悪役令嬢は言いたい

みみみ

文字の大きさ
6 / 20

全然違うんですけど⁈※キャサリン視点

しおりを挟む
「何でぇ~⁈全然小説と違うんですけどぉー!あぁぁ、デューク様ったらあんなに幸せそうな顔しちゃって、あっ、悪役令嬢の手繋いだ!!もぉぉぉ、こんなのどうしたらいいのよぉ⁈」

 パニクって、悪役令嬢から逃げちゃったんだけど、なんか勢いついちゃって、うぉぉと全速力で走ってたら、なんと戻って来ちゃいました…へへへ
…違う違う!話し変わっちゃってるよ。

「もー、全く上手くいかないなぁ。そもそもこの小説悪役令嬢ものだし、ヒロインの好感度上げイベントとか、さらっとしか書いてなかったから覚えて無いんだよなぁ。唯一覚えてたの、誰のかもわからない出会いイベの最初のセリフだけだし、もう使っちゃったしねぇ。」

 前世で乙女ゲームをやった事なかったけど、そこから派生した小説が大好きだった。暇さえあれば小説読みまくってた。いや違うか…睡眠時間削りまくってたわ。働く時間よりラノベ読み漁ってる時間の方が多かったわ(笑)。更に私は半端なく小説を読むのが早い。いわゆる抜粋流し読み?だ。完結まで一気に読まないと寝られない派ですから。
そんな訳で、大量に色々な話しの知識だけはある。
友達によく叱られたなぁ~「細部まで気にして、考えて、時間沢山使って書いてる作者様に申し訳なさすぎる!」って。
クッ、ごめんなさい…素晴らしい小説は無限なのに、時間は有限なのが辛っっ

「絶望したよね。お気に入りは特に攻略対象者が皆んなルックス、性格共にツボったイケメンで、ストーリーは悪役令嬢のざまぁもんだったからだし…。」

 お気に入りの話しの一つに自分が転生したって気がついたのは、平民の時に近所に住んでいた大商会の息子で、ヒロインの幼馴染で攻略対象のロベルト・サーキュリーに出会ったから。黒髪琥珀色の瞳なのに天使だった。出会った時は…

「それにしても、おかしいんだよなぁ…
悪役令嬢の転生ものだったはずなのに、この1年こっそり観察?のぞき見?してたけど全く転生者って感じしないし…。それなのにどの攻略対象も婚約者といい感じ…。なんでだ?詰んでない?」






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

婚約破棄したら食べられました(物理)

かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。 婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。 そんな日々が日常と化していたある日 リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる グロは無し

将来の嫁ぎ先は確保済みです……が?!

翠月るるな
恋愛
ある日階段から落ちて、とある物語を思い出した。 侯爵令息と男爵令嬢の秘密の恋…みたいな。 そしてここが、その話を基にした世界に酷似していることに気づく。 私は主人公の婚約者。話の流れからすれば破棄されることになる。 この歳で婚約破棄なんてされたら、名に傷が付く。 それでは次の結婚は望めない。 その前に、同じ前世の記憶がある男性との婚姻話を水面下で進めましょうか。

あなたのことなんて、もうどうでもいいです

もるだ
恋愛
舞踏会でレオニーに突きつけられたのは婚約破棄だった。婚約者の相手にぶつかられて派手に転んだせいで、大騒ぎになったのに……。日々の業務を押しつけられ怒鳴りつけられいいように扱われていたレオニーは限界を迎える。そして、気がつくと魔法が使えるようになっていた。 元婚約者にこき使われていたレオニーは復讐を始める。

侯爵夫人のハズですが、完全に無視されています

猫枕
恋愛
伯爵令嬢のシンディーは学園を卒業と同時にキャッシュ侯爵家に嫁がされた。 しかし婚姻から4年、旦那様に会ったのは一度きり、大きなお屋敷の端っこにある離れに住むように言われ、勝手な外出も禁じられている。 本宅にはシンディーの偽物が奥様と呼ばれて暮らしているらしい。 盛大な結婚式が行われたというがシンディーは出席していないし、今年3才になる息子がいるというが、もちろん産んだ覚えもない。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

溺愛王子の甘すぎる花嫁~悪役令嬢を追放したら、毎日が新婚初夜になりました~

紅葉山参
恋愛
侯爵令嬢リーシャは、婚約者である第一王子ビヨンド様との結婚を心から待ち望んでいた。けれど、その幸福な未来を妬む者もいた。それが、リーシャの控えめな立場を馬鹿にし、王子を我が物にしようと画策した悪役令嬢ユーリーだった。 ある夜会で、ユーリーはビヨンド様の気を引こうと、リーシャを罠にかける。しかし、あなたの王子は、そんなつまらない小細工に騙されるほど愚かではなかった。愛するリーシャを信じ、王子はユーリーを即座に糾弾し、国外追放という厳しい処分を下す。 邪魔者が消え去った後、リーシャとビヨンド様の甘美な新婚生活が始まる。彼は、人前では厳格な王子として振る舞うけれど、私と二人きりになると、とろけるような甘さでリーシャを愛し尽くしてくれるの。 「私の可愛い妻よ、きみなしの人生なんて考えられない」 そう囁くビヨンド様に、私リーシャもまた、心も身体も預けてしまう。これは、障害が取り除かれたことで、むしろ加速度的に深まる、世界一甘くて幸せな夫婦の溺愛物語。新婚の王子妃として、私は彼の、そして王国の「最愛」として、毎日を幸福に満たされて生きていきます。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

【完結】私の事は気にせずに、そのままイチャイチャお続け下さいませ ~私も婚約解消を目指して頑張りますから~

山葵
恋愛
ガルス侯爵家の令嬢である わたくしミモルザには、婚約者がいる。 この国の宰相である父を持つ、リブルート侯爵家嫡男レイライン様。 父同様、優秀…と期待されたが、顔は良いが頭はイマイチだった。 顔が良いから、女性にモテる。 わたくしはと言えば、頭は、まぁ優秀な方になるけれど、顔は中の上位!? 自分に釣り合わないと思っているレイラインは、ミモルザの見ているのを知っていて今日も美しい顔の令嬢とイチャイチャする。 *沢山の方に読んで頂き、ありがとうございます。m(_ _)m

処理中です...