あなたの運命の番になれますか?

あんにん

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1章

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   今日も変わらずベンチで時間を潰していれば

  「なーつ。」
  「あっ、優人さん」

  やって来た優人さんに声を掛けられ並んでお話をする
  すると「なつってさ今日の夜予定あったりする?」少し躊躇いがちに聞かれる

  「今日の夜はあるけど、どうしたの?」
  「いや、いつもここで話すだけだからなんかご飯とか行けたらいいなとか思って、、、」
  「えっ?」
  「悪い、、、予定あるんなら無理だよな。忘れて。」
  「今日は無理だけど、俺も優人さんとご飯行きたいよ。」
  「ほんとか?」
  「うん」
  「じゃあ明日とかは、、、」
  
  そう言われて急いで明日の予定を確認する
  明日も何人かいるけど夕方以降に入ってる人はいなかった

  「明日なら大丈夫!!」

  "行ける!" そう思ったら何だか嬉しくて思わず勢いよく返事をしてしまう

  「おぉ、、ビックリした、、、それならさ明日ここで待ち合わせて行こう。」

  そう言うと携帯を取り出し「何か変更があった時の為連絡先教えて?」と言われ急いで伝えれば「明日楽しみだな!」と笑顔を向けられる
  その笑顔にいつかと同じように胸が激しく反応する
 
  "何なんだろこれ、、、"
 
  そう思いながら連絡先に追加された優人さんの名前を見つめた

  すると携帯が着信画面に変わる
  この後ご飯に行く予定のかずさんからだった
  優人さんに「ごめん、電話出てくる。」そう言って少し離れた所で電話に出る

「なつくんごめんね、今大丈夫?」
「大丈夫。」
「仕事そろそろ上がれそうだから迎えに行くよ。」
「ほんと?ありがとう。今ね駅近くの公園にいるんだ。」
「分かった、今から向かうね。」

  電話を終えすぐに戻れば何だか浮かない顔をした優人さんが目に入る

「ごめん、お待たせ。大丈夫?」
「んっ。大丈夫だけどなんで?」
「なんか顔が暗かった?から、、、」
「そう?何ともないよ。」

  そう言って笑うからそれ以上は何も言えなかった。

  その後も変わらず話していれば [もう着くよ!]とかずさんからメッセージが届く

「俺そろそろ行かなきゃ。」
「あっ、もう?」
「うん!かずさ、、、あっ、、いや何でもない。じゃぁまた!」
「おぅ、、、またな。」

  優人さんに別れを告げて分かりやすい場所へ移動する
  すると「なつくん!」と名前を呼ばれた。
  見ればもう既に着いていたかずさんが手を振っていた

「かずさん!早かったですね!」
「道が空いててね。思ったより早く来れたんだ。じゃぁ行こうか!」

  そう言って助手席のドアをあけてくれる
  お礼を言って乗り込み出発する

  連れてきてもらったお店はほんとに美味しくて、、、食べる手が止まらなくなる俺をかずさんは相変わらずニコニコ眺めていた

  それにやっぱり少しの恥ずかしさを感じ「かずさんも食べて下さい!」そう言ってかずさんの目の前に料理を差し出す
  一瞬驚いた表情をしたかずさんはすぐに笑顔になれば「なつくんが食べさせてくれるの?」なんて言葉を発するから、思いがけずそう取れる行動をした事に顔を赤くしてしまう

  「あっ、これは、、ちがっ、、!!」そう慌てる姿にクスクス笑いながら「なつくんってほんと可愛いね。」なんて言うものだから余計に赤くなる顔を隠しきれなくて、、、

  結局俺は最後まで顔を赤くしたまま過ごすことになった

感想 8

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