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1章
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最後の相手を終え時間を確認すれば待ち合わせまで余裕があった
その時思い出す優人さんの言葉
俺も少しはオシャレして行きたいな、、、
そう思ったら急いで家に帰りお風呂に入る
押し入れをあけ何かないかと探すけど自由に使えるお金がない俺にそんなのはなくて、、、
"せっかく誘ってもらったのに、、、" そう思いながらため息が出る
持っているものから何とか少しは良く見える物に着替え家を出る
いつもの場所が見えてくれば既に待っている優人さんの姿が目に入る
小走りで近付き声をかける
「優人さんおまたせ!」
「あれ?待ち合わせまでまだあるけど早かったな!」
「思ったより早く終わってから待ちきれなくて来ちゃった。優人さんも早いね」
「俺もさ楽しみで、、、つい早く家出たから、、、」
そう少し照れたように言う姿に思わず胸がきゅうとなる
"俺との約束をそんなに楽しみにしてくれてたんだ、、、"
そう思ったらたまらなく嬉しくて、、、
「じゃあ少し早いけど行くか!」
優人さんのその声に頷いて2人並んで歩き出す
そのまま行くのかと思えば駐車場に向かう優人さんの横に行き問いかける
「車できたの?」
「うん。ドライブ出来たらいいなって思って、、、嫌だったかな?」
「ううん、楽しそう!嬉しいよ!」
「よかった。」
そう言いながら助手席のドアをあけてくれる
お礼を言って乗り込めば気遣いながらしめてくれる
優人さんが運転席に乗りエンジンをかけ車が走り出す
外を眺めながら言葉を交わしていれば、ふと窓に反射して映る優人さんの運転姿。よく見たくて優人さんの方を向けばその横顔に思わず見惚れてしまう。
どれだけ見つめていたのだろう「なつ、、、そんなに見られると恥ずかしい、、、」少し頬を赤くした優人さんにそう言われてハッとする
「あっ、ごめんなさい。」思わず謝れば「あっ、いや、、別にいいんだけどね、、」なんて少し慌てた様子で言い、さらに「怒ってるわけじゃないからね」と付け加える
その姿に思わず笑みが溢れれば優人さんもつられて笑い出す
すると「カッコイイなって思った?」と少しふざけた様子で聞いてくるから「カッコイイです。とても。」と笑顔で返せば「そっか。」と何だか嬉しそうな表情をみせた
しばらく走っていればひとつのお店に入る
洋風の外観でとてもおしゃれだった
俺の少し先を歩きお店のドアを開けてくれる優人さんの姿はすごくカッコよくて、、、まるね少女漫画に出てくる男の子のようだった
その姿に思わず立ち止まって自分の姿を見てしまう
"こんな俺が一緒に居てもいいのかな、、、"
そんな事を思っていれば「なつ?」と呼ばれる声に顔を上げる
優人さんが心配そうに俺を見ていた
「大丈夫?もし体調が悪いとかなら言って欲しい、、、無理はして欲しくないから、、、」
俺の事を気遣う言葉が聞こえて「大丈夫だよ。ちょっと考え事してただけだから、、」慌ててそう言えば「本当に?」とまだ心配そうに聞かれるけど「ほんとに平気。」そう言いながら優人さんの所まで駆け寄り笑顔を見せる
その姿に少し安心したのか「それならよかった。」そう笑った
席に案内され慣れた手つきで注文していく姿を眺めていれば、注文を終えた優人さんと目が合う
その瞬間早くなる鼓動
"まただ、、、最近優人さんと一緒にいるとおかしくなる、、、なんなんだろこれ、、、だけど嫌悪感はなくて、、、むしろ、、、"
「悪くない、、、?」
思わずもれた声に優人さんが不思議そうな顔をする
「俺、声出てた?」
「なんて言ったかまでは聞こえなかったけど、、、何か気になる事でもあった?」
「ううん、大丈夫だよ。気にしないで」
「んっ分かった。」
その後すぐに料理が運ばれてきて2人で手を合わせて頂く
チラッと優人さんを見ればナイフとフォークを器用に使って食べていく
その姿もまたカッコよくて、、、
それに比べて俺は全然ダメで、、、
思わず下を向く
何だかさっきから気持ちが上がったり下がったり、、、ほんとどうしたんだろうな、、、
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