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第7話 見つけた道と狐の舞台②
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深々と頭を下げると、和泉さんは頭を掻きながら言葉を探すように唸り声を上げる。
「ったく……二人分働くんだ。給料倍にしてくれんだろーな? 店長代理」
「も、もちろんです! ありがとうございます!」
エプロンを脱ぎ去り、裏口から店を出ていく。窓越しに店を切り盛りする和泉さんを見遣って、外で待っていた真昼くんへと視線を移した。
「卯野さんたちのところに行こう!」
「ごめん、結貴さん……」
「真昼くんが謝ることじゃないよ」
どちらかと言えば、謝るのは私の方かもしれないのだから。
控室用のテントへと駆け込んでいくと、本当に舞台に出るつもりなのか赤い顔をした卯野さんが衣装へと袖を通していた。
「ダメだよ、そんな体で動いちゃ!」
立ち上がろうとする彼女をパイプ椅子へと引き戻す。軽く押し戻しただけで簡単に尻もちをつくほど、彼女の身体に力はなかった。触れた身体からは異常を訴えるように熱が放たれている。
「でも、私が出ないと舞台にならないんです……体調を崩したのも私のせいなんだから、自分で責任を取らないと周りに迷惑が……」
「舞台中に倒れたら、それこそ大変でしょ? 舞台どころか、もっとたくさんの人に迷惑かけちゃうし……何より、卯野さんが心配だよ」
「結貴さん……でも、私……」
真昼くんと一緒に彼女を説得していると、ふっと背筋に冷たい視線を感じる。そろそろと振り返ると、表情という表情を削ぎ落した牛尾くんが立っていた。
「見逃して、って言ったよね?」
暖炉の火のような温かさを感じていた緋色の瞳は、今はただ目の前のものを焼き尽くす業火のように冷酷だった。そんな牛尾くんの姿の宇迦さんと、改めて真正面から向き合う。
「邪魔をするつもりはありません。私は、手伝いに来たので」
「手伝い?」
この方法しか解決策は思いつかなかった。一瞬、躊躇うように唇が震える。でも、きゅっと引き結んで、改めて喉に力を込めた。
「みすずさんの代役、私がやります」
「え?」
その場にいる誰もが驚きの声を上げた。自分でも無茶を言っていると思う。思うけれど、言い出したからには引っ込まない。
「まだ本番まで時間もあるし、練習だって見てたから、みすずさんの台詞も動きも大体覚えてます。だから、卯野さんを休ませてあげてください」
「結貴さん……」
真昼くんの心配そうな声が耳に届く。正直、演劇なんて小学生の学芸会以来だ。
でも、宇迦さんにだけ汚れ役を背負わせたくない。卯野さんたちも、これ以上苦しめたくない。
そのために、私はここに来たのだ。
「……分かった。確かに、君以上の代役はいないだろうからね」
宇迦さんのその言葉に引っ掛かりを覚えるも、背を向けていた卯野さんが私の服の裾を掴んだ。
「私は、本当に大丈夫なので……!」
「卯野さん……」
何か術にかかっていようと、彼女が練習を頑張ってきたのは事実だ。私はそれをずっと目の当たりにしてきた。どれだけ悔しいだろうと、すぐには彼女の手を振り解けなかった。
「ごめんね、無理させて……頑張ってくれて、ありがとう」
手を解いたのは宇迦さんだった。卯野さんの手を取り、そして熱で汗の浮かぶ彼女の白い額へと手を差し伸べる。彼の手の平からふわりと光が零れたかと思うと、卯野さんの瞼がゆっくりと閉じていった。
「今、何を……」
「眠っただけだよ。台本を変えてから、人一倍練習してたから……心身ともに疲労が溜まってたんだろうね」
宇迦さんの呟きに、真昼くんは重々しく頷いた。
「卯野ちゃんは人一倍、責任感強いから……多分、羽鳥も猪川ちゃんもそんな卯野に引っ張られてたと思うよ」
そんな彼女の代役なんて引き受けられるのだろうか、と今更になって弱気な自分が顔を出す。しかし、絶対に撤回するわけにもいかなかった。
「真昼くん、ギリギリまで演出のこととか教えてくれないかな」
「もちろん! 羽鳥も呼んで練習しよ!」
真昼くんと羽鳥くんに音のタイミングや舞台袖での動きなどを教えてもらいながら台本を確認する。幸いなことに卯野さんと背丈もそれほど変わらなかったため、衣装はすんなり着ることができた。
いよいよ開演時間が目前に迫ってきて、控室用のテントの裏で周りに響かない程度に台詞を声に出す。そうして少しでも確認していなければ落ち着かなかった。
時計を見る度に緊張は高まり、舞台へ上がった瞬間、もし台詞が飛んでしまったら……なんて最悪の想像をして胃が痛む。卯野さんも、こんなプレッシャーと戦っていたのだろうか。
「うぅ……でも、上司に詰られる日々を思えばこれくらい……」
「大丈夫ですか?」
蹲る私へとかけられた声に、ふと顔を上げる。そしてパチリと目が合った瞬間、互いに目を丸くした。
「さ、佐久間くん……!?」
目の前に立っていたのは佐久間くんだった。スーツ姿しか見たことがなかった彼の、夏らしいラフな格好は新鮮だ。そんな彼は、舞台衣装に身を包んだ私を頭から爪先まで眺めていく。
「今川さん、その格好……」
「あ、いや、えっと、今から祭りの野外ステージでやる劇に出ることになって……佐久間くんこそ、どうしてこの商店街に?」
「友達がこの商店街で店やってて、ずっと忙しくて行けなかったんだけど、祭りの時くらい顔を出そうかな、って」
「そうなんだ……」
まさか、こんなタイミングで佐久間くんと会うとは思わなかった。完全に不意を突かれて戸惑ってしまい、世間話のひとつも浮かばない。
沈黙を破ったのは、やはりコミュ力抜群の佐久間くんの方だった。
「なんだか、前会った時よりすごく元気そう」
「あ、うん……そう、だね」
「じゃあ、復帰ももうすぐだ」
復帰という言葉に、胸にわずかに苦いものが広がる。
休職が明ければ、またヤムヤミーの社員に戻る。確かに、少し前までの私もそう思っていた。それ以外の選択肢など、まるで残されていないかのように。
「ごめん」
さすがに唐突だっただろうか。私の謝罪に佐久間くんはキョトンと首を傾げる。でも、もう決めたことだから、彼を見据える瞳はぶれなかった。
「まだ正式には出してないけど、私、ヤムヤミー辞める」
「えっ!?」
「実は……他にやりたいことできちゃったから」
昨夜、和泉さんの本当の願いを知った。まだ見ぬお菓子を食べまくって、いつかこちょうに戻ってきたら、その時は私が作った冷やしフルーツたい焼きに負けない面白いたい焼きを作ってやると。
それが果たされるのはいつになるか分からない。ならば、いつまでも私がこちょうを残してやろう、と決めたのだ。何より、こちょうもこちょうに来るお客さんとも、離れるなんてできそうにない。
私の決断に面食らっていた佐久間くんは、くしゃりと笑う。
「なんかいいな、そういうの……でも、同期が減るのは寂しいなぁ。今川の作る資料って見やすくてさ、俺すっごい助かってたのに」
そんな風に思ってくれていたとは初耳だった。しかし、控室のテントから真昼くんの声に呼ばれる。
「ごめん、行かなきゃ!」
「おう、頑張ってな」
佐久間くんの何のてらいもない声に送り出され、テントの中へと戻っていく。まさか、こんなに気持ちよく送り出してもらえると思えず、足元はふわふわしていた。
佐久間くんに決意を打ち明けられたことで、心は軽くなったのかもしれない。盤石な道とは言えないけれど、自分で見つけた新しい道にその一歩を踏み出せたからだろうか。恐怖よりも、楽しみや期待に胸は満ちていた。
テントの中で待っていた牛尾くんの顔を見て背筋が伸びる。彼を中心にできた円陣の輪の中に加わると、互いに顔を見合った。
「今日が最初で最後の本番……卯野ちゃんの分も、全力でやりきろう!」
牛尾くん、もとい宇迦さんの掛け声にそれぞれが頷き返す。テントの外では演劇の始まりを告げるアナウンスが流れ、鼓動は忙しなく高鳴った。
「さぁ、開演だ」
「ったく……二人分働くんだ。給料倍にしてくれんだろーな? 店長代理」
「も、もちろんです! ありがとうございます!」
エプロンを脱ぎ去り、裏口から店を出ていく。窓越しに店を切り盛りする和泉さんを見遣って、外で待っていた真昼くんへと視線を移した。
「卯野さんたちのところに行こう!」
「ごめん、結貴さん……」
「真昼くんが謝ることじゃないよ」
どちらかと言えば、謝るのは私の方かもしれないのだから。
控室用のテントへと駆け込んでいくと、本当に舞台に出るつもりなのか赤い顔をした卯野さんが衣装へと袖を通していた。
「ダメだよ、そんな体で動いちゃ!」
立ち上がろうとする彼女をパイプ椅子へと引き戻す。軽く押し戻しただけで簡単に尻もちをつくほど、彼女の身体に力はなかった。触れた身体からは異常を訴えるように熱が放たれている。
「でも、私が出ないと舞台にならないんです……体調を崩したのも私のせいなんだから、自分で責任を取らないと周りに迷惑が……」
「舞台中に倒れたら、それこそ大変でしょ? 舞台どころか、もっとたくさんの人に迷惑かけちゃうし……何より、卯野さんが心配だよ」
「結貴さん……でも、私……」
真昼くんと一緒に彼女を説得していると、ふっと背筋に冷たい視線を感じる。そろそろと振り返ると、表情という表情を削ぎ落した牛尾くんが立っていた。
「見逃して、って言ったよね?」
暖炉の火のような温かさを感じていた緋色の瞳は、今はただ目の前のものを焼き尽くす業火のように冷酷だった。そんな牛尾くんの姿の宇迦さんと、改めて真正面から向き合う。
「邪魔をするつもりはありません。私は、手伝いに来たので」
「手伝い?」
この方法しか解決策は思いつかなかった。一瞬、躊躇うように唇が震える。でも、きゅっと引き結んで、改めて喉に力を込めた。
「みすずさんの代役、私がやります」
「え?」
その場にいる誰もが驚きの声を上げた。自分でも無茶を言っていると思う。思うけれど、言い出したからには引っ込まない。
「まだ本番まで時間もあるし、練習だって見てたから、みすずさんの台詞も動きも大体覚えてます。だから、卯野さんを休ませてあげてください」
「結貴さん……」
真昼くんの心配そうな声が耳に届く。正直、演劇なんて小学生の学芸会以来だ。
でも、宇迦さんにだけ汚れ役を背負わせたくない。卯野さんたちも、これ以上苦しめたくない。
そのために、私はここに来たのだ。
「……分かった。確かに、君以上の代役はいないだろうからね」
宇迦さんのその言葉に引っ掛かりを覚えるも、背を向けていた卯野さんが私の服の裾を掴んだ。
「私は、本当に大丈夫なので……!」
「卯野さん……」
何か術にかかっていようと、彼女が練習を頑張ってきたのは事実だ。私はそれをずっと目の当たりにしてきた。どれだけ悔しいだろうと、すぐには彼女の手を振り解けなかった。
「ごめんね、無理させて……頑張ってくれて、ありがとう」
手を解いたのは宇迦さんだった。卯野さんの手を取り、そして熱で汗の浮かぶ彼女の白い額へと手を差し伸べる。彼の手の平からふわりと光が零れたかと思うと、卯野さんの瞼がゆっくりと閉じていった。
「今、何を……」
「眠っただけだよ。台本を変えてから、人一倍練習してたから……心身ともに疲労が溜まってたんだろうね」
宇迦さんの呟きに、真昼くんは重々しく頷いた。
「卯野ちゃんは人一倍、責任感強いから……多分、羽鳥も猪川ちゃんもそんな卯野に引っ張られてたと思うよ」
そんな彼女の代役なんて引き受けられるのだろうか、と今更になって弱気な自分が顔を出す。しかし、絶対に撤回するわけにもいかなかった。
「真昼くん、ギリギリまで演出のこととか教えてくれないかな」
「もちろん! 羽鳥も呼んで練習しよ!」
真昼くんと羽鳥くんに音のタイミングや舞台袖での動きなどを教えてもらいながら台本を確認する。幸いなことに卯野さんと背丈もそれほど変わらなかったため、衣装はすんなり着ることができた。
いよいよ開演時間が目前に迫ってきて、控室用のテントの裏で周りに響かない程度に台詞を声に出す。そうして少しでも確認していなければ落ち着かなかった。
時計を見る度に緊張は高まり、舞台へ上がった瞬間、もし台詞が飛んでしまったら……なんて最悪の想像をして胃が痛む。卯野さんも、こんなプレッシャーと戦っていたのだろうか。
「うぅ……でも、上司に詰られる日々を思えばこれくらい……」
「大丈夫ですか?」
蹲る私へとかけられた声に、ふと顔を上げる。そしてパチリと目が合った瞬間、互いに目を丸くした。
「さ、佐久間くん……!?」
目の前に立っていたのは佐久間くんだった。スーツ姿しか見たことがなかった彼の、夏らしいラフな格好は新鮮だ。そんな彼は、舞台衣装に身を包んだ私を頭から爪先まで眺めていく。
「今川さん、その格好……」
「あ、いや、えっと、今から祭りの野外ステージでやる劇に出ることになって……佐久間くんこそ、どうしてこの商店街に?」
「友達がこの商店街で店やってて、ずっと忙しくて行けなかったんだけど、祭りの時くらい顔を出そうかな、って」
「そうなんだ……」
まさか、こんなタイミングで佐久間くんと会うとは思わなかった。完全に不意を突かれて戸惑ってしまい、世間話のひとつも浮かばない。
沈黙を破ったのは、やはりコミュ力抜群の佐久間くんの方だった。
「なんだか、前会った時よりすごく元気そう」
「あ、うん……そう、だね」
「じゃあ、復帰ももうすぐだ」
復帰という言葉に、胸にわずかに苦いものが広がる。
休職が明ければ、またヤムヤミーの社員に戻る。確かに、少し前までの私もそう思っていた。それ以外の選択肢など、まるで残されていないかのように。
「ごめん」
さすがに唐突だっただろうか。私の謝罪に佐久間くんはキョトンと首を傾げる。でも、もう決めたことだから、彼を見据える瞳はぶれなかった。
「まだ正式には出してないけど、私、ヤムヤミー辞める」
「えっ!?」
「実は……他にやりたいことできちゃったから」
昨夜、和泉さんの本当の願いを知った。まだ見ぬお菓子を食べまくって、いつかこちょうに戻ってきたら、その時は私が作った冷やしフルーツたい焼きに負けない面白いたい焼きを作ってやると。
それが果たされるのはいつになるか分からない。ならば、いつまでも私がこちょうを残してやろう、と決めたのだ。何より、こちょうもこちょうに来るお客さんとも、離れるなんてできそうにない。
私の決断に面食らっていた佐久間くんは、くしゃりと笑う。
「なんかいいな、そういうの……でも、同期が減るのは寂しいなぁ。今川の作る資料って見やすくてさ、俺すっごい助かってたのに」
そんな風に思ってくれていたとは初耳だった。しかし、控室のテントから真昼くんの声に呼ばれる。
「ごめん、行かなきゃ!」
「おう、頑張ってな」
佐久間くんの何のてらいもない声に送り出され、テントの中へと戻っていく。まさか、こんなに気持ちよく送り出してもらえると思えず、足元はふわふわしていた。
佐久間くんに決意を打ち明けられたことで、心は軽くなったのかもしれない。盤石な道とは言えないけれど、自分で見つけた新しい道にその一歩を踏み出せたからだろうか。恐怖よりも、楽しみや期待に胸は満ちていた。
テントの中で待っていた牛尾くんの顔を見て背筋が伸びる。彼を中心にできた円陣の輪の中に加わると、互いに顔を見合った。
「今日が最初で最後の本番……卯野ちゃんの分も、全力でやりきろう!」
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「さぁ、開演だ」
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