香しきファンタジー、汝の名はなろうなり

ポリティカル・コレクトネス

　えー、表題の件なのですが……。

　「まーた、ツイッターネタか」

　……そうとも言えますが、そればかりではありません。　取り敢えず話を進めていきます。

　ポリティカル・コネクトレスは通称ポリコレと呼ばれておりますが、何の事かと言いますと一言で言えば「差別を無くそう」といった話です。
　詳しくはウィキにもありますので、興味のある方はググってみてください。
　そして、何故ここで取り上げるのかと言いますと、このポリコレ、筆者のように執筆活動を行っている者や、それを読んでいる人達にも決して無関係では無いからです。

　差別を無くそう、と言うのは当たり前の話と言いますか当然の事だと思います。　ただこのポリコレはそれが行き過ぎてしまい、言葉狩りや表現の自由の抑圧に繋がる恐れがあるのです。
　
　具体的な例として、もしかしたら知っておられる方もいるかもしれませんが、アメリアではクリスマスに「メリー・クリスマス」とは言わずに「ハッピー・ホリデー」と言うようになりました。
　理由としては、他宗教の人々に配慮するといった感じです。

　……どうでしょう？　あのアメリカでさえも、メリー・クリスマスが言えないのです。
　自由の国であり、他民族国家と言えども多数の人々がキリスト教であるアメリカでさえもこの有様……。
　ここ日本ではまだ、メリー・クリスマスは禁止にはなっていませんが、時間の問題のように思います。

　後、日本と言えばこの度元号が変わろうとしていますが、「和暦いらない、西暦最高!!」などとのたまっている頭の沸いた人達がいますが、このポリコレによって西暦とてどうなるのか分からないのに、呑気なもんだと思ってしまいます。
　西暦とてキリスト教由来なのですよ……。

　ならば、どうするのか？
　それこそ、宇宙世紀ではありませんが、新な暦を創ろうとする試みがあるかもしれません。
　まあ、ここまで来ると流石に陰謀論めいてしまうのですが、皆さんはどう思いますか？

　巷では最近、批判を受けてＣＭが中止し、ポスターも回収。　高級ブラントとて差別的だと言われて商品の販売を中止する事態になっております。
　段々と窮屈になっていく世の中なのですが、いつＷｅｂ小説界隈も批判されるか分かったものでは無いと感じます。
　いずれにしても情報の収集は欠かせませんので、この話題は後々また取り上げるかもしれませんね。

　それでは皆さん。　また、次の話でお会いしましょう。