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あめ 1
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春樹は机に頬杖をつき、溜息をつく。
「はあ~。可愛すぎる。天使すぎるよ~。」
「春樹、でろんでろんになってるぞ。」
友人の彰が呆れた顔で言う。
「だって、可愛いんだもん。ほら、見て。あ~。もうわけわかんない。」
「まあ、確かに可愛いけど⋯。何考えてるかわかんないじゃん。無口だし、無表情。」
「え~。そうかな?結構わかりやすいよ。反応が薄いところも、可愛いところだよ。」
春樹は大声で話している。にも関わらず、優は無反応だ。聞こえていないわけがないが、何事も無かったように黒板を消している。彼のどこがわかりやすいのだろう?彰は不思議に思いながら彼を観察する。
「うわ~。彰、見すぎだよ。優が減っちゃう⋯。」
「人が減るって⋯どういう状況だよ。」
彰は、意味のわからない泣き言を言う春樹にまた呆れる。
「あめ」
っあ、喋った。いつの間にか、優がそばまで来ていたようだ。彰はびっくりする。
「あめ」
また、同じ言葉を繰り返す。
「あめ?あめ玉でも食いたいのか?」
「はあ~。可愛すぎる。天使すぎるよ~。」
「春樹、でろんでろんになってるぞ。」
友人の彰が呆れた顔で言う。
「だって、可愛いんだもん。ほら、見て。あ~。もうわけわかんない。」
「まあ、確かに可愛いけど⋯。何考えてるかわかんないじゃん。無口だし、無表情。」
「え~。そうかな?結構わかりやすいよ。反応が薄いところも、可愛いところだよ。」
春樹は大声で話している。にも関わらず、優は無反応だ。聞こえていないわけがないが、何事も無かったように黒板を消している。彼のどこがわかりやすいのだろう?彰は不思議に思いながら彼を観察する。
「うわ~。彰、見すぎだよ。優が減っちゃう⋯。」
「人が減るって⋯どういう状況だよ。」
彰は、意味のわからない泣き言を言う春樹にまた呆れる。
「あめ」
っあ、喋った。いつの間にか、優がそばまで来ていたようだ。彰はびっくりする。
「あめ」
また、同じ言葉を繰り返す。
「あめ?あめ玉でも食いたいのか?」
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