天から二物も三物も与えられ過ぎた俺がダンジョンで青春を取り戻す

黒丸

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第3層へ

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 話をして気持ちが軽くなったとはいえ、正直、傷口に塩をすり込まれたような気分。

 その鬱憤をダンジョンで晴らす、といきたいところだけどそうはいかないんだよね。

 ダンジョンの魔物は貴重な資源。特に低階層の魔物は先へ進むのが難しい探索者の貴重な生活費になるわけで。

 俺なんかがストレス解消で乱獲してたら大顰蹙をかってしまう。

 それに、倒したら魔石回収しないといけないのもめんどくさい。もう最下級の魔石は値段が下がり始めてるらしいし。

 そんなわけで、倒すゾンビは必要最低限。基本は無視してどんどん先へ進む。

「こいつは、移動が大変だな」

 と、後ろでぼやく勇一さん。

「自転車もってきたらいいんじゃね?」

「こんな場所で乗る勇気はないな……」

「俺もないです」

 今日の目的地の3層まで大体2キロ。乗りたくなる気持ちはわかりますけど。

 でも、これから階層が深くなるたびに移動距離はどんどんのびるんだよね。

「真、大丈夫?」

「うん、大丈夫。ちゃんとジョギングとかしてたんだから」

 俺達のペースに合わせるために、早足で俺の隣を歩く真。

 ほんとに体力ついたなぁ。俺達に比べて荷物が少ないとはいえ、公衆のころからは考えられない。

「頑張ってるよね、真」

「えへっ、うん!」

 嬉しそうにはにかむ。う~ん、小学生くらいにしか見えない。

 そういえば、いつの間にか機嫌よくなってるな。

「あ、宗助くん、2層の入り口見えたよ!」

「ほんとだ」

 通り抜けるだけとはいえ、2層も初めてなんだよね。1層とほとんど変わらないらしいけど。

「流石に緊張してきたな」

「そうだな……」

 振り向くと、3人が固い表情で機動隊が持ってそうな大盾を担ぎなおす。

 今日のメインは勇一さん達だからな。やっぱり緊張するんだ。

「やばい時は宗助がいるし余裕っしょぉ」

 と思ったら、春人さんは春人さんだった。こういうとこすごいよね、この人。

 ん?

 あ……。

「そうですよ。危ない時は俺がフォローしますから!」

 ガチガチじゃないですか春人さん。

 そうだよね。3層から危険度が跳ね上がるわけだし。

 ゾ○ビがドー○オブザ○ッドにリメイクされる感じ。端的に言うとゾンビが走るらしい。全力で。

 そのまま体当たりされるだけでも危ないし、走れるなら力も強くなってるはず。組み付かれたらもっと危ない。

 5層までと違って、死の危険がついてくる。そう。負けたら死ぬんだ。

 怖くない訳がない。俺もあの時、怖かった。

 よし。フォロー、頑張らないと。

「宗助くん、どうしたの?」

 真が少し心配そうだ。

「ん、いや、ちょっと気合入れてた」

「宗助くんでも緊張するんだ?」

「そりゃするよ。けど、なんか真は余裕あるよな」

 一番緊張しそうなイメージなんだけど。

「ボクは後衛だもん。それに皆のこと信じてるし」

「言うなあ」

 ほんとに変わったなぁ、真。

 ついこの間まで、あんなに弱弱しかったのに。

「真にそこまで言われたらな」

「無様は晒せんな……」

 いい感じに気合が入ったらしい。

「まっ、今日は宗助の出番はねえな!」

「期待してます」

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感想 4

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みんなの感想(4件)

ジャック
2019.11.11 ジャック

これは失恋と言うのかね??

2019.11.11 黒丸

言わない気がします!

解除
poyashimi
2019.08.07 poyashimi

218cmってとある伝説のスレのやつでは…

2019.08.07 黒丸

申し訳ありません!その元ネタを知りませんでした!
雑にgoogleで調べて設定しただけなんですよ…

解除
rai37
2019.08.02 rai37

読み始めに気になって…

日付等の数字が右向いたり左向いたりして表示されてます…

自分のケータイの問題でしたらすみません💦

2019.08.02 黒丸

すいません、気づいてませんでした。
縦書きの方ですよね。
調べて訂正します。
指摘いただきありがとうございます。

解除

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