女子だけどダンジョンマスターやってます

ストロボフェア

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30 セレブ

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ここ2、3日のM’s cute と言うよりマリアレさんはVIP来店イベントの為に大忙しだった。

まず、VIPルームはティールームと兼用で増築した。
鳥かごみたいなフレームのガラス張りの温室で、今はリンさんオススメの白い小さな花がいっぱい咲いている。
そこに濃いめのピンクのソファーセット。ソファーはもちろんマニアの指示だ

さっきまで壁だった所から日光がさしている。やっぱ謎技術は謎だわ

それと外に駐車場を作った。でもVIPは馬車で来るらしい。
馬車って!シンデレラのカボチャみたいなやつ?セレブってハンパない!

道の草刈りはタルのおっさん達が担当。
タルのおっさんと気が合うらしいチョコもついて行ってる。おっさんはチョコのおねだりに弱いからなー





そしてとうとうVIPこと、ノイバン侯爵夫人が来店する日になった。さすがセレブは貸切だよ

「マキシ丈なのにサンダル履いちゃダメなの?」
「ダメです、肩も隠れる物を」

マリアレ教官は服装にまでチェックを入れてくる。生活指導の先生も兼任してるらしい。

メイドもスカートをロングにさせられている。

「ミカリ様、一昨日のシフォンのカットソーをなら肩も隠せるのでは?」
「あれかー、あれでいくかー」

優等生のゴブは最近めっきり姫ロリ系にシフトしていて、今日は水色のロングワンピースがフリルとレースまみれになっている。
まつげバシバシな顔とあいまってお人形さんみたい。

VIPの接客以前に私ら3人、服の系統違いすぎだけどそこは気にしないんだね




「侯爵夫人が到着された。ひかえよ」

マリアレさんが出迎えた背の高い男が平坦な声でつげる
打合せ通り私達は90度のお辞儀をする
静かなショップに衣擦れの音がひびいた

「「「いらっしゃいませ、侯爵夫人」」」

「いいわ、顔を上げてちょうだい」



ゴリラだ、ゴリラ

もう、めっちゃゴリラ。
今まで出会った人類の中で一番ゴリラ
ベスト オブ ゴリラ
ゴリラ オブ ゴリラ

ゴリラが貫頭衣に皮の防具みたいの付けてる!
ゴリラしゃべってるよ―――!!!!!

笑わなかった私をほめてあげたい
マリアレ合宿が無かったら絶対吹いて笑い転げてた

メイド、お前口のあたりピクピクしてるよ
鬼教官がレーザー出しそうな目でおまえを見てるからな
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