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第二章 森の中
第九話 奪った力
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「ここら辺でいいか」
洞窟の中を走り回って着いたのは小さな部屋みたいな場所だった。
俺はそれぞれの技能の詳細欄を開く。ここまで来れたから、安心してチェックできる。
【体術】Ⅰ
【分類】武術系
【希少度】通常
【説明】戦闘時の体の動かし方が上手になる。
これを取得したことで、体の動かし方というか理想の動きに近い動きができるようになった。アニメの戦闘シーンに近い動きができる。
【移動術】Ⅰ
【分類】武術系
【希少度】通常
【説明】歩行、走行、跳躍……ある程度の移動を感覚的に行えるようになる。
これは走り方が上手になった感じがしたな。後は【体術】と組み合わせることで、アクロバティックな動きができる。
【武術】Ⅰ
【分類】総合系
【希少度】通常
【説明】武術系統の総合技能。ただ、各武術をある程度にしか使えないので、剣なら純粋な剣術の方が強い。
これは全く、わからない。武器とかがないから。武術の試しようがないからだ。ただ、格闘技とかのサポートも入っているので、それは実際にできるかもしれない。
全て戦闘系の技能だな。それだけ、あの熊はいいものを持っていたんだろう。
特に【移動術】は便利だ。なんとなく、高速で動けるようになる。本当になんとなくだ。動きのセンスを得たのだろう。でも、【体術】と組み合わせた動きもやっぱり面白い。自分の身体じゃないみたいだ。
ちょっと、やってみよう。壁に向かって走ってみる。そして、壁にぶつかる手前で……
「ヤッ!」
俺は掛け声とともに、壁を蹴る。そして、空中で一回転する。勿論、俗にいう、壁蹴りもできる。某ゲームのように壁蹴り連打で壁を登れるかは怪しいけど……
「でもこんだけ、動けるなら、もう俺……あの熊に勝てるんじゃね?」
だって、自分が理想とする動きが自由自在にできる。【武術】である程度、格闘技とかもできるだろう。さっきみたに至近距離まで詰めたら、【火球】で火を当てながら、殴って蹴りまくる。
戦略、戦術なんてものは全くわからないから、とりあえず喧嘩のようにして相手が死ぬまでなぐり続ければ……
ふむぅ。なんというか脳筋プレイをしているようだ。
だけど……
あれ、意外といける? というか、当初、俺、【幻視】はもっと使えると思ってたけど、それ必要なくても勝てる状況になってきたんじゃね?
やっぱり、【技能奪取】強いな。チートじゃないか。
俺が認識を改める。どうやら自分が思っている以上に、自分の力はチーとだったようだ。
「じゃあ、ちょっとやってみるか」
俺はやる気になって、今、来た道を戻った。
洞窟の中を走り回って着いたのは小さな部屋みたいな場所だった。
俺はそれぞれの技能の詳細欄を開く。ここまで来れたから、安心してチェックできる。
【体術】Ⅰ
【分類】武術系
【希少度】通常
【説明】戦闘時の体の動かし方が上手になる。
これを取得したことで、体の動かし方というか理想の動きに近い動きができるようになった。アニメの戦闘シーンに近い動きができる。
【移動術】Ⅰ
【分類】武術系
【希少度】通常
【説明】歩行、走行、跳躍……ある程度の移動を感覚的に行えるようになる。
これは走り方が上手になった感じがしたな。後は【体術】と組み合わせることで、アクロバティックな動きができる。
【武術】Ⅰ
【分類】総合系
【希少度】通常
【説明】武術系統の総合技能。ただ、各武術をある程度にしか使えないので、剣なら純粋な剣術の方が強い。
これは全く、わからない。武器とかがないから。武術の試しようがないからだ。ただ、格闘技とかのサポートも入っているので、それは実際にできるかもしれない。
全て戦闘系の技能だな。それだけ、あの熊はいいものを持っていたんだろう。
特に【移動術】は便利だ。なんとなく、高速で動けるようになる。本当になんとなくだ。動きのセンスを得たのだろう。でも、【体術】と組み合わせた動きもやっぱり面白い。自分の身体じゃないみたいだ。
ちょっと、やってみよう。壁に向かって走ってみる。そして、壁にぶつかる手前で……
「ヤッ!」
俺は掛け声とともに、壁を蹴る。そして、空中で一回転する。勿論、俗にいう、壁蹴りもできる。某ゲームのように壁蹴り連打で壁を登れるかは怪しいけど……
「でもこんだけ、動けるなら、もう俺……あの熊に勝てるんじゃね?」
だって、自分が理想とする動きが自由自在にできる。【武術】である程度、格闘技とかもできるだろう。さっきみたに至近距離まで詰めたら、【火球】で火を当てながら、殴って蹴りまくる。
戦略、戦術なんてものは全くわからないから、とりあえず喧嘩のようにして相手が死ぬまでなぐり続ければ……
ふむぅ。なんというか脳筋プレイをしているようだ。
だけど……
あれ、意外といける? というか、当初、俺、【幻視】はもっと使えると思ってたけど、それ必要なくても勝てる状況になってきたんじゃね?
やっぱり、【技能奪取】強いな。チートじゃないか。
俺が認識を改める。どうやら自分が思っている以上に、自分の力はチーとだったようだ。
「じゃあ、ちょっとやってみるか」
俺はやる気になって、今、来た道を戻った。
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