーと思しき山犬が、踵を返して立ち去っていく。仲間の山犬たちも、すごすごと尻尾を落として、リーダーの後を追っていく。それを見た俺は笑いながら、薙刀を頭の上でぐるぐると回してイキってみた。
「さあ気を取り直して、我が家に帰ろう――」
そう小さく呟き、俺はタリアの町へ向って足を速めることにした。
* * *
我が家に戻ると汗で汚れた仕事着をその場に脱ぎ捨て、水風呂で身体の汚れを洗い落とす。部屋に戻って、町に出かけるための服に袖を通した。そしてレイラの部屋の扉を勝手に開ける。相変わらず女性の部屋とは思えぬほど、散らかっており、いつものように片付けをしそうになる。
わけあって彼女の部屋から、ある物を探しに部屋に入った。机を開けると、無造作に詰め込まれた彼女の持ち物の一つを選び、ポケットに忍ばせた。同じようにルリとテレサの部屋からも、無断で借り受けることにした。
ギルドに隣接する大通りにある、宝飾店を目指す。そういう店に殆ど縁がなかったので、通りを見回しながら店を探した。いつもは当たり前のように使っている道なのに、宝飾店がすぐに見つからず、結局、通りを歩いている御夫人に、店の場所を尋ねる始末だった。
「いらっしゃいませ」
着飾った若い女性店員が軽く頭を下げて、俺を迎え受ける。
「この店で宝石の加工は、お願い出来るのか?」
「はい、デザインから材料の手配まで、うちで受けさせて頂けます。もし宜しければ、職人を呼びましょうか」
「ああ、そうしてくれ」
店の奥から白髪交じりで眼鏡をかけた、品の良さそうな女性が出てきた。
「初めまして、私この店で宝飾品の加工を担当しているキルカと申します。お客様のご用件をお伺いさせて頂きます」
俺はポケットから雛鳥たちの指輪を取り出した。
「このサイズの指輪を作って欲しい。その指輪の材料なんだが、この石を加工して出来るか尋ねたい」
彼女はその石を俺から受け取って、石を鑑定し始める。
「この材質の宝石は初めてみました。青白磁がとても美しいですね。ただ少々石が薄いので、加工すると指輪の厚みはかなり薄くなりますが、それでも良いでしょうか?」
キルカは俺に、丁寧な口調で聞いてきた。
「壊れなければ問題ない。シンプルな指輪が出来れば十分だ」
余裕ぶって答えを返す。
「見た感じ大丈夫だと思うのですが、もしかしたら強度の足らない可能性もあるので、そのときはどうしましょうか?」
「簡単に割れそうな材質であったら、作るのを止めてくれ。この石を磨いて、指に収まる指輪なら文句は言わない」
「承りました。出来るだけ良い感じに仕上げさせて貰います。この石を削り、磨くだけなので、明後日までには仕上げられるので取りに来て下さい」
「思ったより仕事が早くて助かる。あと、この削った石の欠片と粉は取っておいて欲しい」
俺はほっと息を吐いてから、思い付いたことを口にする。
「はい、そのようにさせて頂きます」
彼女は不思議そうな顔をしながら頷く。
俺は雛鳥たちの指輪と材料を預けて、前金を支払い店から出て行った。
転移先での生活を想像してみた――
仕事休みには、日がな一日漫画やラノベを読みふける。もちろんパソコンの画面は開いたままである。コンビニのスイーツを食べれるぐらいの生活は送っている。たまにサイゼリアや牛角でささやかな贅沢もする。忘れていた……一番大好きなうまい棒を袋買いしていつでも食べられるように、机の横に積んでいる。俺はこの日常を当たり前のように受け入れ、淡々と過ごす。
そんな日銭を稼ぐ仕事でも出来そうな生活を、異世界ですることは不可能だ。職場で藪を漕いで道無き道を進み、泥だらけで薬草を狩ることもない。毎日冒険者として働いている労働時間と比べれば、どんな仕事もホワイトに思えるだろう。しかも安価で美味しい物が簡単に手に入る。異世界の生活では決して、口に出来ない食べ物の数々。
山崎のケーキに菓子パン、マクドナルド、ケンタッキー、吉野屋、かつや、すき家、モスバーガー、シャトレーゼ、カール、プリングルス、カラムーチョ、コンソメポテト、ピザポテト、わさビーフ、じゃがりこ、グミ、ホワイトロリータ、ルマンド、ガトーレーズン、板チョコ、ポッキー、源氏パイ、パピコ、スーパーカップ、ハーゲンダッツ、ジャージー牛乳ソフト、爽 、アイスの実、あいすまんじゅう、あずきバー、ガリガリ君、ピノ、パルム、コーラ、オランジーナ、ぐんぐんグルト、ペプシ、ファンタ、スコール、カロリーメイト、ペヤング、好きやねん、カップヌードル、サッポロ一番、赤いきつね、緑のたぬき、ごつ盛り 、チキンラーメン一口目、ミルキー、カルピス、チョコパイ、雪の宿、おにぎりせんべい、ハッピーターン、そしてレイラ――
レイラ!? 最後に彼女の顔が浮かんできた……。俺は同じ並びに彼女の名前が出てきたことに苦笑し、頬から一筋の涙がこぼれ落ちた。
大木の前に二王立ちし、俺は大きく息を吸った。そして懐から金貨を一枚取り出し、緑の光に向けそれを指で弾いた。
「少ないかもしれないが、革ジャンのお代だ」
金貨は弧を描いて緑の光の中に消えていく。やがて大木の隙間から漏れ出た光は、金貨を飲み込むと徐々に光が薄くなり、役目を終えたかのように静かに消えた。辺りはもう何もなかったかのように、真っ暗な森に戻る。俺は振り返ることもなく、拠点に戻り一夜を明かした。
思ったより気温が下がり、朝早くに目覚めた。テントから出ると地面が夜露に濡れている。昨夜、会社の後輩や妹が夢に出てきた。ただ、なにを話したのか、目覚めと共にその内容が消えてしまった。たぶんたいした内容ではないだろううが、思い出そうと何度も試みた。けれども後輩が笑っているが、どうして笑っていたのか理由は分からず仕舞いで終わる。
拠点を畳み山道をゆっくりと下る。すると目の前に山犬の群れが俺の前に立ち塞がり「グルル」と唸り声を上げた。俺は薙刀を握りしめ、山犬を睨みつけた。この数で一斉に襲いかかってこられれば、大怪我もあり得る。
「ヌオオオオオオオオ!!」
と、腹から力を入れ大声を上げる。リーダーと思しき山犬が、踵を返して立ち去っていく。仲間の山犬たちも、すごすごと尻尾を落として、リーダーの後を追っていく。それを見た俺は笑いながら、薙刀を頭の上でぐるぐると回してイキってみた。
「さあ気を取り直して、我が家に帰ろう――」
そう小さく呟き、俺はタリアの町へ向って足を速めることにした。
* * *
我が家に戻ると汗で汚れた仕事着をその場に脱ぎ捨て、水風呂で身体の汚れを洗い落とす。部屋に戻って、町に出かけるための服に袖を通した。そしてレイラの部屋の扉を勝手に開ける。相変わらず女性の部屋とは思えぬほど、散らかっており、いつものように片付けをしそうになる。
わけあって彼女の部屋から、ある物を探しに部屋に入った。机を開けると、無造作に詰め込まれた彼女の持ち物の一つを選び、ポケットに忍ばせた。同じようにルリとテレサの部屋からも、無断で借り受けることにした。
ギルドに隣接する大通りにある、宝飾店を目指す。そういう店に殆ど縁がなかったので、通りを見回しながら店を探した。いつもは当たり前のように使っている道なのに、宝飾店がすぐに見つからず、結局、通りを歩いている御夫人に、店の場所を尋ねる始末だった。
「いらっしゃいませ」
着飾った若い女性店員が軽く頭を下げて、俺を迎え受ける。
「この店で宝石の加工は、お願い出来るのか?」
「はい、デザインから材料の手配まで、うちで受けさせて頂けます。もし宜しければ、職人を呼びましょうか」
「ああ、そうしてくれ」
店の奥から白髪交じりで眼鏡をかけた、品の良さそうな女性が出てきた。
「初めまして、私この店で宝飾品の加工を担当しているキルカと申します。お客様のご用件をお伺いさせて頂きます」
俺はポケットから雛鳥たちの指輪を取り出した。
「このサイズの指輪を作って欲しい。その指輪の材料なんだが、この石を加工して出来るか尋ねたい」
彼女はその石を俺から受け取って、石を鑑定し始める。
「この材質の宝石は初めてみました。青白磁がとても美しいですね。ただ少々石が薄いので、加工すると指輪の厚みはかなり薄くなりますが、それでも良いでしょうか?」
キルカは俺に、丁寧な口調で聞いてきた。
「壊れなければ問題ない。シンプルな指輪が出来れば十分だ」
余裕ぶって答えを返す。
「見た感じ大丈夫だと思うのですが、もしかしたら強度の足らない可能性もあるので、そのときはどうしましょうか?」
「簡単に割れそうな材質であったら、作るのを止めてくれ。この石を磨いて、指に収まる指輪なら文句は言わない」
「承りました。出来るだけ良い感じに仕上げさせて貰います。この石を削り、磨くだけなので、明後日までには仕上げられるので取りに来て下さい」
「思ったより仕事が早くて助かる。あと、この削った石の欠片と粉は取っておいて欲しい」
俺はほっと息を吐いてから、思い付いたことを口にする。
「はい、そのようにさせて頂きます」
彼女は不思議そうな顔をしながら頷く。
俺は雛鳥たちの指輪と材料を預けて、前金を支払い店から出て行った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる