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ジュリアの愛
しおりを挟む「奥様...あ、まだ違いましたね。ふふっ。」
!!!!!!!!
やっぱり...ジュリアにも、巻き戻る前の記憶があったんだ!
「ジュリア...どうしてエマを殺そうとしたの?」
記憶があるのなら、駆け引きなんて必要ないと思い単刀直入に聞いた。
「エマ?ああ...あの使用人の事ですか。そのエマとやらだけではありませんよ?サミュエル様と関係を持った女は全て殺して来ました。奥様も含めてね。」
何を...言っているの?
全てって...何人殺したの?
恐怖で足が震える...。
「サミュエル様は...知っているの?」
「知るわけないじゃない。サミュエル様は女好き。一度別れた相手でもまた寄りを戻す。だから、寄りを戻さないように全員殺した。」
そんな身勝手な理由で、人の命を奪ったというの!?
狂ってる...
「ロディア嬢?」
後ろからサミュエルの声が聞こえ、ロディアはゆっくり振り返った。
「サミュエル様...」
サミュエルはロディアに振り払われた後、放心状態ですぐには動くことが出来なかった。
とっくに帰っていたと思ったロディアは、後ろから現れたサミュエルに動揺した。
サミュエル様は本当に知らなかったのだろうか...。
ジュリア以外の関係を持った女の子が、次々に死んでいたら怪しく思うはず...。
どうしよう...疑い出したらキリがない。
そもそもサミュエル様を信用出来ない。
この状況で、間に挟まれるなんて...。
「サミュエル様!お迎えに行こうと思っていたのでちょうど良かった!」
ジュリアは先程までの低い声とは違い、猫なで声でサミュエルに声をかけた。
...変わり身の早さは尊敬する。
「迎えとは?私はおまえに用などない。おまえとは終わったはずだろ!?最初からおまえなど遊びだ!」
あれ?これって...フラグ立ってませんか?
「私はロディア嬢を愛しているのだ!」
もうやめてー!!
私、刺されるじゃん!!
サミュエル様が私の何を知っているというの?
愛してるなんて軽々しく口にする男を、信じた過去の私を殴ってやりたい!!
その言葉を聞いたジュリアが、ゆっくりロディアに近付いてきた...。
「サミュエル様...愛していいのは私だけです。サミュエル様がその女を愛してると言うのでしたら、消えてもらわなくちゃ。」
ジュリアの手にはナイフが...
「このナイフ...あの時と同じなんですよ。このナイフはサミュエル様があなたに結婚を申し込んだ日に買いました。あなたを殺すために!」
ジュリアはナイフを構え、勢いよくロディアに向かって来た!
グサッ!!!!
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