香しきファンタジー、汝の名はなろうなり

たくみ

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異世界のエネルギー事情について

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 以前に電気や石油のようなエネルギーについて少し触れたのですが、そういえば異世界のエネルギー事情はどうなっているのか気になったので考察していきます。

 主に中世ヨーロッパの世界観を取り入れている場合は、当然電気は無い訳ですから明かりといえば植物から抽出した油によるランプや、松ヤニを燃やしたたいまつ等になるでしょう。
 動力としても石油が無ければ、運搬は馬や牛のような身近な動物か人力に頼るしかありません。

 産業革命以前の世界観はこんな感じですが、科学技術や交通インフラが発展していない世界に魔物だとか魔王がいたら、一大事になるのは当然と言えば当然の事だと思いますので、ここで冒険者や勇者のような存在は欠かせないですね。 なろうでお馴染みのギルドも大活躍です。

 要はまとまったエネルギーを得られないからこそ、話が成り立っている場合がなろう系の場合は多々あるのですが、ここで”魔法”という概念が加わるとどうなるのでしょう?
 魔法を生活に取り入れている話も多いのですが、筆者が知る限りでは、収納であったり調理の際の火付けだったりとあれば何かと生活に便利なものでサポート程度のものが多かったように思います。
 
 逆に魔法が電気のような恒久的なエネルギーとして描かれている話は見かけませんが、それをしてしまうとその世界の諸々が発展してしまい現実の世界と変わらなくなってしまうのが、問題なのかもしれません。

 核エネルギーみたいなのが出てしまうと、もう魔王云々というか、むしろそっちの方が問題になりそうですが、展開としてはかなり気になるところです。
 
 魔法や魔力の概念にしてみても、個人のものというか各々が持っている力とするのか、世界というか大気に満ちるものであると仮定するかで、話は違ってきます。
 某ファンタジーゲームでは、世界に満ちる魔法の力を人間が枯渇させようとしているので滅ぼす、といった感じの話でしたが、現実の環境問題にも似た部分があります。

 もしかしたら、もう少し話を続けるかもしれませんが、取り敢えずこんな所ですかね。

 また次回、お会いしましょう。
 
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