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第3章
駄目じゃ駄目じゃ
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「娘を返してほしい、とな。駄目じゃ駄目じゃ。」
シルヴェーヌは扇をひらひらと振って、
「あの体はもう、わらわのものだからな。」
ソルトにそう言います。
「違う。彼女の体は、彼女のものだ。」
たちまち、シルヴェーヌのまとう空気が一変します。姿はそのままでも、女性からモンスターになったのです。
「わらわに、はむかうのか?」
シルヴェーヌのその言葉に、ソルトは剣を抜き、
「お前に彼女はわたさない!」
と言って、かまえました。
「人間ごときが、わらわに勝てるとでも思っているのか?」
彼女は手に持っていた扇を一振りしました。すると、ソルトは突然立っていることすら出来なくなりました。上から自分を押さえつける力を、シルヴェーヌは重力と呼びました。
「重力を二倍にしておいたぞ。どうだ、辛かろう?」
モンスターは扇で口元をかくし、ほほほと笑いました。その仕草だけ見ると、貴族のお姫様のようです。
「うん、辛い。」
ソルトは正直に答えて立ち上がりました。体が重いなと思って苦笑いをしました。モンスターはその反応に拍子抜けして、相手のペースに持ち込まれないよう、こほんと咳(せき)を一つし、
「この体ともお別れだからな。思いっきり暴れさせてもらうぞ。」
扇を今度は閉じて振りました。ソルトの背中に、打撃としびれが同時にきました。
「く…。」
シルヴェーヌが得意とする、魔法弾が直撃したのです。
「まだまだ。ほれ。どんどんいくぞよー。」
シルヴェーヌは扇をひらひらと振って、
「あの体はもう、わらわのものだからな。」
ソルトにそう言います。
「違う。彼女の体は、彼女のものだ。」
たちまち、シルヴェーヌのまとう空気が一変します。姿はそのままでも、女性からモンスターになったのです。
「わらわに、はむかうのか?」
シルヴェーヌのその言葉に、ソルトは剣を抜き、
「お前に彼女はわたさない!」
と言って、かまえました。
「人間ごときが、わらわに勝てるとでも思っているのか?」
彼女は手に持っていた扇を一振りしました。すると、ソルトは突然立っていることすら出来なくなりました。上から自分を押さえつける力を、シルヴェーヌは重力と呼びました。
「重力を二倍にしておいたぞ。どうだ、辛かろう?」
モンスターは扇で口元をかくし、ほほほと笑いました。その仕草だけ見ると、貴族のお姫様のようです。
「うん、辛い。」
ソルトは正直に答えて立ち上がりました。体が重いなと思って苦笑いをしました。モンスターはその反応に拍子抜けして、相手のペースに持ち込まれないよう、こほんと咳(せき)を一つし、
「この体ともお別れだからな。思いっきり暴れさせてもらうぞ。」
扇を今度は閉じて振りました。ソルトの背中に、打撃としびれが同時にきました。
「く…。」
シルヴェーヌが得意とする、魔法弾が直撃したのです。
「まだまだ。ほれ。どんどんいくぞよー。」
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