あなたの運命の番になれますか?

あんにん

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1章

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  ぼんやり時間が過ぎるのを待っていれば

「あっ、、、」

  そんな声がして目を向ければ1人の男の人が  "しまった"  という顔をして立っていた

  "あれ...?あん時のおにい....さん....??あー、ここよく見たらあの時の公園じゃん"

「あの時のおにーさんじゃん!声掛けてくれたって事は俺の事覚えててくれたんだ。」
「お前なんか知らない。声なんか掛けてない。」

  そう言って目の前を通り過ぎていく
  小走りで追いかけ

「えー、でも知らないなら声掛けないでしょ?」
「声掛けてないって言ってるだろ。」
「でも "あっ" て。俺以外だれもいなかったし何にもなかったのになんで?もしかして、俺の事見かけてしたくなっちゃったけど直前でビビっちゃった感じ?」
「そんなわけねぇだろ。ついてくんな。」

  そう言って足早に歩いていく
  ついて行こうとしたが携帯が震える

  "早いけどついた。どうせもういけるだろ。早く来い。"

  そんな内容のメッセージが届く

  "いや、早すぎだろ。マジかよ、、、"

  とりあえず返事をして顔を上げればもうおにいさんの姿はなかった
  小さくため息をはいて待ち合わせ場所へ向かう

  その日最後の相手が終わり家へ帰る
  
  「あいつ、俺が今日時間通りに来なくて最後になったからって乱暴にしやがって.....」

  愚痴を零しながら歩いていれば今日おにいさんと再会した公園を通っていた

  "また会ったりして、、、"

  そう思いながら歩いてれば前から人影が見え少し歩けば顔がはっきり見えた

  "おにいさんじゃん!"

「今日2回目だね、おにーさん!」

  そう声をかければ "勘弁してくれ" という顔でこちらをみる
  
「せっかくまた会えたしどう?ヤっとく??」
「はぁ、、、お前の頭はそれしかないのか?ほんとどうしようもねぇな。お願いだから俺に話しかけるな。近付くな。ついてくんなよ。」

  そう冷たく言われる

  "まぁ今日はもう遅いし俺も疲れたし"

  そう思って俺も帰ることにした
  
  
  それからは待ち合わせまで時間があると公園   で過ごすようになった
  なぜか時間があるとここに来てしまう
  別になんてことないどこにでもある公園なのに......

  "もう行かないと.....今日も会えなかったな...."

  そう思って立ち上がるが頭に疑問が残る

  "今日も会えなかったな...?誰に....?"

  どんなに考えても何でそんな事を思ったのか分からない
  すると時間を知らせるアラームがなる

  "あぁもうほんとに行かないと、、、"

  少しのモヤモヤを抱えたまま公園を後にした

  今日も気付けば公園に足が向いていた
  昨日のモヤモヤを考えながら公園に着きベンチの方を見ればおにいさんが座っていた

  "あっおにいさん、、"

  そう思ったら駆け足で向かっていた

「おにーさん何してるの?もしかして俺の事待ってた??」

  そう声をかければ俺の方を向き思いっきり嫌な顔をする
  その顔が何だかおかしくて思わずクスッと笑ってしまう
  するとさらに嫌そうな顔をするもんだから

「そこまで嫌な顔しなくても、、、」

  とたまらず吹き出して言う
  するとおにいさんが少し驚いた顔をした

  "なんだ...?..."  

  そう不思議に思っていると急におにいさんが立ち上がり歩いていく
  慌てて追いかけようとしたら

「あれーなんでこんなとこに?まだ少し早いけどまぁいいや。暇してんならもう行こうぜ。」

  後ろから聞こえる声
  振り向けばこの後の相手
  強引に肩を抱いてきて公園を出る

  "あーせっかく会えたのに......."

  そう思いながらおにいさんの方を向けばその背中はもう小さくなっていた
  ため息を吐き、抱かれた肩をそのままに男に着いて行った

  
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