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猿渡新聞店
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福岡県朝倉市の国道三百八十六号線から、ちょっと、企業団地側の路地に入ったところにある新聞店で、私が、毎朝、午前五時には、電動自転車に乗って、辿り着いてから、オーナーの猿渡さんに、配布する新聞一式を受け取り、電動自転車の前後の籠に載せて、朝倉市内の中宮野地区というところに、配達に行く。まだ、入店してから間もなくて、猿渡さんに、手取り足取り、教えてもらいながら、配達している。実際、早朝勤務は大変で、骨が折れる。電動自転車は、中宮野の山道を走れば、実際、転倒しかけて、吹き飛ばされかねないことだってあるし、実際、過去に、交通事故に遭って、亡くなった方もおられるそうだ。私は元々、坊ちゃま育ちで、苦労して、お金を稼いだことが、福岡市内の私立大学に在学したころに、家庭教師のアルバイトをして、金銭をわずかに得たことしかないから、はっきり言って、このアルバイトはきつい。そう思える。でも、いい。私にとって、いい社会経験であり、この新聞店は、オーナーの猿渡さんも親切で、扱う新聞も、地元の西日本新聞と、朝日新聞、日本農業新聞、西日本スポーツ新聞、聖教新聞の五つだけ(ただし、これらは、全部朝刊)と、西日本新聞の夕刊だけ。はっきり言って、配る部数は少なく、私も、配達に苦労はしても、電動自転車でコケて骨折とか、山道で遭難などということはない。はっきり言って、安全なアルバイトで、私は、いいところに、就職できたと思っている。まだ、試用期間だけど、これから、本格的に、雇用が始まる。また、同じ朝倉市内に在住する妻にも、日々、いい報告ができている。以上、私が勤務する猿渡新聞店に関して、エッセーのようなものを書かせていただいたが、私自身、本業は、作家で、自宅の裏二階の書斎で、パソコンに向かって、小説の原稿を書いて、投稿サイトにアップするのが、仕事だ。猿渡新聞店のお仕事は、あくまで、食べるためのお仕事で、それ以上でも、以下でもない。私の職歴というのは、実際、お粗末だけど、これから、キャリアを積み重ねて、どんどん、キャリアアップしていこうと思っている。ちなみに、私は、今のところ、成人病や、悪い病気というのは、一つもない。四十代男性で、精神以外は、きわめて健康。インターネットが大好きで、実家では、もっぱら、暇があれば、中古で買って、自作したパソコンを見ている。インドアだけど、近くにあるダイレックス朝倉店には、頻繁に買い物に行く。ということで、これぐらいが、私の近況だ。猿渡新聞店の話からだいぶ逸れたけど、このあたりで、このエッセーを結稿させていただこうと思う。
(了)
(了)
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