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第8話 全身セックス女、降臨
AV女優としてのメグミの日々は続いていた。
主演女優の取り巻きのモブ、素人企画でのサクラ、腋やアナルを見せるだけのパーツ。派手さはないが、1本1本の現場を大切に積み重ねた。スタッフや監督、共演者たちと言葉を交わしながら、メグミは少しずつ顔と名前を覚えてもらった。
そんなある日、事務所から電話があった。
「ちょっと変わった案件なんだけど……。無理なら断っていいから」
マネージャーのムライの声は、少しだけ慎重だった。
「逆レイプ乱交ものの企画なんだけど、相手の女優がクセ者でね。名前は〇〇ハルカ。メグミさんよりひとつ年上の女優なんだけど……聞いたことある?」
ハルカ──メグミはすぐにスマホで名前を検索した。
明るく弾ける笑顔に、Gカップのダイナマイトボディが画面をぶち抜く。
まさに、ザ・AV女優。なのだが、そこから先はギャグマンガのような単語が次々と飛び出してくる。
『全身セックス女』
『爆弾娘』
『性欲モンスター』
『エロに脳を支配されたエロ姉さん』
謎に豊富な異名の数々。18歳でデビューし、内容を問わずとにかく数をこなしまくる企画単体AV女優。出演作品のページ数は凄まじいことになっている。
メグミはマネージャーから見た方がいい作品を選定してもらい、彼女の出演作を数本購入して視聴した。
見始めて、メグミは息を呑んだ。
──これは、演技じゃない。
画面の中のハルカは、本気で性を貪っていた。手付き、舌使い、身体の動き。声はリアルで、腰を振るタイミングも一定でない。
最初は演技かと思ったが、途中から「感じているのか?」「演じているのか?」の線引きができなくなった。
(ある意味、これも本気……?)
せっかく画面映えするグラマラスなダイナマイトボディを持っているのに、それを魅せようとせず、ひたすらに快楽を貪るその姿に、メグミは衝撃と畏怖を覚えた。
それでも、逃げる気にはならなかった。むしろ、チャンスだと思った。
この人と共演したらどうなるのかという好奇心と、もう一段階先に進みたいという欲求、何よりもちゃんと名前がクレジットされるということが心を押した。
「……やります」
***
マネージャーに告げた数日後の、撮影当日。控室の扉が開き、最初に聞こえたのは軽快なヒールの音だった。
「おっはよーございまーす! あっ、今日一緒の子? 〇〇メグミちゃん? ちっちゃくてカワイイ~!」
上から下までバインバイン。巨乳を揺らし、撮影衣装でしか着ないような痴女スタイルのキャミにホットパンツ姿の女が笑う。うっすら日焼けした肌に派手なメイク、口元の笑顔には媚びがなく、妙に人懐こい。
「あっ、わたし、〇〇ハルカ! よろしくね~!」
あっという間に距離を詰められ、メグミは「はい……よろしくお願いします」と反射的に返した。
「てか、メグミちゃんマジで清楚って感じでエッチだね! 今日は男優4人もいるんでしょ! 一緒にいっぱい気持ちよくなろ~ね!」
止まらない下ネタ、明るすぎる笑顔、謎のハイテンション。それでも、嫌な感じはしなかった。下卑ていないし、媚びてもない。どこまでも素のエロだった。
撮影に参加するのは女優2人、男優4人。設定は『痴女ギャルJKが芋っぽい地味JKを巻き込んで、田舎の男子校生を逆レイプして乱交する』的なものらしい。
メグミは高校卒業以来、5年ぶりに制服を着て、カメラの前で待機した。現在23歳。ボタンの位置も、丈の短さも、すべてがなんとなく気恥ずかしかった。
一方ハルカは、エロマンガでしか見ないような開けっぴろげのブレザーと乳首透け透けの白シャツ、おしりちら見えの超ミニスカートに、陰毛がはみ出したマイクロパンツを着用している。始まってもいないのに、瞳にはハートマークが浮かんでいるように見える。
カメラの赤いランプが点灯し、現場の空気が変わる。ハルカの目の色も変わり、男優たちにも緊張が走る。
「みんな、勃ってる~? 早く挿れてよぉ」
ハルカは冒頭から全開だった。キス、フェラ、手コキ、パイズリ、挿入、腰振り、全てにおいて「自分が感じたい」が先行するセックス。最初に相手をする男優ふたりは、「死を覚悟した戦士」のような顔をしている。
メグミは、「次は俺の番だ……」と悲壮感をにじませる残りの男優と絡みつつ、地味JKを装い、ハルカの爆発力を調整する役として立ち回ることを選んだ。
ハルカは画になる。今回は、とにかくその素材を活かす。
ハルカが喘ぎ声を上げれば、こちらは沈黙で支える。ハルカが男優を責めれば、自分はじっくり受ける。4人の男優を潰れないように回しながら、企画としてのバランスを保っていく。
ハルカの騎乗位。生で見る、男優殺しの暴力的な『パワーグラインド』──自分の快楽しか考えていないそれは、しかし画としては圧巻だった。
(この子……すごい。ナチュラルにエロすぎる。だけど、私は私のやり方で……)
撮影は数時間に及んだ。
途中、立ちバックでハルカを突いていた男優の足がふらついていた。メグミは男優のアナルを舐めるポーズを取りながら、背後からその下半身を支えた。
終盤、次にハルカと絡む男優が萎えてしまっていた。必死にしごき続ける彼を見たメグミは、画面内へと呼び寄せ、なるべく優しく口にふくんだ。「行けそう?」と訊くと、復活した彼は涙ぐみながら頷き、無事に自分の番をこなした。
ラストカット。絶叫にも似たハルカの喘ぎとともに、男優たちがハルカとメグミに射精し、フィニッシュ──。
ハルカは中出しされた膣内に指を突っ込むと、精液をぐちょぐちょかき回しつつ、クリトリスをこすって追加イキ。そして顔にかかった白いものをペロッとしながら、明るく笑った。
「ん~! スッキリしたぁ! やっぱAVって最高だね~!」
その場にいた男優たちは、みな死んだ魚の目をしていた。
メグミも、表情を作るのがやっとだった。確かに膣奥まで届いた精液も、今は虚ろな感覚だった。
「いやぁ~、メグミちゃん、めっちゃよかったよ! また一緒にヤろーね!」
股下から精液と愛液を垂らしながらまっすぐに笑う彼女の目は、エロくもあり、無邪気な子供のようでもあった。
(こんな表現の仕方も、あるんだな)
メグミは、汁と汗にまみれたまま、天井を見上げた。
***
撮影が終わったスタジオは、ほとんど戦場跡のようだった。
男優たちはそれぞれソファに沈み込み、タオルで顔を覆って動けない。スタッフは淡々と機材の片付けを進めるが、その足取りもどこか重い。
帰り際、メグミはハルカに呼び止められた。
「じゃーねー! あっ、メグミちゃん、連絡先交換しよーよ!」
そう言って、ハルカはメグミの手を取り、強引にスマホを操作する。
ハルカはあっという間に連絡先を交換すると、何事もなかったかのようにスタスタと出口に向かった。
大きく開いたキャミの胸元、うっすら浮き上がる乳首。ホットパンツからのぞく腰回り、プリプリに揺れるヒップ。そんな姿を見るたびに、ネットで見た様々な異名がメグミの脳裏を過ぎった。
ハルカが去ると、ようやく部屋に静けさが戻った。
「……いやぁ、相変わらずすごいな、あの子」
ぼそりと呟いたのは、監督だった。眼鏡を外して汗をぬぐいながら、少しだけ苦笑している。
「メグミさん、今日はほんとに助かりました」
「いえ……私なんて、たいしたこと……」
「いやいや。メグミさんがいなかったら、画として破綻してたよ。見せ方とか、立ち回りとか、ほんとよかった。おかげでなんとか成立した」
言葉には本気の感謝が込められていた。メグミは、じんわりと胸が熱くなるのを感じた。
ふと、片隅で横になっていた男優のひとりが、手を振った。
「……マジで……メグミさんのおかげっす。あの人と2人きりだったら……死んでた……」
それに、もうひとりも続く。
「てか、メグミさんが普通に可愛いし、優しいから、なんとかモチベ保てた……。ほんと、マジ天使……」
苦笑まじりの弱々しい声。でも、それは照れ隠しのない、真っ直ぐな言葉だった。
メグミは、ぺこりと小さく頭を下げた。
超特濃の嵐が過ぎ去ったスタジオで、メグミは自分の役割と、作品という名の戦場を想った。
この業界では、ただ裸になればいいわけじゃない。セックスする演技をし、感じてるフリをし、たとえ本気をさらけ出したとしても、それだけでは成り立たない。
誰かが引き立てて、誰かが支えて、誰かが全体を整えて──それでようやく、1本の「作品」ができあがる。
また現場はある。次は、今日よりも、自分ができることを、自分にしかできないことを、もっとちゃんとできるように……。
「みなさん、お疲れ様でした」
メグミは抜け殻のような男優たちに飲み物を差し入れしながら、静かに笑顔を交わした。
主演女優の取り巻きのモブ、素人企画でのサクラ、腋やアナルを見せるだけのパーツ。派手さはないが、1本1本の現場を大切に積み重ねた。スタッフや監督、共演者たちと言葉を交わしながら、メグミは少しずつ顔と名前を覚えてもらった。
そんなある日、事務所から電話があった。
「ちょっと変わった案件なんだけど……。無理なら断っていいから」
マネージャーのムライの声は、少しだけ慎重だった。
「逆レイプ乱交ものの企画なんだけど、相手の女優がクセ者でね。名前は〇〇ハルカ。メグミさんよりひとつ年上の女優なんだけど……聞いたことある?」
ハルカ──メグミはすぐにスマホで名前を検索した。
明るく弾ける笑顔に、Gカップのダイナマイトボディが画面をぶち抜く。
まさに、ザ・AV女優。なのだが、そこから先はギャグマンガのような単語が次々と飛び出してくる。
『全身セックス女』
『爆弾娘』
『性欲モンスター』
『エロに脳を支配されたエロ姉さん』
謎に豊富な異名の数々。18歳でデビューし、内容を問わずとにかく数をこなしまくる企画単体AV女優。出演作品のページ数は凄まじいことになっている。
メグミはマネージャーから見た方がいい作品を選定してもらい、彼女の出演作を数本購入して視聴した。
見始めて、メグミは息を呑んだ。
──これは、演技じゃない。
画面の中のハルカは、本気で性を貪っていた。手付き、舌使い、身体の動き。声はリアルで、腰を振るタイミングも一定でない。
最初は演技かと思ったが、途中から「感じているのか?」「演じているのか?」の線引きができなくなった。
(ある意味、これも本気……?)
せっかく画面映えするグラマラスなダイナマイトボディを持っているのに、それを魅せようとせず、ひたすらに快楽を貪るその姿に、メグミは衝撃と畏怖を覚えた。
それでも、逃げる気にはならなかった。むしろ、チャンスだと思った。
この人と共演したらどうなるのかという好奇心と、もう一段階先に進みたいという欲求、何よりもちゃんと名前がクレジットされるということが心を押した。
「……やります」
***
マネージャーに告げた数日後の、撮影当日。控室の扉が開き、最初に聞こえたのは軽快なヒールの音だった。
「おっはよーございまーす! あっ、今日一緒の子? 〇〇メグミちゃん? ちっちゃくてカワイイ~!」
上から下までバインバイン。巨乳を揺らし、撮影衣装でしか着ないような痴女スタイルのキャミにホットパンツ姿の女が笑う。うっすら日焼けした肌に派手なメイク、口元の笑顔には媚びがなく、妙に人懐こい。
「あっ、わたし、〇〇ハルカ! よろしくね~!」
あっという間に距離を詰められ、メグミは「はい……よろしくお願いします」と反射的に返した。
「てか、メグミちゃんマジで清楚って感じでエッチだね! 今日は男優4人もいるんでしょ! 一緒にいっぱい気持ちよくなろ~ね!」
止まらない下ネタ、明るすぎる笑顔、謎のハイテンション。それでも、嫌な感じはしなかった。下卑ていないし、媚びてもない。どこまでも素のエロだった。
撮影に参加するのは女優2人、男優4人。設定は『痴女ギャルJKが芋っぽい地味JKを巻き込んで、田舎の男子校生を逆レイプして乱交する』的なものらしい。
メグミは高校卒業以来、5年ぶりに制服を着て、カメラの前で待機した。現在23歳。ボタンの位置も、丈の短さも、すべてがなんとなく気恥ずかしかった。
一方ハルカは、エロマンガでしか見ないような開けっぴろげのブレザーと乳首透け透けの白シャツ、おしりちら見えの超ミニスカートに、陰毛がはみ出したマイクロパンツを着用している。始まってもいないのに、瞳にはハートマークが浮かんでいるように見える。
カメラの赤いランプが点灯し、現場の空気が変わる。ハルカの目の色も変わり、男優たちにも緊張が走る。
「みんな、勃ってる~? 早く挿れてよぉ」
ハルカは冒頭から全開だった。キス、フェラ、手コキ、パイズリ、挿入、腰振り、全てにおいて「自分が感じたい」が先行するセックス。最初に相手をする男優ふたりは、「死を覚悟した戦士」のような顔をしている。
メグミは、「次は俺の番だ……」と悲壮感をにじませる残りの男優と絡みつつ、地味JKを装い、ハルカの爆発力を調整する役として立ち回ることを選んだ。
ハルカは画になる。今回は、とにかくその素材を活かす。
ハルカが喘ぎ声を上げれば、こちらは沈黙で支える。ハルカが男優を責めれば、自分はじっくり受ける。4人の男優を潰れないように回しながら、企画としてのバランスを保っていく。
ハルカの騎乗位。生で見る、男優殺しの暴力的な『パワーグラインド』──自分の快楽しか考えていないそれは、しかし画としては圧巻だった。
(この子……すごい。ナチュラルにエロすぎる。だけど、私は私のやり方で……)
撮影は数時間に及んだ。
途中、立ちバックでハルカを突いていた男優の足がふらついていた。メグミは男優のアナルを舐めるポーズを取りながら、背後からその下半身を支えた。
終盤、次にハルカと絡む男優が萎えてしまっていた。必死にしごき続ける彼を見たメグミは、画面内へと呼び寄せ、なるべく優しく口にふくんだ。「行けそう?」と訊くと、復活した彼は涙ぐみながら頷き、無事に自分の番をこなした。
ラストカット。絶叫にも似たハルカの喘ぎとともに、男優たちがハルカとメグミに射精し、フィニッシュ──。
ハルカは中出しされた膣内に指を突っ込むと、精液をぐちょぐちょかき回しつつ、クリトリスをこすって追加イキ。そして顔にかかった白いものをペロッとしながら、明るく笑った。
「ん~! スッキリしたぁ! やっぱAVって最高だね~!」
その場にいた男優たちは、みな死んだ魚の目をしていた。
メグミも、表情を作るのがやっとだった。確かに膣奥まで届いた精液も、今は虚ろな感覚だった。
「いやぁ~、メグミちゃん、めっちゃよかったよ! また一緒にヤろーね!」
股下から精液と愛液を垂らしながらまっすぐに笑う彼女の目は、エロくもあり、無邪気な子供のようでもあった。
(こんな表現の仕方も、あるんだな)
メグミは、汁と汗にまみれたまま、天井を見上げた。
***
撮影が終わったスタジオは、ほとんど戦場跡のようだった。
男優たちはそれぞれソファに沈み込み、タオルで顔を覆って動けない。スタッフは淡々と機材の片付けを進めるが、その足取りもどこか重い。
帰り際、メグミはハルカに呼び止められた。
「じゃーねー! あっ、メグミちゃん、連絡先交換しよーよ!」
そう言って、ハルカはメグミの手を取り、強引にスマホを操作する。
ハルカはあっという間に連絡先を交換すると、何事もなかったかのようにスタスタと出口に向かった。
大きく開いたキャミの胸元、うっすら浮き上がる乳首。ホットパンツからのぞく腰回り、プリプリに揺れるヒップ。そんな姿を見るたびに、ネットで見た様々な異名がメグミの脳裏を過ぎった。
ハルカが去ると、ようやく部屋に静けさが戻った。
「……いやぁ、相変わらずすごいな、あの子」
ぼそりと呟いたのは、監督だった。眼鏡を外して汗をぬぐいながら、少しだけ苦笑している。
「メグミさん、今日はほんとに助かりました」
「いえ……私なんて、たいしたこと……」
「いやいや。メグミさんがいなかったら、画として破綻してたよ。見せ方とか、立ち回りとか、ほんとよかった。おかげでなんとか成立した」
言葉には本気の感謝が込められていた。メグミは、じんわりと胸が熱くなるのを感じた。
ふと、片隅で横になっていた男優のひとりが、手を振った。
「……マジで……メグミさんのおかげっす。あの人と2人きりだったら……死んでた……」
それに、もうひとりも続く。
「てか、メグミさんが普通に可愛いし、優しいから、なんとかモチベ保てた……。ほんと、マジ天使……」
苦笑まじりの弱々しい声。でも、それは照れ隠しのない、真っ直ぐな言葉だった。
メグミは、ぺこりと小さく頭を下げた。
超特濃の嵐が過ぎ去ったスタジオで、メグミは自分の役割と、作品という名の戦場を想った。
この業界では、ただ裸になればいいわけじゃない。セックスする演技をし、感じてるフリをし、たとえ本気をさらけ出したとしても、それだけでは成り立たない。
誰かが引き立てて、誰かが支えて、誰かが全体を整えて──それでようやく、1本の「作品」ができあがる。
また現場はある。次は、今日よりも、自分ができることを、自分にしかできないことを、もっとちゃんとできるように……。
「みなさん、お疲れ様でした」
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