主従の逆転関係

蝸牛まいまい

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4章 主人との生活

ラナンとのセイカツ

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「峻矢様!マシロ!起きてください!」
「ぅあ?ラナン・・・」
「どういうことですか!?これは!」


大きな揺さぶりとともに重い瞼を開けていく。
黄色い髪が大きく揺れている。
ぼやけていた視界が少しずつ鮮明になっていくとともに
怒りに狂ったラナンの顔があった。





「どういうことですか!?
マシロが遅いと思って来てみたら部屋は2人の匂いで溢れてますし!
2人は裸で抱き合って寝ていますし!
説明しなさい!!!」
「えっと・・・これは・・・その・・・」

ラナンの目は本気だった。
殺されてもおかしくない。

「どういうことですか!!!マシロ!!!」

「え?」

(俺じゃ・・・ないの?)

「約束しましたよね?峻矢様がお元気になったらまず私に報告すること!
それなのにマシロ!!話が違いますよ!?
そもそも峻矢様は私が初めてをいただこうと思っていたのに!
峻矢様のお身体は私が先に!!!!
マシロ!どういうことですか?!」
殺気だった目をマシロに向ける。
まだ眠そうな顔つきでマシロは峻矢に抱き着いた。

「・・・完璧に元気になったと気づかなかった・・・それだけ・・・
それに私も最初がよかった・・・
・・・昨日は中に・・・いっぱい・・・」
「中に!?」

マシロは不気味な笑みをラナンに向けると勝ち誇ったように答えた。
ラナンは絶望と憎しみが同時にこみ上げたように顔をひきつらせた。

「・・・マシロ!
今日は私がお世話の日です、あなたはさっさと仕事に戻りなさい!
早く!!!」

マシロは満足した顔を見せた後、残念そうに足をふらつかせながら地下から上がっていった。
後に残された2人はマシロの後ろ姿を一人は怒り狂った顔でもう一人は困った表情で見た。

「シュンヤサマ・・・」
ラナンの目はマシロの姿が消えるとともに不気味に笑った。
様々な感情が混ざったドス暗い表情だ。
蛇に睨まれたカエルのような気分になり、背筋が凍りつく。

「ら、ラナン?・・・いや・・・その・・・愛してる」

とりあえず目の前の蛇をなだめる必要があった。

「ワタシもですよ」

ラナンは一歩、一歩また一歩、ゆっくりと近づいてくる。
足音は聞こえず、本当に蛙の気分である。

「そ、そうだ!ラナン!ご、ご飯にしよう!うんお腹空いたよ。一緒に食べよう。」

不気味な笑顔のままラナンは一歩ずつ近づく。

「ソウデスネ。ソウシマショウ。」

ラナンはそういいながらも食事を持ってくるそぶりもせず、目の前までくると一言

「キョウのチョウショクトチュウショクトユウショクはワタシです。」






「え・・・うぐっ!」

突然、衝撃波が正面に押し寄せてきたかと思うと、唇がふさがった。

「うむぅっ!!」

急に押し寄せてきた波に抵抗できず、そのままベッドに一緒に倒れこむ。
柔らかい体が密着し胸が熱くなりながら、とにかく一旦引きはがそうとラナンの肩を両手でつかもうとしたところ、一瞬でラナンの両手が2つの手を捕まえ拘束される。
負けずと次は両足を使ってバタバタと引きはがそうとするもいつの間にかラナンの足が絡みついていた。
・・・蛙は完全に蛇につかまってしまったのである。

「むぐぅぅ、んんー」

ラナンはお構いなしに口の中に舌を侵入させ、歯茎や舌を嘗め回す。
完全に拘束され、もうなされるがままになった峻矢に抵抗するつもりはなかった。

(もう・・・つかまった・・・)

ラナンはただ、蛙を無我夢中で捕食した。
ディープキスをされて興奮しないわけはなく2人の身体はだんだんと熱くなる。
キスの激しさは時間とともに失っていくが、口の中はべとべとになっている。
5分・・・7分・・・10分・・・

唇がふやけたころ、ラナンはようやく離れてくれた。



「はあ はあ はあ・・・」

2人の息遣いは荒く、顔は赤い。ラナンの目がそれとは反して冷たいことを除いて、身体は最高に熱い。
冷めない余韻に浸っているとラナンは服をすごい速さで脱ぎ始めた後、峻矢の服を優しく強引に剥いだ。
10分以上のもキスと体を押さえつけられていたことが原因で抵抗はできない。
加えて、心の中でもラナンを求めている事実があった。

大きく整った美しい胸と安産型のヒップがくびれによって一段と魅力的に見える。
少し乱れた金髪と長時間のキスの後の湿った唇が女性らしさを引き立たせる。
顔は赤く、目の中には峻矢の顔しか映っていない。
そんな女性に反応しないわけはなく、長時間のキスで2人の身体は完璧に作りあがっている。
ラナンは前戯すら興味なさそうに焦点を峻矢の下半身にロックオンした後、自身の下半身を近づけた。
勿論避妊具なんてものは用意していない。

(避妊・・・しなくてもいいのだろうか・・・)

ラナンはすでに完全に硬くなっている物をふーふーと息荒く見て、強引につかんだ。

「うぅ!力!い、いれすぎ・・・」
「ふー・・・も、申し訳ございません・・・今すぐ・・・気持ちよく・・・ふふ・・・ふふふ」

下半身を真上にセットして挿入のモーションに入る。
陰部を亀頭に近づけると場所を定めるように接触させ、撫でまわす。

(もう・・・いいか・・・避妊なんて・・・・・・外に出せばいい話だからな・・・)

諦めがついた途端、今から交尾をする興奮が心の底から湧き上がる。

(ラナンばかりに攻められても男としてダメだ!)

ラナンの腰に手を回し、ラナンを固定する。
手を添えられてようやく場所が固定されたラナンはゆっくりと腰を沈めていった。


ゆっくりと・・・
亀頭が飲み込まれていく・・・


峻矢は少しにやりと笑うと・・・一気に自分の腰を上げ、ラナンの腰を下げた!



ズブッ!!!!


一気にペニスは中へと貫き、亀頭と子宮は衝撃的な接吻をする。

「ひぎぃ!!!!あ・・・ああ・・・」

不意を突かれたラナンは身体を大きく痙攣させ、口と目を大きく開く。
痙攣と同時に締りが強くなり、ペニスがみっちりと固定された。

「おお・・・」

痙攣は数十秒続き、ラナンは余韻を楽しむようにゆっくりと腰を振り始めた。
少し締りが収まった女陰はとろとろで温かく包容力があるようにも思える。
ペニスが幸せに包まれているような感覚であろうか・・・
刺激的な気持ちよさというよりは優しさに溢れた幸せの気持ちよさと表現すべきだろうか・・・
ずっと挿していたくなるようなそんな気持ちになった。
上下する度に吸い付くようにペニスを包んでいる。
大きなヒップの肉厚と大量の愛液によって生み出される空間は0に近く肉壁の感触が伝わってくる。

「ふふ、気持ちいですかー?ふふふふ・・・」

ラナンは峻矢の顔を見て察するように少しずつ単振動を早くしていった。
ラナンを攻めようと思っていた峻矢であったが、それどころかヘブン状態に浸っていた。
上へ上へと昇っていくにつれて射精感も上がってくる。

「ラナン、そろそろ逝くから・・・出して・・・」

ラナンはにっこりと笑うと、唇をふさぐ。

「んぐっ!」

キスをしながら器用に腰を振っている。
食事をとっていないからか、長いキスで疲れたのか、そもそも心が求めているからか、身体は思うように動かず、ラナンに襲われるしかなかった。

(ああ・・・ダメだ・・・)

「んふふふふ、うむぅ・・・」

にっこりと笑ったまま腰を振っていたラナンはそろそろ射精することに感づいているようだ。
単振動の振幅を大きく、速度を早くする。

(出る!)

出る1秒前、ラナンの腰に当てた手に力が入った。


んふふっ


感づいたラナンはそれと同時に腰を今までよりも強くおろす。
子宮に強いキスと同時に膣が締り、ついに昇天した。

びゅーーーーびゅるるるーびゅるーーー・・・・

昨日出したばかりだというのに吐精は長く、ラナンの子宮は全てを受け入れるがごとく吸い出す。ラナンは射精の感覚を身にしみこませるように降り下げた腰をさらに押し付けている。
昇天する峻矢の顔を満足そうに見ながら、妖艶に微笑み舌を巻きつける。

(ああ・・・きもち・・・いい・・・)

「んふふふふ・・・ぷわぁ・・・峻矢様ー気持ちですかー?」
「ああ・・・とても・・・」
「峻矢様には私がいますから、いつでもどこでもしてあげます。
峻矢様には私たちだけいればいいんですよ。」
「・・・・・・そう・・・だろうか・・・」
「はい!ではもう一回!」
「えっ!ちょ!」

ラナンは躊躇なくもう一度腰を振り始めた。

「待っ・・・うむ!」

抵抗する間もなくキスによってふさがれる。

「ふふふ・・・」






「逝く!・・・」



「ああ・・・もう・・・出る・・・」


「もう・・・無理・・・」


「んぐぅー・・・で・・・る・・・」


「ダメ・・・もう・・・死ぬ・・・」


・・・3回
・・・・・・4回
・・・・・・・・・7回
・・・・・・・・・・・・10回



・・・・・・・・・・・・・・・15回



・・・
・・・
・・・


どれくらいたっただろうか・・・何度しただろうか・・・もう空逝きしかしない。
すでに起き上がる力も出ない。
2人は何度も逝き果て酸素を欲する。 

「はあ、はあ、はあ・・・もう無理」
「はあ、はあ、ふふふふ・・・」

陰部からは愛液と精液がまじりあったものが溢れ出しているが、それでも
かなり膣の中に納まっているはずだ・・・

ドサッ

ラナンは流石に疲れたらしくぐったりと峻矢の胸に倒れこんだ。
ペニスから離れた陰部からさらに液が流れ落ちる。

満足そうで幸せなラナンの顔を見るとこれでもいいか・・・と思った。
ラナンは横になったままゆっくりと峻矢の頭を優しく抱いた。

(なんか・・・疲れたけど・・・いい気分だ・・・)

「ふふ、峻矢様、愛しています・・・」
「ああ・・・俺もだ・・・」
「峻矢様には私たちだけいればいいんです。」
「ああ・・・そうだな・・・そうだ・・・」

峻矢は柔らかい幸せの中で眠っていった。


ふふふ、ずっと一緒です。

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