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43 女子会?
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私はフレアさんの恋バナをみんなでわいわいとしたかっただけで
「出会いは?」とか、「最初の印象は?」とか、「どっちから告ったの?」とか、そういうの!
だってここのお客さん、モテとか意識した商品にほとんど興味ないわけ
こっちがどんなにかわいいアクセサリーとかを用意しても、やれ「力がみなぎる」とか、「MPがわいてくる」とかしか言わないの
唯一、モテのキーワードで売れたのが例のスカート。
こないだ、おもいっきり付き合いで買ってくれたってわかちゃったけどね
ガールズトークしたり、甘いもの食べたりとか女子会みたいなことしたかっただけなの
急な召集だったし、みんなじゃ無くても都合の合う人だけでも来てくれたらいいなって思ってた
もちろん、ユリアーヌさん、マリアレ教官、リンさん、ローズさん、のフルメンバー集まってさくれたのはすっごくうれしい
「ミュケー家はだいたい何人の招待になるのかしら」
「150はあるかと、おさえても100はどうしても確保して欲しいとの事です。竜騎士団関係者は含めていません」
「そう、王都聖堂でもぎりぎりね。
でも会場の格は落としたくないわ」
「竜騎士関係はフレアの方の参列者にまわっていただきませんか?」
「そうね、そうしましょ。
この際、ミュケー家にも多少はひかえてもらって
とにかく教会を早くおさえなくっちゃ」
「どの店の生地も、フレアのイメージとあいませんわ!古くさいのよ!
かといって品のないペラペラの既製品はもっと嫌!」
「国外から生地を取り寄せますか?」
「ダメよ!
3年前に結婚した姪のアレクサンドラ、そう言って取り寄せた布が最悪でしたの!
もう魔法ギルドの宿直室の壁紙そっくり!
みんな口では「素敵よ」って言ってたけど、今だにあのドレスは酷かったって話題になりますの」
なんていうか、
思ってた恋バナなんて1ミリも無く
恋愛すっとばして
結婚式に向けた実務者会議みたいな
朝からみんな飛ばしすぎなんだよね
ブラドに「みんなに連絡をして」ってお任せしてたら、みんなの中に侯爵夫人が入ってて、早朝店に来るなり「教会はおさえたの?」って
私とフレアさんは何がなんだかさっぱりわからなくって
混乱してるうちに、侯爵夫人が会場係に立候補した。
もちろん誰ひとりN oと言える訳もなく。
マリアレ教官はその補助。
おそろしいことにブラドからのコウモリ便が来てすぐ花婿(仮)の家とばっちり業務連絡をとって来たようで2人でどんどん話をすすめている
チョコは餌どころではない空気を察してユリアーヌのパーティーが来た途端に樽のおっさん達とドラゴンを連れて散歩に行ってしまった。裏切り者め
さらに昼頃に現れたローズさんはローズさんで、王都の有名メゾンから集めたっていう大量の布地を持って来きた
ユリアーヌさんがローズさんに指示されてその布を次次とフレアさんに当てたり、巻きつけたりしている
今のところ全部にダメ出ししてるみたい
リンさんは「悪くないわよ」、「顔色がよく見えるわ」とかあたりさわりない感想を言ってされるがままのフレアをはげましている。多分。
肝心のフレアさんは侯爵夫人たちの勢いに押されて魂が抜けかかっているような?
ローズとユリアーヌにされるがままだ
時々「結婚?結婚?私が?どうして?」とかつぶやいている
やっぱ私が思ってた女子会となんか違うよね
「ちょっと、ミカリ!
ぼうっとせずに手伝いなさい
さっきも言いましたけど竜騎士の位についた以上もうフレアは貴族社会の一員ですの!
ミュケー家は由緒正しい貴族家ですし、貴族家では王都で噂がたった上に、一緒の屋敷で暮らしているのに結婚しないとかあり得ないんですのよ!
ああああ、、、時間も人も足りないわ」
「ええ、ええ、そうですとも
それにお相手はミュケー公ご本人!
非公式とは言え陛下の声がかりをいただいたのよ
今年大注目の結婚式のひとつになるわ」
フレアさんは「陛下」って言葉が出た時思いっきり下をむいた。
思い当たる事があるんだろう
フレアさん、なんか イロイロ ごめん
ほんとただ恋バナがしたかっただけで、こんな事になるとは思ってもみなかったの
どんなに頑張っても私には、、ううん、誰にも止められないっぽいし
がんばって。
私も何かしてるふり、じゃ無くってなんかお手伝いしなきゃ
結婚情報誌のジェクシィー読んでおけばいいかな
ジェクシィーはローズさんと侯爵夫人に速攻で奪われた
「出会いは?」とか、「最初の印象は?」とか、「どっちから告ったの?」とか、そういうの!
だってここのお客さん、モテとか意識した商品にほとんど興味ないわけ
こっちがどんなにかわいいアクセサリーとかを用意しても、やれ「力がみなぎる」とか、「MPがわいてくる」とかしか言わないの
唯一、モテのキーワードで売れたのが例のスカート。
こないだ、おもいっきり付き合いで買ってくれたってわかちゃったけどね
ガールズトークしたり、甘いもの食べたりとか女子会みたいなことしたかっただけなの
急な召集だったし、みんなじゃ無くても都合の合う人だけでも来てくれたらいいなって思ってた
もちろん、ユリアーヌさん、マリアレ教官、リンさん、ローズさん、のフルメンバー集まってさくれたのはすっごくうれしい
「ミュケー家はだいたい何人の招待になるのかしら」
「150はあるかと、おさえても100はどうしても確保して欲しいとの事です。竜騎士団関係者は含めていません」
「そう、王都聖堂でもぎりぎりね。
でも会場の格は落としたくないわ」
「竜騎士関係はフレアの方の参列者にまわっていただきませんか?」
「そうね、そうしましょ。
この際、ミュケー家にも多少はひかえてもらって
とにかく教会を早くおさえなくっちゃ」
「どの店の生地も、フレアのイメージとあいませんわ!古くさいのよ!
かといって品のないペラペラの既製品はもっと嫌!」
「国外から生地を取り寄せますか?」
「ダメよ!
3年前に結婚した姪のアレクサンドラ、そう言って取り寄せた布が最悪でしたの!
もう魔法ギルドの宿直室の壁紙そっくり!
みんな口では「素敵よ」って言ってたけど、今だにあのドレスは酷かったって話題になりますの」
なんていうか、
思ってた恋バナなんて1ミリも無く
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結婚式に向けた実務者会議みたいな
朝からみんな飛ばしすぎなんだよね
ブラドに「みんなに連絡をして」ってお任せしてたら、みんなの中に侯爵夫人が入ってて、早朝店に来るなり「教会はおさえたの?」って
私とフレアさんは何がなんだかさっぱりわからなくって
混乱してるうちに、侯爵夫人が会場係に立候補した。
もちろん誰ひとりN oと言える訳もなく。
マリアレ教官はその補助。
おそろしいことにブラドからのコウモリ便が来てすぐ花婿(仮)の家とばっちり業務連絡をとって来たようで2人でどんどん話をすすめている
チョコは餌どころではない空気を察してユリアーヌのパーティーが来た途端に樽のおっさん達とドラゴンを連れて散歩に行ってしまった。裏切り者め
さらに昼頃に現れたローズさんはローズさんで、王都の有名メゾンから集めたっていう大量の布地を持って来きた
ユリアーヌさんがローズさんに指示されてその布を次次とフレアさんに当てたり、巻きつけたりしている
今のところ全部にダメ出ししてるみたい
リンさんは「悪くないわよ」、「顔色がよく見えるわ」とかあたりさわりない感想を言ってされるがままのフレアをはげましている。多分。
肝心のフレアさんは侯爵夫人たちの勢いに押されて魂が抜けかかっているような?
ローズとユリアーヌにされるがままだ
時々「結婚?結婚?私が?どうして?」とかつぶやいている
やっぱ私が思ってた女子会となんか違うよね
「ちょっと、ミカリ!
ぼうっとせずに手伝いなさい
さっきも言いましたけど竜騎士の位についた以上もうフレアは貴族社会の一員ですの!
ミュケー家は由緒正しい貴族家ですし、貴族家では王都で噂がたった上に、一緒の屋敷で暮らしているのに結婚しないとかあり得ないんですのよ!
ああああ、、、時間も人も足りないわ」
「ええ、ええ、そうですとも
それにお相手はミュケー公ご本人!
非公式とは言え陛下の声がかりをいただいたのよ
今年大注目の結婚式のひとつになるわ」
フレアさんは「陛下」って言葉が出た時思いっきり下をむいた。
思い当たる事があるんだろう
フレアさん、なんか イロイロ ごめん
ほんとただ恋バナがしたかっただけで、こんな事になるとは思ってもみなかったの
どんなに頑張っても私には、、ううん、誰にも止められないっぽいし
がんばって。
私も何かしてるふり、じゃ無くってなんかお手伝いしなきゃ
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ジェクシィーはローズさんと侯爵夫人に速攻で奪われた
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