香しきファンタジー、汝の名はなろうなり

たくみ

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称号と言うより、これもう単なる役職じゃね?

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 今回は筆者が気になった件を考察して行きますが、タイトルにもあるファンタジーではお馴染みの賢者などの称号について語ります。

 いきなりですがまず賢者、の延義とは何でしょう? まあ、書いて字の通り賢き者なので賢者なのだと筆者は思っております。
 「そんなん当たり前やんけ」そう思われる方もいるでしょうね。

 だが、ちょっと待って欲しい。

 なろうにおける賢者とは賢き者、と果たして言えるのでしょうか…。 何を以てして賢いというかにもよりますが、大概は長年に渡る知識の習得と蓄積だったり、頭の回転が良く知恵者だったりとそう言ったものが賢者と呼ばれる所以になると思います。
 そうなると、なろうの場合はどうなの? という疑惑が深まってくるのですが、ぶっちゃけ特典で魔法を沢山覚えて魔力が沢山あって使い放題、というのがテンプレなので正直言って賢者、とは言い難いように思うんですよね。

 これは勇者にも言えた事で、勇気ある者とは言い難い人物がなろうには溢れているように思いますが、○○の勇者と言う事で更に称号がぼやけてしまっており「これもう単なる役職じゃね?」状態になっているのではないでしょうか…。

 因みに前者の場合、特典などで得た知識も個人のものだから賢者と言ったら賢者なの! と言われればそれまでなのですが、これって持っているスマホかPCの高性能をドヤ顔で自慢しているように筆者は感じてしまうのですよ…。

 そんな事も相まって、最早サラリーマンの上位互換でしかないと思ってしまうのですが、そもそも社畜サラリーマンが異世界に転生して賢者になるというのは、転生無しで例えるならばGAFAクラスの会社のCEOになりました、とかになるのでは無いでしょうか?

 当然の如く、それ程の知識や知恵を万人が持ち合わせる訳も無く、神様から与えらでもしない限りは社畜が運営する事は不可能なので、このような例えとなりました。
 
 「ブラック企業に勤める社畜サラリーマンの俺、神様の手違いで死んだのでお詫びに知識チートを授かって、世界第一のIT企業のCEOとして無双します」みたいな感じになりますね。

 う~ん…なろうっぽい。

 また次回お会いしましょう。
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