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第5話 パーティ結成
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初のモンスター討伐を完了したKNMとSAYの2人。
2人が歓喜に心を踊らせていた時2人のいる新緑の草原フィールドに耳をつんざくような連続した銃撃音と歓喜に満ちた声が響いた。
その方向を見れば3人の不思議な姿をした若干ぽっちゃり気味の男が3人居た。
1人は両手剣を持った男、1人はLMG...恐らく、第二次世界大戦初期に使われていたであろう物を装備する男、そして最後の1人はM1911。界隈では言わずと知れた有名な拳銃を装備していた。
「おぉ!A氏初のモンスターキルおめでとうでござる!」
「いやぁ、B氏の完璧なアシストがあったからでやんすよ!」
「いやいや、C氏の完璧な拳銃エイムによる正確な牽制も中々でござりましたよ!」
「デュフフ、B氏にそう言われると照れるなり...」
その口調、体型が相まって彼等は完璧な“オタク3人組”として2人の目には映った。
3人を興味深そうに見ていたからか3人は此方の存在に気付き歩み寄ってきた。
2人はPKプレイヤーだった場合の為警戒しつつも
「こんばんは」
と愛想良く挨拶をした。
「おぉ、こんばんはでござる!」
体型に見合った太い声、元がそうなのだろうかと疑問に思っていてはそれを感じとったのかまた別の男が言葉を放った。
「この声はボイスチェンジ機能を使っているんでやんすよ。ロールプレイングの為でやんすね」
声はボイスチェンジ機能を駆使して変えていると、そしてロールプレイングの為に使っていると。
KNMとSAYは考えの確認の為に互いに目を合わせる。
そして、代表してKNNが口を開いた。
「では、そのオタクっぽい口調や体型はロールプレイングなのですか?」
そんなKNMの質問に今まで口を開いていなかった男が答える。
「そうなり、オタク3人組。私達はオタク三銃士と名乗ってるなり!」
どうやら2人の推察は当たっていたようだ。
「あ、申し遅れたでござるね。私の名前はオタクA」
「私はオタクBでやんす」
「そして、私がオタクCなり。」
一瞬の沈黙の後に3人は名前を名乗ってくれた。
これに答えないなどと言う選択肢は無い。
「俺はKNMそして──」
「俺がSAYだ。よろしくな」
2人とも名乗り、SAYはオタクAに右手を差し出し握手を求めた。
「嗚呼、よろしくでござる。」
オタクAもまた笑顔でSAYの手を握り熱い握手を交わした。
「SAY氏とKNM氏はパーティを組まれているんでやんすか?」
1度始まりの街へ戻り適当な店へと入ったKNM一行は適当な談笑を交わしていた時、オタクBが2人に問い掛けた。
「ええ、そうですね。何を隠そう俺たちは幼馴染ですから!」
オタクBからの質問に答えたのはSAY。
心底楽しそうな口調で答えていた。
「幼馴染...良いなりなぁ...」
「うんうん、いいでござるね。」
その言葉に3人は口元に笑みを浮かべながら呟いた。
「あ、そうだ。1回俺たち5人でパーティ組んでみません?」
そんな時、KNMがふと思い付いた事を口にする。
この雰囲気を暫く感じつつゲームを楽しんでみたい。そんな気持ちからの物であった。
「おぉ!良い提案でござるな!KNM氏!」
「KNM...お前天才か?」
SAY含めそこに居た4人皆がKNMを称えた。
そして、即座にパーティ結成の手続きを終える。
──此処に、新たな5人組パーティが結成された。
2人が歓喜に心を踊らせていた時2人のいる新緑の草原フィールドに耳をつんざくような連続した銃撃音と歓喜に満ちた声が響いた。
その方向を見れば3人の不思議な姿をした若干ぽっちゃり気味の男が3人居た。
1人は両手剣を持った男、1人はLMG...恐らく、第二次世界大戦初期に使われていたであろう物を装備する男、そして最後の1人はM1911。界隈では言わずと知れた有名な拳銃を装備していた。
「おぉ!A氏初のモンスターキルおめでとうでござる!」
「いやぁ、B氏の完璧なアシストがあったからでやんすよ!」
「いやいや、C氏の完璧な拳銃エイムによる正確な牽制も中々でござりましたよ!」
「デュフフ、B氏にそう言われると照れるなり...」
その口調、体型が相まって彼等は完璧な“オタク3人組”として2人の目には映った。
3人を興味深そうに見ていたからか3人は此方の存在に気付き歩み寄ってきた。
2人はPKプレイヤーだった場合の為警戒しつつも
「こんばんは」
と愛想良く挨拶をした。
「おぉ、こんばんはでござる!」
体型に見合った太い声、元がそうなのだろうかと疑問に思っていてはそれを感じとったのかまた別の男が言葉を放った。
「この声はボイスチェンジ機能を使っているんでやんすよ。ロールプレイングの為でやんすね」
声はボイスチェンジ機能を駆使して変えていると、そしてロールプレイングの為に使っていると。
KNMとSAYは考えの確認の為に互いに目を合わせる。
そして、代表してKNNが口を開いた。
「では、そのオタクっぽい口調や体型はロールプレイングなのですか?」
そんなKNMの質問に今まで口を開いていなかった男が答える。
「そうなり、オタク3人組。私達はオタク三銃士と名乗ってるなり!」
どうやら2人の推察は当たっていたようだ。
「あ、申し遅れたでござるね。私の名前はオタクA」
「私はオタクBでやんす」
「そして、私がオタクCなり。」
一瞬の沈黙の後に3人は名前を名乗ってくれた。
これに答えないなどと言う選択肢は無い。
「俺はKNMそして──」
「俺がSAYだ。よろしくな」
2人とも名乗り、SAYはオタクAに右手を差し出し握手を求めた。
「嗚呼、よろしくでござる。」
オタクAもまた笑顔でSAYの手を握り熱い握手を交わした。
「SAY氏とKNM氏はパーティを組まれているんでやんすか?」
1度始まりの街へ戻り適当な店へと入ったKNM一行は適当な談笑を交わしていた時、オタクBが2人に問い掛けた。
「ええ、そうですね。何を隠そう俺たちは幼馴染ですから!」
オタクBからの質問に答えたのはSAY。
心底楽しそうな口調で答えていた。
「幼馴染...良いなりなぁ...」
「うんうん、いいでござるね。」
その言葉に3人は口元に笑みを浮かべながら呟いた。
「あ、そうだ。1回俺たち5人でパーティ組んでみません?」
そんな時、KNMがふと思い付いた事を口にする。
この雰囲気を暫く感じつつゲームを楽しんでみたい。そんな気持ちからの物であった。
「おぉ!良い提案でござるな!KNM氏!」
「KNM...お前天才か?」
SAY含めそこに居た4人皆がKNMを称えた。
そして、即座にパーティ結成の手続きを終える。
──此処に、新たな5人組パーティが結成された。
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先程の感想の追加
フィールドでpkを警戒するならまだ分かりますが pvpを警戒するとはどういう事でしょうか...?
1つ気になる点があってpvpとpveが両立する pveは納得出来るが pvpはpkシステムとどういう区別がついているのかが個人的には気になります。