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立会人
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「ううう。」
時刻は9時5分。
昨日の中武さんの話だと、そろそろ立会人が到着するはずだ。
俺はすでにフル装備。ブーツまで履いて、さほど広くない玄関で身体を揺すっている。落ち着かない。
「いい加減にしなさい!うっとおしい!」
母さんからそんな酷い言葉も頂いたが、落ち着かないものは落ち着かない。
昨日の中武さんからの電話では、立会人がどんな人かは教えてもらえなかった。
会ってからのお楽しみだそうだ。ふざけんな。
いや、教えてくれないのはまあいい。そのくらいの冗談はあってもいい。
問題はあの人の素性。どう考えても一般人じゃないだろあの人。正直、ムーかアトランティスの関係者でほぼ確定だと思う。
そんな人がコネを使って連れてくる立会人。それが普通の人の訳がない。ものすごい大物が来たらどうしよう。話に聞く"協力者"の27人の誰かとか。
いや、来るのはいいんだ。会えたら嬉しいし。ただ俺って結構ミーハーだから、緊張して実力が出せないとか笑い話にもならない。ほんとにどんな人がくるんだろう…。
はぁ~と溜息をつくと、とうとう庭に車が入ってくる音が聞こえてくる。
じゃりじゃりと車が砂利を踏む音。エンジンが止まりドアが開いて…バンッ!とドアが閉まる音。
優しく閉めてくれるかな。力加減がわかりませんでした。と会話も聞こえてくる。1人は中武さん。もう1人は女の人だ。しかも声が若い。
これは、やっぱり向こうの人で確定かなあ。すぅ~、はぁ~と深呼吸。
ピンポーンとチャイムの音。
「はい。」
扉越しに返事をする。
「あ、秋月君かな?おはよう。中武です。」
鍵を開け、扉を開ける。
「おはようございます。」
「お。その様子だと待ってたみたいだね。」
すでに準備が終わっている俺を見て、そんなことを言う中武さん。
文句のひとつでも言おうかと思ったところで、少し離れて立つ女性が目に入る。
この人がそうか。
かなり綺麗な、というか格好良い人だ。
短くまとめたショートヘアに少し上がった細い眉、切れ長の目。かなり日本人に近い顔立ちをしてる。
と、そこまで観察して思わず目をそらす。いや、目が泳いだ。
胸でかっ!
服はタイトなテーラードっぽいジャケットに色を揃えたパンツ。そのジャケットから白いブラウスに包まれた胸が飛び出してしまっている。
「ほら。秋月くんが目のやり場に困ってるよ。やっぱりその服は胸を強調しすぎなんだって。」
「これは私の数少ない女性的な魅力のひとつです。強調して何が悪いんですか。困るほうが悪いんです。」
訳のわからない理論を展開している。そこまで言われると仕方ないので、もう一度彼女へ目を向ける。
手足には浮かし彫りの入った銀色のガントレットとグリーブ。腰にもベルトで剣が下げられている。ファンタジーっぽい。むしろコスプレっぽい。
「紹介するよ。彼女はレン。今回来てもらった立会人だ。若いけど実力は確かだから。」
時刻は9時5分。
昨日の中武さんの話だと、そろそろ立会人が到着するはずだ。
俺はすでにフル装備。ブーツまで履いて、さほど広くない玄関で身体を揺すっている。落ち着かない。
「いい加減にしなさい!うっとおしい!」
母さんからそんな酷い言葉も頂いたが、落ち着かないものは落ち着かない。
昨日の中武さんからの電話では、立会人がどんな人かは教えてもらえなかった。
会ってからのお楽しみだそうだ。ふざけんな。
いや、教えてくれないのはまあいい。そのくらいの冗談はあってもいい。
問題はあの人の素性。どう考えても一般人じゃないだろあの人。正直、ムーかアトランティスの関係者でほぼ確定だと思う。
そんな人がコネを使って連れてくる立会人。それが普通の人の訳がない。ものすごい大物が来たらどうしよう。話に聞く"協力者"の27人の誰かとか。
いや、来るのはいいんだ。会えたら嬉しいし。ただ俺って結構ミーハーだから、緊張して実力が出せないとか笑い話にもならない。ほんとにどんな人がくるんだろう…。
はぁ~と溜息をつくと、とうとう庭に車が入ってくる音が聞こえてくる。
じゃりじゃりと車が砂利を踏む音。エンジンが止まりドアが開いて…バンッ!とドアが閉まる音。
優しく閉めてくれるかな。力加減がわかりませんでした。と会話も聞こえてくる。1人は中武さん。もう1人は女の人だ。しかも声が若い。
これは、やっぱり向こうの人で確定かなあ。すぅ~、はぁ~と深呼吸。
ピンポーンとチャイムの音。
「はい。」
扉越しに返事をする。
「あ、秋月君かな?おはよう。中武です。」
鍵を開け、扉を開ける。
「おはようございます。」
「お。その様子だと待ってたみたいだね。」
すでに準備が終わっている俺を見て、そんなことを言う中武さん。
文句のひとつでも言おうかと思ったところで、少し離れて立つ女性が目に入る。
この人がそうか。
かなり綺麗な、というか格好良い人だ。
短くまとめたショートヘアに少し上がった細い眉、切れ長の目。かなり日本人に近い顔立ちをしてる。
と、そこまで観察して思わず目をそらす。いや、目が泳いだ。
胸でかっ!
服はタイトなテーラードっぽいジャケットに色を揃えたパンツ。そのジャケットから白いブラウスに包まれた胸が飛び出してしまっている。
「ほら。秋月くんが目のやり場に困ってるよ。やっぱりその服は胸を強調しすぎなんだって。」
「これは私の数少ない女性的な魅力のひとつです。強調して何が悪いんですか。困るほうが悪いんです。」
訳のわからない理論を展開している。そこまで言われると仕方ないので、もう一度彼女へ目を向ける。
手足には浮かし彫りの入った銀色のガントレットとグリーブ。腰にもベルトで剣が下げられている。ファンタジーっぽい。むしろコスプレっぽい。
「紹介するよ。彼女はレン。今回来てもらった立会人だ。若いけど実力は確かだから。」
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