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第14話。
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俺の思いが現実となるにつれ、父親は、廃人以上のものとなった。もう、恥さらしだ。そう思えた。父親が勘違いしているのは、アダルトビデオのセックスだけじゃない。すべてを考え違いし、勘違いしている。俺が、朝倉署の刑事たちに、何度、謝ったことか?もう、謝罪じゃ済まないのだった。素行が悪いというのは、父親の昔からの癖だった。酒場や風俗店でしこたま遊ぶのも、そうであって、俺は、もう、すべてを放擲し、捨ててしまっていた。一切、相手したくない。そう思えるようになった。現に、陽一の汚い顔を見ると、吐き気がする。俺にとって、元々、父親は嫌な存在だったが、今になって、それが倍加した。俺自身が、もう、父親の存在を受け入れなくなっているのだ。俺は、自由に小説を書く。実際、新聞配達が本業で、文筆は副業であっても、人様からは、褒められる。文章を書くのが上手だ、と言われる。俺は、その一言だけを追い風にして、今まで、インターネット上に小説を書いて、散々発表してきた。俺にとって、文筆は、自己満足などじゃなくて、立派な職業なのだ。馬鹿にされたくない、という気持ちが強かった。(以下次号)
俺の思いが現実となるにつれ、父親は、廃人以上のものとなった。もう、恥さらしだ。そう思えた。父親が勘違いしているのは、アダルトビデオのセックスだけじゃない。すべてを考え違いし、勘違いしている。俺が、朝倉署の刑事たちに、何度、謝ったことか?もう、謝罪じゃ済まないのだった。素行が悪いというのは、父親の昔からの癖だった。酒場や風俗店でしこたま遊ぶのも、そうであって、俺は、もう、すべてを放擲し、捨ててしまっていた。一切、相手したくない。そう思えるようになった。現に、陽一の汚い顔を見ると、吐き気がする。俺にとって、元々、父親は嫌な存在だったが、今になって、それが倍加した。俺自身が、もう、父親の存在を受け入れなくなっているのだ。俺は、自由に小説を書く。実際、新聞配達が本業で、文筆は副業であっても、人様からは、褒められる。文章を書くのが上手だ、と言われる。俺は、その一言だけを追い風にして、今まで、インターネット上に小説を書いて、散々発表してきた。俺にとって、文筆は、自己満足などじゃなくて、立派な職業なのだ。馬鹿にされたくない、という気持ちが強かった。(以下次号)
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