異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~

星天

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第五章 迷宮都市

第四十五話 ターニングポイント

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 「な、何だと? 力が消えた?」

 暴風之龍王テュポーンが驚きの声をあげた。俺は飛翔する。頭の中で技能を融合していく。



 【極限武術】
  【武術】+【戦闘本能】+【武の天才】=【極限武術】
  【分類】戦闘系
  【希少度レアリティ特殊ユニーク
  【説明】究極の武術であり、武術の達人でも理解することは不可能。それを実現する技能スキル

 【極限武術】
  【武術】+【戦闘本能】+【武の天才】=【極限武術】
  【分類】戦闘系
  【希少度レアリティ特殊ユニーク
  【説明】究極の武術であり、武術の達人でも理解することは不可能。それを実現する技能スキル

 ……etc




 【漂流者】天野翔
 【ランク】Ⅴ(上限無し)
 【天職】簒奪者
 【王権】
  【暴風】
 【特殊技能ユニークスキル
  【創造権能】
  【技能奪取】
  【技能融合】
  【多重存在】
  【叡智】
  【極限武術】
  【龍眼】
 【技能スキル
  【言語理解】
  【術理】
  【物理損害無効】
  【魔術攻撃耐性Ⅸ】
  【爆撃耐性Ⅸ】
  【孤独耐性Ⅹ】
  【第一次上限突破】【第二次上限突破】【第三次上限突破】【第四次上限突破】【第五次上限突破】
 【魔術】
  【因子魔術】
 【加護】
  【創造神】
  【龍神】
  【暴風神】
 
 極限まで強化されたステータス。

 「ははっ……マジかよ」

 俺は極限的に強化されたステータスを眺め、半分、うつろな笑い声を上げる。もはや、神にだって近しいだろう。文字通り、最強となった。

 眼の前にあるのは、圧倒的な脆弱の生き物だった。力を奪われ、失った、哀れな龍だった。

 だが、されど、それでも龍。人間とは生物としての格が違う。

 元々の力で俺を殺そうとしてくる。


 ――やられたらやり返す。

 

 俺は龍を殺しにかかる。

 「【巻き上がれ】」

 俺の一言が魔術のような感覚で発動する。否、魔力すら消費していない。これが力か。

 もはや、風の支配者になった気分だ。

 一言だけだが、それは絶対の命令となって、風が巻き上がり、凄まじい暴風となる。

 これは【王権】……風を意のままに操ることができる力だ。

 「【拘束せよ】」

 不可視の風が龍を包み込み、拘束する。龍は逃げようとする。だが、

 「さぁ、死ね!」

 俺がそう言って、殴りつけようとする。【極限武術】によって、力が増幅され、亜音速の拳撃が龍へと襲いかかる。

 「待て!」

 悪魔がそう言った。俺は殴るのを止める。

 あぁ、そういえば、こんな奴もいたなぁ。


 ――そういえば、こいつが全ての元凶か?


 「【拘束せよ】」

 俺の一言で、悪魔へと風が収束していく。収束した風は不可視の拘束具となって、悪魔を拘束した。

 だが、悪魔は呪文のようなものを唱えた。

 「還元されよ、魂となれ、【魂魄変換ソウルコンバージョン】」

 龍の身体が消える。

 あれは何だ?

 【質問認証……第七階梯神術・・魂魄変換ソウルコンバージョン】効果…対象を自身の魂に結合し、力を全融合する】

 頭の中から答えが帰ってきた。

 誰だ?

 【質問認証……特殊技能《ユニークスキル》【叡智】内に組み込まれている【解答《アンサー》】効果…質問を世界の理に伝達し、世界の理が許可した範囲内で対象者に解答する】

 あっ、さっき、大量に融合した奴ね。一応、詳細欄を見てみる。

 【叡智】権限Lv2
  【分類】特殊系
  【希少度レアリティ特殊ユニーク
  【説明】この世界の叡智が詰め込まれた××××××××(以下、表示不能)
  【能力】
    【解答】
    【参照】
    【解析】
    【保存】
   ※Slvは存在しない。

 恐らく、表示不能というのは権限レベルというのが関係しているのだろう。権限レベルというのがあるせいで、多少見れないところがあるが、十分、文句のない性能。

 【並列思考】が自身が二人いるような感覚だったが、これは自分の中にAIがいるような感覚。インターネットのような感じで質問をすれば解答してくれる。ものすごい便利。

 「待てとはどういうことだ」

 俺は厳しい口調で尋ねる。それっぽい風に話すように頑張ってみる。

 「貴方様は素晴らしい。我らの王となりませんか」

 王……だと。どういうことだ?

 俺が疑問に思うと、頭の中で【叡知】が反応した。

 【質問認証……【理解】が必要】

 なるほどね。使い物にならない。もっと、権限が必要ってことか

 「王となれば、あなたは幾万の軍や叡智、技能、魔術、なんでも我らが捧げます。王になりませぬか?」
 「それで、何で俺?」



 「そこには深い深い理由があるのですが……」


 そこで一息を吐いた。

 そのあと、一つ一つの単語をゆっくり区切るように言った。

 「世界を渡る時に創造神を騙る化け物と出会いませんでしたか?」
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