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――この子がいるせいで、あの人は私の所に来てくれない!

――この子さえ居なければ・・・

――そうよ!

――こんな子要らない!

ハッキリと覚えている。

'私'の中の鬼がそういったのを・・・

そして'私'は彼の背中に手を伸ばした。
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