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蜜月
新たな欲求
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「セイシュン、大丈夫か?」
目覚めた瞬間、心配そうな先輩の顔が目に入った。えげつない気怠さに瞼を閉じてしまいそうになるが、グッと目元で気合いを入れ、視界だけでもクリアにする。
「どれくらい寝てた?」
体を起こそうとして、一瞬で諦めた。ケツの痛みはそうでもないが、腰が重くて寝返りがやっとだった。
「三十分くらいかな」
ちょっと安心したのか、先輩の表情が和らぐ。目線が合わないと話しにくい。手を伸ばして先輩の服を引っぱり、隣に寝転べと、いつの間に用意したのか、当然のように敷かれた布団の上を手の平で叩いてやる。
オレの要求を察して、布団に寝転んだ先輩と目が合った。どこか気まずそうな困った顔が、誤魔化すよう曖昧な笑みに変わる。
「先輩もちゃんとイった?」
「あぁ、お前とほぼ一緒にな」
嘘臭い。思わずジト目になると「ほんとだ」と眉間を人差し指で強めに押される。
布団が敷いてあるのと同じくらい、オレの体も当然のようにキレイなのだ。酷使した腰とケツのダメージがなければ、夢だったのでは? と思うくらい痕跡がない。
「あんまり無茶するな……不安になる。あと五分、セイシュンの意識が戻らなかったら、車庫にある早く走りそうな車を借りて山を下りる所だった」
真剣な顔でおっかない事を言われてしまった。今後、最中に意識が吹っ飛ぶようなヤリ方は控えよう。てか、あの程度で最後までヤリきれない自分の不甲斐なさが泣ける。
「次は絶対に寝落ちしない」
悔しさからそう宣言すると、先輩がふにゃっと笑ってくれた。オレは先輩のだらしないくらいに幸せそうな、この顔が堪らなく好きだなと実感する。
「あのさぁ……ちょっと、言っときたい事あんだけど、いい?」
少し手を伸ばせば、指先が触れ合う。どちらが言うでもなく、自然と恋人握りだったか、あの形におさまる。
「ん、どうかしたか?」
軽く握っているだけなのに溶けて一つになっているような一体感があっていい。手から広がる幸福感に口元も緩み、形になってしまった欲望が転がり出る。
「オレも先輩を抱きたい」
すると、さっきまで温かくて柔らかかった先輩の手が、石のように強ばった。笑った顔も困惑しているのかただ貼り付いているだけでピクリとも動かず、文字通りオレの言い放った言葉は先輩を凍りつかせた。
これ以上ないくらい反応してくれているのだろうが、こうも無反応だと話しにくい。
「先輩、聞いてる?」
とりあえず、握った手を引き寄せようとしたが、本当に石化したのかと思うくらい先輩の手は微動だにしなかった。
「あ、あぁ……聞いてる。聞こえてる……セイシュン、それは、本気……なのか?」
「冗談で言う訳ないじゃん。本気に決まってるだろ」
恐る恐るの問いにオレが即答すると、先輩は押し黙る。快諾してくれるとは思っていなかったが、こうも露骨に拒絶されると、こちらの胸中も穏やかではない。
「……そんなに嫌?」
石のように固くなった先輩の手を握る。拒絶されたダメージを引きずり、縋るような情けない声が出た。すると、先輩にハッとした表情が浮かび、慌てて手を握り返してくれた。
「嫌じゃない」
先輩はオレを安心させる為か、笑って見せる。でも、優しげなその声から、無理しているのがありありと分かってしまった。
「お前がやりたいって言うなら、いくらでも付き合ってやる。でも、今日は止めとけ。俺が無理させたから、体辛いだろ。今はゆっくり休め」
「そんな適当に返事していいの? オレ、本気で先輩のケツ狙うよ?」
直接的な言葉に先輩は一瞬怯んだが、すぐにいつもの調子に戻る。
「お前にさせてる事を断れる訳ないだろ。俺は、体の丈夫さは見ての通りだからな。少々の無茶は問題ない。お前の気の済むようにしたらいい」
「……オレ、させられてる訳じゃあない」
先輩の口から出た言葉があまりに予想外すぎて、ちょっと声が掠れてしまった。明らかに意気消沈したオレの反論に、先輩の顔に動揺が浮かぶ。
「先輩とセックスするの、オレ全然、嫌じゃあない……てか、して欲しいって思ってるし、むしろオレからしてくれって迫ったようなもんだろ。最初からそうだよ」
「ん、そうか。そうだと、俺も嬉しいよ」
どこへ向かうか分からない会話に、先輩が慎重に頷く。
「だから、先輩にもオレと同じ気持ちになって欲しい。嫌々ケツ向けられても萎えると思うし、なんか悲しいじゃんか」
包み隠さずオレの希望を伝えると、先輩は心底困ったと言いたげな顔を見せた。
「俺みたいな大男を相手にしたいと思えるセイシュンの気持ちが分からないんだ。ん、でも、それを拒否する気はない。セイシュンがしたいならしてくれていい……それじゃあ駄目か?」
「駄目」
先輩の精一杯の気遣いを一刀両断してやると、頭を抱えて呻りだした。
「オレだって先輩と比べたら小さい方だろうけど、普通に考えたら大の男だからな! 先輩が受け入れてくれるか分かんなかったけど、それでもして欲しいって気持ちの方が大きかった。オレが出来るなら先輩にも出来るって」
それでいい訳ないだろう。先輩の言い分を納得したら、同意はあるけど無理矢理、それこそレイプみたいなものになってしまう。そんなのは絶対に嫌だ。
「今すぐに、とは言わない。先輩の気持ちがオレとしたいって思うようになってからでいい」
「んー……」
「思わせてみせるから! 絶対!」
先輩の快い返事が貰えず、色気もへったくれもない宣戦布告みたいな言葉を口にしてしまった。
「分かった」
そこまで言って、ようやく先輩は少しだけ笑ってくれる。
「セイシュンに興醒めされて振られてもいいって思うくらい、俺を惚れさせてくれ」
望むところと、小指を突き付け、しっかり約束を結ぶ。ちょっとホッとしたのか、先輩の顔も緩んだ。
「あのさ……もう、してもいい?」
先輩の顔を見ていると、つい気持ちが先走ってしまった。約束して数秒だが、心変わりしている可能性もある。と、思ったのだが、返事の代わりに見事な手刀を頂いてしまった。
オレと違って、先輩は簡単にヤラせてくれそうにない。前途多難だなと、クラクラする頭で思った。
目覚めた瞬間、心配そうな先輩の顔が目に入った。えげつない気怠さに瞼を閉じてしまいそうになるが、グッと目元で気合いを入れ、視界だけでもクリアにする。
「どれくらい寝てた?」
体を起こそうとして、一瞬で諦めた。ケツの痛みはそうでもないが、腰が重くて寝返りがやっとだった。
「三十分くらいかな」
ちょっと安心したのか、先輩の表情が和らぐ。目線が合わないと話しにくい。手を伸ばして先輩の服を引っぱり、隣に寝転べと、いつの間に用意したのか、当然のように敷かれた布団の上を手の平で叩いてやる。
オレの要求を察して、布団に寝転んだ先輩と目が合った。どこか気まずそうな困った顔が、誤魔化すよう曖昧な笑みに変わる。
「先輩もちゃんとイった?」
「あぁ、お前とほぼ一緒にな」
嘘臭い。思わずジト目になると「ほんとだ」と眉間を人差し指で強めに押される。
布団が敷いてあるのと同じくらい、オレの体も当然のようにキレイなのだ。酷使した腰とケツのダメージがなければ、夢だったのでは? と思うくらい痕跡がない。
「あんまり無茶するな……不安になる。あと五分、セイシュンの意識が戻らなかったら、車庫にある早く走りそうな車を借りて山を下りる所だった」
真剣な顔でおっかない事を言われてしまった。今後、最中に意識が吹っ飛ぶようなヤリ方は控えよう。てか、あの程度で最後までヤリきれない自分の不甲斐なさが泣ける。
「次は絶対に寝落ちしない」
悔しさからそう宣言すると、先輩がふにゃっと笑ってくれた。オレは先輩のだらしないくらいに幸せそうな、この顔が堪らなく好きだなと実感する。
「あのさぁ……ちょっと、言っときたい事あんだけど、いい?」
少し手を伸ばせば、指先が触れ合う。どちらが言うでもなく、自然と恋人握りだったか、あの形におさまる。
「ん、どうかしたか?」
軽く握っているだけなのに溶けて一つになっているような一体感があっていい。手から広がる幸福感に口元も緩み、形になってしまった欲望が転がり出る。
「オレも先輩を抱きたい」
すると、さっきまで温かくて柔らかかった先輩の手が、石のように強ばった。笑った顔も困惑しているのかただ貼り付いているだけでピクリとも動かず、文字通りオレの言い放った言葉は先輩を凍りつかせた。
これ以上ないくらい反応してくれているのだろうが、こうも無反応だと話しにくい。
「先輩、聞いてる?」
とりあえず、握った手を引き寄せようとしたが、本当に石化したのかと思うくらい先輩の手は微動だにしなかった。
「あ、あぁ……聞いてる。聞こえてる……セイシュン、それは、本気……なのか?」
「冗談で言う訳ないじゃん。本気に決まってるだろ」
恐る恐るの問いにオレが即答すると、先輩は押し黙る。快諾してくれるとは思っていなかったが、こうも露骨に拒絶されると、こちらの胸中も穏やかではない。
「……そんなに嫌?」
石のように固くなった先輩の手を握る。拒絶されたダメージを引きずり、縋るような情けない声が出た。すると、先輩にハッとした表情が浮かび、慌てて手を握り返してくれた。
「嫌じゃない」
先輩はオレを安心させる為か、笑って見せる。でも、優しげなその声から、無理しているのがありありと分かってしまった。
「お前がやりたいって言うなら、いくらでも付き合ってやる。でも、今日は止めとけ。俺が無理させたから、体辛いだろ。今はゆっくり休め」
「そんな適当に返事していいの? オレ、本気で先輩のケツ狙うよ?」
直接的な言葉に先輩は一瞬怯んだが、すぐにいつもの調子に戻る。
「お前にさせてる事を断れる訳ないだろ。俺は、体の丈夫さは見ての通りだからな。少々の無茶は問題ない。お前の気の済むようにしたらいい」
「……オレ、させられてる訳じゃあない」
先輩の口から出た言葉があまりに予想外すぎて、ちょっと声が掠れてしまった。明らかに意気消沈したオレの反論に、先輩の顔に動揺が浮かぶ。
「先輩とセックスするの、オレ全然、嫌じゃあない……てか、して欲しいって思ってるし、むしろオレからしてくれって迫ったようなもんだろ。最初からそうだよ」
「ん、そうか。そうだと、俺も嬉しいよ」
どこへ向かうか分からない会話に、先輩が慎重に頷く。
「だから、先輩にもオレと同じ気持ちになって欲しい。嫌々ケツ向けられても萎えると思うし、なんか悲しいじゃんか」
包み隠さずオレの希望を伝えると、先輩は心底困ったと言いたげな顔を見せた。
「俺みたいな大男を相手にしたいと思えるセイシュンの気持ちが分からないんだ。ん、でも、それを拒否する気はない。セイシュンがしたいならしてくれていい……それじゃあ駄目か?」
「駄目」
先輩の精一杯の気遣いを一刀両断してやると、頭を抱えて呻りだした。
「オレだって先輩と比べたら小さい方だろうけど、普通に考えたら大の男だからな! 先輩が受け入れてくれるか分かんなかったけど、それでもして欲しいって気持ちの方が大きかった。オレが出来るなら先輩にも出来るって」
それでいい訳ないだろう。先輩の言い分を納得したら、同意はあるけど無理矢理、それこそレイプみたいなものになってしまう。そんなのは絶対に嫌だ。
「今すぐに、とは言わない。先輩の気持ちがオレとしたいって思うようになってからでいい」
「んー……」
「思わせてみせるから! 絶対!」
先輩の快い返事が貰えず、色気もへったくれもない宣戦布告みたいな言葉を口にしてしまった。
「分かった」
そこまで言って、ようやく先輩は少しだけ笑ってくれる。
「セイシュンに興醒めされて振られてもいいって思うくらい、俺を惚れさせてくれ」
望むところと、小指を突き付け、しっかり約束を結ぶ。ちょっとホッとしたのか、先輩の顔も緩んだ。
「あのさ……もう、してもいい?」
先輩の顔を見ていると、つい気持ちが先走ってしまった。約束して数秒だが、心変わりしている可能性もある。と、思ったのだが、返事の代わりに見事な手刀を頂いてしまった。
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