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二人でダンジョンへ
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見ただけで実力がわかる、なんてことはないけど、確かに雰囲気が普通の人とは違う。
でも中武さん。あなたもこんな雰囲気ですよね。
「レン・ディアーラだ。君がソウスケ。アキヅキ・ソウスケか。」
スッと流れるように俺に近づいてきたディアーラさん。
なるほど。こんな動きができるなら確かに強いだろうな。
「はい。秋月です。今日はよろしくお願いします。」
「敬語はいい。歳は同じだと聞いている。」
同じ歳なのか。俺は聞いてないけど。ちらりと中武さんを見る。母さんに挨拶しててこっち見てねえし。
「わかった。今日はよろしく頼むよ。」
「任せてくれ。準備はできているな?」
「ああ。できてる。」
「それならさっそく向かおう。時間が惜しい。」
そう言って母さんへと近づき、頭をさげる。
「お母様。立会人を務めるレンと申します。若輩ではありますが、ご子息は必ず無事に連れ帰ります。」
あらあらあらと顔を赤らめる母さん。
うん、母さんミュージカル好きだもんね。こういう格好いい女の人好きだよね。
「息子をよろしくお願いします。」
落ち着いたのか母さんも頭を下げる。
こういうのって少し恥ずかしいな。
「では向かおう。案内してくれ。」
母さんと中武さんに見送られて裏山のダンジョンへと向かう。
「ディアーラさんは、やっぱりムーの人?」
「レンでいい。君の言うとおり、ムーの住人だ。」
「やっぱりかあ。」
ダンジョンを囲むフェンスを開ける。
「やっぱり、とは?」
「いや、もしかしたらムーの凄い人が来るんじゃないかとは思ってたんだ。そしたら予想通りだった。」
フェンスの中へ入り、コンクリート小屋の鉄扉を開ける。相変わらず獣臭い。
「別に私は凄くはない。それなりにできる方だという自負はあるが。」
平然と否定しているように聞こえたけど、顔を見ると少し赤い。照れてるんだろうか。
「けど、かなり忙しかったんじゃないか?」
「ん、どうしてだ?」
不思議そうな表情。いや、自分で言ってただろ。
「時間が惜しいって言ってなかったっけ?」
「あっ、それか…。すまない。忙しい訳ではないんだ。」
さらに頬が赤くなる。聞かない方がいいことかもしれない。
「ごめん、言いづらいことならいいんだ。早く終わらせよう。」
スマホを取り出し、アプリから探索開始の報告。
「…観光だ。」
ん?
「終わったら観光してもいいと言われたんだ。」
そういうことかぁ。意外な答えに思わず顔がにやける。
「なっ!笑うな!めったに来れないんだから観光したいと思うくらい普通だろう!」
赤い顔で抗議するレン。ムーの住人って言っても普通の人なんだな。
「ごめんごめん。じゃあ早く終わらせよう。」
そう言って、ダンジョンへと飛び降りた。
1層へと続く通路。すぐにレンも降りてくる。うん、身のこなしが軽い。
しかし相変わらず狭いな。この通路も広くしてくれたらいいのに。
でも中武さん。あなたもこんな雰囲気ですよね。
「レン・ディアーラだ。君がソウスケ。アキヅキ・ソウスケか。」
スッと流れるように俺に近づいてきたディアーラさん。
なるほど。こんな動きができるなら確かに強いだろうな。
「はい。秋月です。今日はよろしくお願いします。」
「敬語はいい。歳は同じだと聞いている。」
同じ歳なのか。俺は聞いてないけど。ちらりと中武さんを見る。母さんに挨拶しててこっち見てねえし。
「わかった。今日はよろしく頼むよ。」
「任せてくれ。準備はできているな?」
「ああ。できてる。」
「それならさっそく向かおう。時間が惜しい。」
そう言って母さんへと近づき、頭をさげる。
「お母様。立会人を務めるレンと申します。若輩ではありますが、ご子息は必ず無事に連れ帰ります。」
あらあらあらと顔を赤らめる母さん。
うん、母さんミュージカル好きだもんね。こういう格好いい女の人好きだよね。
「息子をよろしくお願いします。」
落ち着いたのか母さんも頭を下げる。
こういうのって少し恥ずかしいな。
「では向かおう。案内してくれ。」
母さんと中武さんに見送られて裏山のダンジョンへと向かう。
「ディアーラさんは、やっぱりムーの人?」
「レンでいい。君の言うとおり、ムーの住人だ。」
「やっぱりかあ。」
ダンジョンを囲むフェンスを開ける。
「やっぱり、とは?」
「いや、もしかしたらムーの凄い人が来るんじゃないかとは思ってたんだ。そしたら予想通りだった。」
フェンスの中へ入り、コンクリート小屋の鉄扉を開ける。相変わらず獣臭い。
「別に私は凄くはない。それなりにできる方だという自負はあるが。」
平然と否定しているように聞こえたけど、顔を見ると少し赤い。照れてるんだろうか。
「けど、かなり忙しかったんじゃないか?」
「ん、どうしてだ?」
不思議そうな表情。いや、自分で言ってただろ。
「時間が惜しいって言ってなかったっけ?」
「あっ、それか…。すまない。忙しい訳ではないんだ。」
さらに頬が赤くなる。聞かない方がいいことかもしれない。
「ごめん、言いづらいことならいいんだ。早く終わらせよう。」
スマホを取り出し、アプリから探索開始の報告。
「…観光だ。」
ん?
「終わったら観光してもいいと言われたんだ。」
そういうことかぁ。意外な答えに思わず顔がにやける。
「なっ!笑うな!めったに来れないんだから観光したいと思うくらい普通だろう!」
赤い顔で抗議するレン。ムーの住人って言っても普通の人なんだな。
「ごめんごめん。じゃあ早く終わらせよう。」
そう言って、ダンジョンへと飛び降りた。
1層へと続く通路。すぐにレンも降りてくる。うん、身のこなしが軽い。
しかし相変わらず狭いな。この通路も広くしてくれたらいいのに。
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