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第三章 塔
第十四話 塔
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一夜が過ぎ、太陽が天へ顔を見せ始めた頃、俺は移動を開始した。
「ふぅ」
俺はギラギラと地を照りつける太陽に向かい溜息を吐く。まだみぬ土地を求めて、移動を再開する。
そして、見つけてしまった。
「何だこれ?」
俺は手に箱を持って、眺めている。道中見つけた『宝』箱のような物には見事なそう装飾が施されていて、箱だけでも一級品の価値はあるだろう。何でこんな物があるのか?と疑問に思う。
こんなものが落ちているなんて、おかしいだろう。もしかしたら、行商人などが落としていったなどのかもしれない。
「うーん。おかしい」
俺は呟く。何か違和感が拭えない。
「何かがおかしいんだけどな」
じーと観察している内に、俺は不快感を感じ始めた。
「なにこれ? 気持ち悪い!?」
俺の体に流れ込む不快感。
俺はすぐさま箱から手を離す。手を離した箱は重力に引かれ、地面に落ちていく。
カタンと地面に落ちた箱に、紫色の霧が包んでいく。先ほどの豪華な装飾は紫色の不可思議な紋様へと姿を変えて言った。そして、何やら文字のような物が浮き出ている。
うん?
……よく見たら、
「これ、日本語じゃんか!」
俺は驚いて声を上げてしまう。なんで箱に日本語が書かれているんだ? でも、何が書いてあるんだろう。読んでみよう。
【コノ箱ヲ開ケル時、呪イヲ受……死】
【モシ呪イヲ受ケ......ラ進メヨ】
呪い?
俺は思わず身震いした。呪いなんて受けてないよな。心配になって身体をペタペタと触ってみる。何もない。当たり前だ。だが、それ以上に気になるのは最後の部分。
「死」
この一文字だ。この文字が本当なら、俺は呪いを受けて、死んでしまうことになる。途方もなく恐ろしいことだ。どうしようか迷ったが、俺は呪いを解く方法なんて知らない。
楽観的に
仕方ないので、進むことにした。
▼
進んでいくと、鬱蒼と生えていた木々が少なくなってきた。何が起こるかわからない。油断禁物だ。
そう考えている間にもどんどん木々が少なくなってきている。
そして、遂に鬱蒼とした密林地帯から出てしまった。密林地帯から出た場所は更地だった。
「……マジか」
俺が見上げた場所には塔があった。天まで届きそうな塔だ。エッフェル塔のような繊細かつ美しい塔ではなく、赤レンガのようなもので組まれた西洋風の塔だ。しかも、ご丁寧に入り口と書かれた扉もある。
ただ、気になるのが、なんで俺が今までこの塔に気付かなかったのかということだ。常時展開されているはずの【探索】にも引っかからなかったし、どうなってるんだ?
さすがに付近、十メートル地点でやっと気付くってのはおかしい。さっきの箱といい、何なんだ。
少し悩んだが、扉を開けてみることにした。
「すみませ~ん」
扉を開け、中へ向かって声を出す。
〘主の魔力を検知……認識【パンドラの箱】......ダンジョン名:製作王の塔へ転移……開始〙
「うわっ!?どういう事だ?」
足元に形成された魔法陣を見て、俺は叫ぶ。
〘転移魔法陣の形成に成功……転移〙
そんな機械音と共に、俺の視界が眩い光に包まれた。そして、俺は立っていた。大きな扉の前に。
「ふぅ」
俺はギラギラと地を照りつける太陽に向かい溜息を吐く。まだみぬ土地を求めて、移動を再開する。
そして、見つけてしまった。
「何だこれ?」
俺は手に箱を持って、眺めている。道中見つけた『宝』箱のような物には見事なそう装飾が施されていて、箱だけでも一級品の価値はあるだろう。何でこんな物があるのか?と疑問に思う。
こんなものが落ちているなんて、おかしいだろう。もしかしたら、行商人などが落としていったなどのかもしれない。
「うーん。おかしい」
俺は呟く。何か違和感が拭えない。
「何かがおかしいんだけどな」
じーと観察している内に、俺は不快感を感じ始めた。
「なにこれ? 気持ち悪い!?」
俺の体に流れ込む不快感。
俺はすぐさま箱から手を離す。手を離した箱は重力に引かれ、地面に落ちていく。
カタンと地面に落ちた箱に、紫色の霧が包んでいく。先ほどの豪華な装飾は紫色の不可思議な紋様へと姿を変えて言った。そして、何やら文字のような物が浮き出ている。
うん?
……よく見たら、
「これ、日本語じゃんか!」
俺は驚いて声を上げてしまう。なんで箱に日本語が書かれているんだ? でも、何が書いてあるんだろう。読んでみよう。
【コノ箱ヲ開ケル時、呪イヲ受……死】
【モシ呪イヲ受ケ......ラ進メヨ】
呪い?
俺は思わず身震いした。呪いなんて受けてないよな。心配になって身体をペタペタと触ってみる。何もない。当たり前だ。だが、それ以上に気になるのは最後の部分。
「死」
この一文字だ。この文字が本当なら、俺は呪いを受けて、死んでしまうことになる。途方もなく恐ろしいことだ。どうしようか迷ったが、俺は呪いを解く方法なんて知らない。
楽観的に
仕方ないので、進むことにした。
▼
進んでいくと、鬱蒼と生えていた木々が少なくなってきた。何が起こるかわからない。油断禁物だ。
そう考えている間にもどんどん木々が少なくなってきている。
そして、遂に鬱蒼とした密林地帯から出てしまった。密林地帯から出た場所は更地だった。
「……マジか」
俺が見上げた場所には塔があった。天まで届きそうな塔だ。エッフェル塔のような繊細かつ美しい塔ではなく、赤レンガのようなもので組まれた西洋風の塔だ。しかも、ご丁寧に入り口と書かれた扉もある。
ただ、気になるのが、なんで俺が今までこの塔に気付かなかったのかということだ。常時展開されているはずの【探索】にも引っかからなかったし、どうなってるんだ?
さすがに付近、十メートル地点でやっと気付くってのはおかしい。さっきの箱といい、何なんだ。
少し悩んだが、扉を開けてみることにした。
「すみませ~ん」
扉を開け、中へ向かって声を出す。
〘主の魔力を検知……認識【パンドラの箱】......ダンジョン名:製作王の塔へ転移……開始〙
「うわっ!?どういう事だ?」
足元に形成された魔法陣を見て、俺は叫ぶ。
〘転移魔法陣の形成に成功……転移〙
そんな機械音と共に、俺の視界が眩い光に包まれた。そして、俺は立っていた。大きな扉の前に。
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