天から二物も三物も与えられ過ぎた俺がダンジョンで青春を取り戻す

黒丸

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驚きの査定額!

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「あ、もしかして少し照れてます?」
「はい、少し。」
素直に答えると、予想外だったのか興梠さんが少し慌てる。
「あっ、えっと、それじゃあ査定しますね!最下級グレードの魔石が…19個で38000円、低位回復薬が2本で40000円、合計78000円です!」
「ええええ!?そんなになるんですか!?」
「ふふふ。いいですね、その反応。だんだん秋月さんが年相応に見えてきました。」
「う…。」
うまくからかわれてる。なんか、可愛い人だな、この人。年上に失礼かもしれないけど。
「まだ研究用途の需要が多いので高額なんです。供給が追いつくまでのボーナスタイムですよ。」
「それにしたって驚きました。予想外ですよ。いい意味でですが。」
「秋月さんだと、うわぁ、それがほぼ時給ですよ。確かに驚きますよね。私も驚きました。」
PCの画面を見ながら時給計算する興梠さん。あれで探索時間もみれるんだ。
それにしても78000円か。洗濯機買えるな。
「えっと、どうします?全部引き取りで大丈夫ですか?」
「あっ、はい。もちろんです。お願いします。」
「はーい。代金は1時間以内に専用口座に振り込まれますから確認してくださいね。」
「聞いてはいましたけど早いですね。支払い。」
「ふふふ、国家事業ですから。今日は美味しいものでも食べてお祝いしてくださいね。」
「あ、いいですね。」
やっぱり牛肉かな。A5ランクの県内産。
「それでは以上です。ばたばたしててすいませんでした。」
「いえ、こちらこそ忙しい時にすいません。」
席を立ち、頭を下げる。
「いえいえ、こちらとしては将来有望な若者に顔が売れて大満足ですよ。これからもよろしくお願いしますね。」
ああ、なんだろう。なんかいいな、こういう会話。
「こちらこそよろしくお願いします。こんな風に誰かと話したの久しぶりだったから…少し嬉しかったです。ありがとうございます。」
と、言ってから気づく。
このお礼ってものすごく微妙じゃないか!?
「ぇあ…はい…。」
ほら、やっぱり興梠さんの反応も微妙だ!
「すいません、それじゃ失礼します。」
「はぃ…」
恥ずかしさのあまり逃げるように受付を離れる。
興梠さんの、「綺麗な子…」という呟きが聞こえてしまったのが余計に恥ずかしかった。
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