夢の話

sora

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寝ても覚めても

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私は仕事の夢を見たりもする。

職場と同じようで違う場所、一緒に働いている人、時間帯はバラバラ。
時間帯にいたっては日中しか働いてないのに真夜中の時もある。
動物と関わる仕事が長いため、飼育エリアを見廻りしたり、いつもなら無い今にも逃げそうな動物を逃げないようにしたり、普段やってることをなぜか真夜中にしたりとさまざまである。

夢の中でも仕事をして、夢から覚めても仕事をするが、嫌いな仕事ではないために不思議と苦痛ではなかった。

職場の同僚から上司、さらにはお客様まで登場人物は普段からよく関わりのある人が多い。
ただあまり好感のない人が出ることはかなり少なく、好感のある人がよく出る傾向ではあると思う。
特に出やすいのは上司、私と出身地が同じお客様、先輩の3人である。

目をあけるといつもの職場、違うのは真夜中ということだけ。
窓の少ない屋内なのに真夜中だと分かるのは非常灯のような小さな照明しかついていないからだ。
小さいけれどもしっかりと見える。
感知式の照明なのか、廊下の先は暗くてよく見えない。
上司と2人で作業に入るため、エリア内に入る。
扉はインターロックになっており、入口側を閉めないと出口側は開かないようになっている。
掃除と片付けを行う間に上司は別の作業に向かった。
作業が終わりかけたが上司は戻ってこない。
もう2~3時間は経っている。
感知式の照明がついてくれず、暗い廊下をビクビクしながら進む。
職員の部屋を開けるとそこにはなぜか上司がいて、
「今日も頑張ろう!」
と言ってくる。
汚れていた作業着はいつのまにか綺麗になっており、再び上司と2人で作業に向かった。


この夢はループするときもあれば、仕事が終わる直前に目が覚めることもある。
仕事でミスをしないようにという警告なのか、単に仕事の感覚を楽しみたいだけなのかは分からない。

仕事が充実しているのは幸せだと私は思う。
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