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『そうだ、その夢の中でね、教会に来てほしいって言われたから、魔法と戦い方に慣れたら街に行こうと思ってるの……あれ? ビャク……称号が神獣ってなってたけどあれなに?』
神獣って神様のように思われてるとか、神の使いとか言われてるはずだけど……
〔(ふぅ……ようやくか、時間がかかったな)そうだ。別に何か役目がある訳ではないが、そう言われている〕
なんですか? 失礼なこと考えてません?
『やっぱり周りにあまり知られない方がいいかな?』
〔問題はないだろう。知られたところで、従魔契約をしている以上文句をいわれることはないし、これといって使命のようなものがある訳でもなかったしな。
それに私自身がエアの側にいたいと望んだことだからな〕
やだ、カッコいい……
おっと! もらった知識の中に従魔って何か必要なものがあったような…………従魔の装身具!確かインベントリに入ってたはず。
『ビャク、従魔には装身具が要るんだって。なんかね~わたしが持ってるのは着けるところに合わせて変化するみたい。あと、何色が好き?』
〔わかった。色? エアはどんな色が良いと思う?〕
『そうだなぁ……あ! これなんてどう? 薄い紫色あまり派手じゃなくアクセントにいいと思うんだけど』
〔良いな。それで頼む。場所は前脚でもいいか?〕
差し出された脚につけると、装身具が淡い光を発してフィットして、銀細工で透明と紫の石が付いた幅広の腕輪に変化。
動きに違和感がないこともチェックして魔力を流したら完了ですが、ビャクを鑑定した時から気になっていたことも一緒に実行することに。
各種攻撃と異常耐性そして自動結界展開の付与です。いくらレベルの高い神獣でも守りは幾ら有っても困りませんからね。
ところで……この石すっごくキラキラしてますね? 念の為に鑑定しとこうか
《ミスリルの腕輪》
魔力の通りが良いミスリルで出来た腕輪。ホワイトダイヤモンドとアメジストが付いている。
【破壊不可・防汚・防水・各種攻撃耐性・各種異常耐性・結界自動展開】
宝石が付いてりゃ、そりゃ光るはずだよね!
「にあってりゅかりゃ、いいんでしゅ! しょりぇが、いちびゃんだいじ!」
『なかなか良いのが出来たよ。これで安全面も大丈夫』
〔おお! 良い色だな。…………ところで、このとんでもない魔法付与は……凄いな(ヤり過ぎじゃないか?)〕
『安全第一。その為なら自重はしないの。家族を守るためだもの』
〔フフフ、そうだな。大事なことだ、私も家族の為ならいつでも力を尽くそう〕
楽しそうな顔で尻尾ブンブンのワッサワッサ。もう我慢出来ない!
『えへへぇ~ もふもふ~ 気持ちいい~
ん? 話し方変わった? 初め〈我〉って言ってたよね、どうしたの?』
〔家族だからな、話し方も砕けたほうが良いだろう?〕
『うん! 良いね! うふふ……あ! それでね? 魔法の方はさっきオークを倒したみたいに結構使えるんだけど、今まで戦った事も無く挙げ句この小さい身体でしょう?
武器は刀にしたんだけど使えるかどうか……。訓練したいんだけど、付き合ってくれる?』
〔ああ、あの魔法は私にも考えられないほど繊細な使いこなしだったな、私にも出来るかどうか。
あの時簡単な説明を聞いたが不思議な使い方と思い付きだ。
直接戦うのか? 確かに戦ってみるのは必要だろう。人の武器はよくわからんが、そばで守ろう。
ところで刀とはどんな物だ?〕
『外に行こう、刀を見せるよ。それとね? 空飛んでみたい! お願い、いい?』
〔ああ、そうしよう。雨が止んで今日の空は気持ちいいだろう。ただし、怖かったら我慢せず言うんだぞ?〕
「はーい。やっちゃー たにょちみ。もち、まもにょがいちゃら、たたかっちぇみちぇいい?」
〔私が側にいるからやってみるか。無理せず様子を見ながらな〕
神獣って神様のように思われてるとか、神の使いとか言われてるはずだけど……
〔(ふぅ……ようやくか、時間がかかったな)そうだ。別に何か役目がある訳ではないが、そう言われている〕
なんですか? 失礼なこと考えてません?
『やっぱり周りにあまり知られない方がいいかな?』
〔問題はないだろう。知られたところで、従魔契約をしている以上文句をいわれることはないし、これといって使命のようなものがある訳でもなかったしな。
それに私自身がエアの側にいたいと望んだことだからな〕
やだ、カッコいい……
おっと! もらった知識の中に従魔って何か必要なものがあったような…………従魔の装身具!確かインベントリに入ってたはず。
『ビャク、従魔には装身具が要るんだって。なんかね~わたしが持ってるのは着けるところに合わせて変化するみたい。あと、何色が好き?』
〔わかった。色? エアはどんな色が良いと思う?〕
『そうだなぁ……あ! これなんてどう? 薄い紫色あまり派手じゃなくアクセントにいいと思うんだけど』
〔良いな。それで頼む。場所は前脚でもいいか?〕
差し出された脚につけると、装身具が淡い光を発してフィットして、銀細工で透明と紫の石が付いた幅広の腕輪に変化。
動きに違和感がないこともチェックして魔力を流したら完了ですが、ビャクを鑑定した時から気になっていたことも一緒に実行することに。
各種攻撃と異常耐性そして自動結界展開の付与です。いくらレベルの高い神獣でも守りは幾ら有っても困りませんからね。
ところで……この石すっごくキラキラしてますね? 念の為に鑑定しとこうか
《ミスリルの腕輪》
魔力の通りが良いミスリルで出来た腕輪。ホワイトダイヤモンドとアメジストが付いている。
【破壊不可・防汚・防水・各種攻撃耐性・各種異常耐性・結界自動展開】
宝石が付いてりゃ、そりゃ光るはずだよね!
「にあってりゅかりゃ、いいんでしゅ! しょりぇが、いちびゃんだいじ!」
『なかなか良いのが出来たよ。これで安全面も大丈夫』
〔おお! 良い色だな。…………ところで、このとんでもない魔法付与は……凄いな(ヤり過ぎじゃないか?)〕
『安全第一。その為なら自重はしないの。家族を守るためだもの』
〔フフフ、そうだな。大事なことだ、私も家族の為ならいつでも力を尽くそう〕
楽しそうな顔で尻尾ブンブンのワッサワッサ。もう我慢出来ない!
『えへへぇ~ もふもふ~ 気持ちいい~
ん? 話し方変わった? 初め〈我〉って言ってたよね、どうしたの?』
〔家族だからな、話し方も砕けたほうが良いだろう?〕
『うん! 良いね! うふふ……あ! それでね? 魔法の方はさっきオークを倒したみたいに結構使えるんだけど、今まで戦った事も無く挙げ句この小さい身体でしょう?
武器は刀にしたんだけど使えるかどうか……。訓練したいんだけど、付き合ってくれる?』
〔ああ、あの魔法は私にも考えられないほど繊細な使いこなしだったな、私にも出来るかどうか。
あの時簡単な説明を聞いたが不思議な使い方と思い付きだ。
直接戦うのか? 確かに戦ってみるのは必要だろう。人の武器はよくわからんが、そばで守ろう。
ところで刀とはどんな物だ?〕
『外に行こう、刀を見せるよ。それとね? 空飛んでみたい! お願い、いい?』
〔ああ、そうしよう。雨が止んで今日の空は気持ちいいだろう。ただし、怖かったら我慢せず言うんだぞ?〕
「はーい。やっちゃー たにょちみ。もち、まもにょがいちゃら、たたかっちぇみちぇいい?」
〔私が側にいるからやってみるか。無理せず様子を見ながらな〕
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