失恋したのでVtuberはじめたら年上のお姉さんにモテました

二兎凛

文字の大きさ
37 / 62
モデル初体験!?

37:急なお仕事?

しおりを挟む
焼肉を食べた後にホテルでゆっくりと休憩していた薫のスマホに通話が来たことを知らせる音が鳴り響く。

「ん、誰だろう。」
薫はスマホを取り誰からの通話か確認するとそこには自分の大学時代の先輩の名前があった。

「先輩から?仕事関連の話かな。」

「もしもし、遊佐です。」
「あら、薫ちゃんコミケ後で疲れているタイミングにごめんなさいね。」

「いえ、まったりしていたところなので大丈夫ですよ。」
「そう言って貰えると嬉しいわぁ。」

「それにしても先輩が電話って珍しいですね、何があったんですか?」
「実はね、昨日うちのモデルの子ともう1人のモデルの子で撮影の予定が入っていたのよ。ただそのもう1人の子が交通事故で1週間ほど経過を見ることになってね、代わりに来れるモデルの子を探してたんだけど、条件が厳しくてねぇ。」

「あーなるほど、だいたい察しがつきました。」
「そう言うこと、ただアタシ優希ちゃんの電話番号聞き忘れてたから薫ちゃんなら分かるかと思ったってワケ。」

「それだったら今から代わりましょうか?優希くんの部屋すぐ隣にあるので。」
「お願い出来るかしら?もしOK貰ったら3人分の部屋そのまま確保出来るように手配するからホテルについては心配しないでいいわよ。」

「分かりました、じゃあ今から優希くんの部屋行くので少しミュートしますね。」
「分かったわぁ。」
私は優希くんの部屋をノックする。

「はーい!」
優希くんの声がうっすらと聴こえる。
「優希くん、ちょっと開けて貰えるかな?」
私はドアの前に来た優希くんに声をかける。

「大丈夫ですよ!今開けますね!」
そう言いながらドアがガチャッと開けられる。

「優希くん、ゆっくりしてるところにごめんね、少しだけ上がらせてもらって大丈夫かな?」
「はい、何かありましたか?」
優希くんは不思議そうな顔をしてこちらを見つめていた。
その顔かわいい。

「えっとね、前GloryCuteのマネージャーって言ってた人覚えてるかな?」
「覚えてますよ!」

「実はその人から優希くんにお願いがあるらしくて電話が来たんだけど、ちょっと代わってもいいかな?」
「なるほど、僕に出来ることなら!」

「ありがとう、それじゃ代わるね。」
「はい!」
そして私はスマホのミュートを解除して優希くんに渡す。
------
「もしもし、代わりました優希です。」
「あらぁ優希ちゃん、突然ごめんなさいねぇ。」

「大丈夫ですよ!僕に何の用でしたか?」
「突然なのは分かってるんだけど、1日か2日の間モデルのアルバイトをお願い出来ないかしら!」

「え、えぇ!?僕がですか?」
「本来来る予定だった子が交通事故で少しの間動けなくて代わりを探してたんだけどどうしても見つからないのよ、それで優希ちゃんなら東京に居るから駄目元で電話したってワケなのよぉ。」

「僕なんかに務まりますかね・・・?」
「問題無いわぁ、現地で着てた衣装とか見せて貰ったけど完璧だったわよぉ、だからいけると思うのよアタシは。」

「うぅ、駄目でも僕は責任取れませんよ?」
「問題無いわぁ。」

「分かりました、それなら受けさせてもらいます。」
「本当に助かるわぁ!一応報酬の話させてもらうわね、まず予備日含めてホテル3日分の確保、撮影が早く終わってもホテルはそのまま3日間使ってもらって構わないわ。
次に1日あたり5万円出させて貰うわ、迷惑料含めての金額だと思って貰って大丈夫よ。」

「そ、そんなにですか!?」
「緊急で呼ぶのって結構大変なのよ、かと言ってこちらの予想しているイメージじゃない人に頼むのはちょっと違うから仕方ないわぁ。」

「なるほど、ちょっと多いと思いますけど出来る限り頑張ります!」
「あー、あと雑誌に載る際は名前を載せる事になるんだけど、流石に本名は嫌、よね?」

「流石に本名はちょっと・・・」
「それだったらゆかちゃんの名前を使っても大丈夫かしら?」

「そっちならまだ。」
「分かったわぁ、明日スタッフをそっちのホテルに迎えに行かせるからお願い出来るかしら?」

「はい、大丈夫です!」
「撮影場所ではゆかちゃんの名前でスタッフに呼ばせるからよろしくねぇ。」
「はい!」

「それじゃ薫ちゃんにまた代わってもらっていいかしら?」
「はい、薫さん、マネージャーさんがもう一度代わって欲しいらしいです!」

「あ、ありがとう。」
薫さんはスマホを持ってまた部屋へ戻っていった。

「撮影って何をするんだろう。」
僕は気になって少しドキドキしていた。

------
「はい、今部屋に戻りました。」
「優希ちゃんからOK貰えたわぁ、本当に助かった、お礼に明日の撮影同行してもいいわよ?」

「ほ、本当ですか!?」
「優希ちゃんの可愛い姿しっかり目に焼き付けて来るといいわ。」

「楽しみです。」
「アタシもよ。」
そう言って通話は終了した。

「私は近くで見るだけだけど、また近くにいれるのは幸せ。」
もっとこの時間が続けばいいのになぁ、と私は思いながらベッドに自分の体を預け、眠りについた。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに

家紋武範
恋愛
 となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。  ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。

処理中です...