上 下
1 / 6

ぜろ

しおりを挟む
朝、二日酔いの頭痛を感じながら目を覚ますと、横では見た感じすっ裸の美青年が私を抱きしめて寝ていました。
驚くことなかれ、その青年こそ私がここ10年間必死に育ててきた養い子の駿だ。
この時の私が1番に思ったこと、それは「やっちまったー!!」の一言である。
慌てて起き上がると、下半身がだるくって鈍痛がした。
恐る恐る毛布をはぐると、私の足元のシーツには血がベッタリついていた。
もうそれは紛れもなく、私が駿に酔ってやらかした証拠だった。
しおりを挟む

処理中です...