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17.イーオン<永遠> 前編
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その夜、ウィンベリー伯爵の屋敷から、大きな人影が走り出た。
裏門から、速やかに滑り出ると、ずいぶんと辺りを気にする様子で、目深に帽子をかぶり、足早に行き過ぎる。
その人目を避けて歩く様から、誰にも会いたくないという心中は、明らかだった。
ちょうど、その男が、ウィンベリー伯爵の屋敷をぐるりと取り囲む塀の角を曲がろうとした時、背の高い男と鉢合わせした。
男はぎくりとして、一歩後ずさった。
深夜、このような場所を、用もなく歩く者がいるとは思えなかった。
まずい!
男は、全速力で反対方向へ、駆け出した。
「待てよ、マックス!」
背の高い男が、声をかけた。
マックスの足が、止まった。
「逃げるなよ、卑怯者」
卑怯者、その言葉は、マックスの胸にぐさりと突き刺さった。
マックスは奥歯をかみしめて、振り返った。
「あんた・・・、リック」
「逃げるなよ、卑怯者。自分の仕出かしたことは、わかっているんだろうな」
リックは、すかさず、マックスの内ポケットに手を差し込み、紙幣の束を地面に投げ捨てた。
そして、胸倉を捕まえると、その場から、マックスを人目につかない場所に連れだした。
大男だけに、抵抗されるとやっかいだったが、観念したのかマックスは大人しかった。
「よそ者のあんたに、何がわかるんだ」
「お前の言う通りだ。じゃあ、そいつに話せよ」
と、リックはマックスの後方を、顎で示した。
はっとした表情で、マックスは後ろを振り返った。
ロイが立っていた。
その後ろには、ジェームズがいた。
「ロイ・・・」
「マックス、俺たちは、親友だろ・・・?何故、何故・・・、こんなことを?」
ロイの頬には、擦り傷があった。
昨夜、ダイスからラルフと逃げる際に、負った傷だった。
ロイは、怒りの感情が湧くより、動揺していた。
イーオンを弾圧するグラディウスに屈せず、共に抗う仲間だと思っていた。
マックスを心から、信頼していた。
それなのに、グラディウスに追従する裏切り者、ウィンベリー伯爵に、仲間を売るとは。
仲間を、陥れるとは!
一体何故、という思いの方が、圧倒的に強かった。
「娘が病気だ。治すには・・・、金がかかる」
「だから?」
「だから?だから、仲間を売ったのかって?ああ、そうさ。娘のために、俺は仲間を売った。情報を渡せば、娘の治療費は、面倒を見てやると言われた。医者に見せて、十分に食べさせてやると言われた。お前に、わかるか・・・?日に日にやせ細っていく娘を、ただ見ていることしかできない辛さが。十分な薬も食べ物も手に入れてやることができない、やるせなさが。俺と妻の嘆きが・・・」
みな、押し黙った。
マックスは、泣いていた。
「俺は、後悔してない。これで、娘が、助かるなら、後悔はしない。例え、俺は地獄に落ちたとしても。何度だって、同じことをするだろう」
マックスは、懐からナイフを取り出すと、ロイの前に投げてよこした。
「殺せよ。俺を殺せよ」
「マックス・・・」
「俺を許せないだろう。ラルフを、お前の兄貴を、殺したのは、俺だ」
ロイは、足元のナイフを拾った。
「ロイ、止めるんだ」
ジェームズが、口をはさんだ。
兄さんを、殺した・・・。
たったひとりの兄さんを・・・、こいつが殺した。
ナイフを握る手に、力が籠もる。
「よすんだ、ロイ」
「こいつも、俺に殺られるなら、本望だ。兄さんも、それを望んでいる」
ロイの前で、マックスは、膝をついた。
こうべを垂れ、身体を震わせていた。
ジェームズは、がっちりと、ロイの身体を掴んだ。
「駄目だ、ロイ。それでは、何の解決にもならない」
「でも、それじゃあ、兄さんが・・・、兄さんが、兄さんが・・・!」
ロイの眼から、涙がこぼれ落ちた。
「絶対に駄目だ、ロイ。君が、マックスを殺せば、それこそグラディウスの思うつぼだ。ミグノフ総督の術中に、はまる。君には、大切な人がいるだろう。心から君を愛して、待っていてくれる人がいるはずだ。その人を、哀しませるようなことをしてはいけない」
ロイは、はっ、とジェームズの眼を見つめた。
「いいね。二度と無謀な真似を、してはいけない」
ジェームズの真摯な眼差しに、ロイは、拳を握りしめた。
そうして、ナイフを、地面に落した。
「畜生・・・、畜生、畜生・・・!」
ロイは地面に、突っ伏して、大声で、泣いた。
「少しは、落ち着いたか?」
明け方が、近かった。
ジェームズの屋敷の居間に、ジェームズと、ロイはふたりだった。
ジェームズはロイにソファを勧めたが、ロイは固辞して、立ったままだった。
例え、屋敷を辞めて何年が過ぎようと、ロイにとってジェームズは雇い主だった。
主人が立っているのに、座ることなどできなかった。
昨夜、ダイスの襲撃の後、身を潜めていたロイは、行く先にあてがなく、迷った挙句、今日の昼になって、ジェームズの屋敷を訪れ、昨夜の一件全てを話した。
ロイの話を聞いた後、その場に居合わせたリックは、突然、今夜から張り込みをしようと言いだした。
誰しも、その真意を測りかねたが、仲間を売った奴が現れるかもしれないというリックの主張を、無視するわけにはいかなかった。
リックは、ロイの話を聞いてすぐに、密告者がいると、それは、その場にいなかったマックスだろうと、睨んだ。
そして、おそらくグラディウスの貴族か、グラディウスに追従する者と接触しているはずだと、考えた。
うまく行けば、夜、人目を忍んで、貴族の屋敷に出入りするマックスを、捕まえることができるかもしれないと思った。
今夜、リックたちがウィンベリー伯爵の屋敷に張り込む以外にも、めぼしい者の屋敷に、ハリーや、その他数名を、張り込ませて、様子をうかがっていたところ、リックの予想通り、ウィンベリー伯爵の屋敷に、マックスが現れたのだった。
「私は、座るよ」
ジェームズは、察して先に座った。
一瞬、迷って、ようやくロイも腰を下ろした。
リックと、ハリーには下がってもらった。
イーオンのこれからについて、ジェームズは、ロイとふたりで話し合いたかった。
「私は、君たち兄弟と、話し合いたかった。ラルフには、ずっと無視されていたけどね」
「知っています。兄さんは、あなたのやり方は、生ぬるいと言っていた」
「気持ちは、分からないでもない。グラディウスは、圧倒的な軍事力で、イーオンを弾圧している。私たちが、何を訴えたところで、握りつぶされ、踏みにじられる。それでも、戦わなければならない」
「でも、一体、どうやって・・・?」
「グラディウスが、我々を侮る理由のひとつは、イーオンがまとまらないせいだ。イーオンを思う気持ちは変わらないのに、君たちは君たちで、私たちは私たちで、行動を起こして、足を引っ張り合う。どうかすると、お互いを非難しあっている。それでは、グラディウスの思うつぼだ」
「だから、手を取りあおうと?」
「ラルフには、幾度も、そう持ちかけた。けれど、聞く耳を持たなかった。我々貴族に、気を許そうとはしなかった。私の力が及ばなかった。残念だ」
「例え、イーオンがひとつにまとまったところで、グラディウスの奴らは、やっぱりイーオンを弾圧するでしょう。どうしたところで、イーオンが、グラディウスに勝てるわけがない」
「だから、無差別に人を殺すのか?それで、何が解決する?復讐が生み出すものなど、何一つない。わからないか?」
わからないか、その一言は、重たかった。
そう、無差別殺人の結果が、ラルフだ。
ラルフは、死んだ。
「このイーオンの問題を、イーオンだけの問題にしておいていいはずがない。私は、フォルティスも、ユースティティアも巻き込んでやるべきだと思う」
「ユースティティアも?」
「そうだ。ユースティティアも引き込んで、立ち向かうんだ。さらには、フォルティスの支援を取りつける。現実に起こり得ないことじゃない。少なくとも、ハリーとリックは、イーオンの出方を探るために、フォルティスの、私の親戚にあたる、リヴィングストン伯爵から、言い遣ってやって来た」
「フォルティスが・・・」
「私に、力を貸してくれ、ロイ。再び、平和なイーオンを取り戻すには、貴族も、平民も、皆が力を合わせて戦う必要がある。君たちの勢力が、私たちと合流することができれば、グラディウスに立ち向かえる。兄を失った君だからこそ、皆を説得できると思う。その深い悲しみを、イーオンに役立つ力へかえてほしい」
ジェームズの熱い思いが、伝わって来た。
復讐が生み出すものなど、何一つない。
兄を失った今、その言葉は、ロイの胸に突き刺さった。
その通りだった。
今、憎しみに満たされて、ラルフの敵を討ちに行ったところで、何の解決にもならないということが、聡いロイには、はっきりとわかった。
「ジェームズ様・・・」
「何だ?」
「俺・・・、今、仕事がないんです。以前のように、もう一度、このお屋敷で、働かせてもらえませんか?以前と同じように、いえ、以前よりもっと、精一杯奉公しますから」
それは、ジェームズの申し出を承諾した、ということに他ならなかった。
「もちろん、大歓迎だ」
ジェームズの顔が、よくやく明るく輝いた。
裏門から、速やかに滑り出ると、ずいぶんと辺りを気にする様子で、目深に帽子をかぶり、足早に行き過ぎる。
その人目を避けて歩く様から、誰にも会いたくないという心中は、明らかだった。
ちょうど、その男が、ウィンベリー伯爵の屋敷をぐるりと取り囲む塀の角を曲がろうとした時、背の高い男と鉢合わせした。
男はぎくりとして、一歩後ずさった。
深夜、このような場所を、用もなく歩く者がいるとは思えなかった。
まずい!
男は、全速力で反対方向へ、駆け出した。
「待てよ、マックス!」
背の高い男が、声をかけた。
マックスの足が、止まった。
「逃げるなよ、卑怯者」
卑怯者、その言葉は、マックスの胸にぐさりと突き刺さった。
マックスは奥歯をかみしめて、振り返った。
「あんた・・・、リック」
「逃げるなよ、卑怯者。自分の仕出かしたことは、わかっているんだろうな」
リックは、すかさず、マックスの内ポケットに手を差し込み、紙幣の束を地面に投げ捨てた。
そして、胸倉を捕まえると、その場から、マックスを人目につかない場所に連れだした。
大男だけに、抵抗されるとやっかいだったが、観念したのかマックスは大人しかった。
「よそ者のあんたに、何がわかるんだ」
「お前の言う通りだ。じゃあ、そいつに話せよ」
と、リックはマックスの後方を、顎で示した。
はっとした表情で、マックスは後ろを振り返った。
ロイが立っていた。
その後ろには、ジェームズがいた。
「ロイ・・・」
「マックス、俺たちは、親友だろ・・・?何故、何故・・・、こんなことを?」
ロイの頬には、擦り傷があった。
昨夜、ダイスからラルフと逃げる際に、負った傷だった。
ロイは、怒りの感情が湧くより、動揺していた。
イーオンを弾圧するグラディウスに屈せず、共に抗う仲間だと思っていた。
マックスを心から、信頼していた。
それなのに、グラディウスに追従する裏切り者、ウィンベリー伯爵に、仲間を売るとは。
仲間を、陥れるとは!
一体何故、という思いの方が、圧倒的に強かった。
「娘が病気だ。治すには・・・、金がかかる」
「だから?」
「だから?だから、仲間を売ったのかって?ああ、そうさ。娘のために、俺は仲間を売った。情報を渡せば、娘の治療費は、面倒を見てやると言われた。医者に見せて、十分に食べさせてやると言われた。お前に、わかるか・・・?日に日にやせ細っていく娘を、ただ見ていることしかできない辛さが。十分な薬も食べ物も手に入れてやることができない、やるせなさが。俺と妻の嘆きが・・・」
みな、押し黙った。
マックスは、泣いていた。
「俺は、後悔してない。これで、娘が、助かるなら、後悔はしない。例え、俺は地獄に落ちたとしても。何度だって、同じことをするだろう」
マックスは、懐からナイフを取り出すと、ロイの前に投げてよこした。
「殺せよ。俺を殺せよ」
「マックス・・・」
「俺を許せないだろう。ラルフを、お前の兄貴を、殺したのは、俺だ」
ロイは、足元のナイフを拾った。
「ロイ、止めるんだ」
ジェームズが、口をはさんだ。
兄さんを、殺した・・・。
たったひとりの兄さんを・・・、こいつが殺した。
ナイフを握る手に、力が籠もる。
「よすんだ、ロイ」
「こいつも、俺に殺られるなら、本望だ。兄さんも、それを望んでいる」
ロイの前で、マックスは、膝をついた。
こうべを垂れ、身体を震わせていた。
ジェームズは、がっちりと、ロイの身体を掴んだ。
「駄目だ、ロイ。それでは、何の解決にもならない」
「でも、それじゃあ、兄さんが・・・、兄さんが、兄さんが・・・!」
ロイの眼から、涙がこぼれ落ちた。
「絶対に駄目だ、ロイ。君が、マックスを殺せば、それこそグラディウスの思うつぼだ。ミグノフ総督の術中に、はまる。君には、大切な人がいるだろう。心から君を愛して、待っていてくれる人がいるはずだ。その人を、哀しませるようなことをしてはいけない」
ロイは、はっ、とジェームズの眼を見つめた。
「いいね。二度と無謀な真似を、してはいけない」
ジェームズの真摯な眼差しに、ロイは、拳を握りしめた。
そうして、ナイフを、地面に落した。
「畜生・・・、畜生、畜生・・・!」
ロイは地面に、突っ伏して、大声で、泣いた。
「少しは、落ち着いたか?」
明け方が、近かった。
ジェームズの屋敷の居間に、ジェームズと、ロイはふたりだった。
ジェームズはロイにソファを勧めたが、ロイは固辞して、立ったままだった。
例え、屋敷を辞めて何年が過ぎようと、ロイにとってジェームズは雇い主だった。
主人が立っているのに、座ることなどできなかった。
昨夜、ダイスの襲撃の後、身を潜めていたロイは、行く先にあてがなく、迷った挙句、今日の昼になって、ジェームズの屋敷を訪れ、昨夜の一件全てを話した。
ロイの話を聞いた後、その場に居合わせたリックは、突然、今夜から張り込みをしようと言いだした。
誰しも、その真意を測りかねたが、仲間を売った奴が現れるかもしれないというリックの主張を、無視するわけにはいかなかった。
リックは、ロイの話を聞いてすぐに、密告者がいると、それは、その場にいなかったマックスだろうと、睨んだ。
そして、おそらくグラディウスの貴族か、グラディウスに追従する者と接触しているはずだと、考えた。
うまく行けば、夜、人目を忍んで、貴族の屋敷に出入りするマックスを、捕まえることができるかもしれないと思った。
今夜、リックたちがウィンベリー伯爵の屋敷に張り込む以外にも、めぼしい者の屋敷に、ハリーや、その他数名を、張り込ませて、様子をうかがっていたところ、リックの予想通り、ウィンベリー伯爵の屋敷に、マックスが現れたのだった。
「私は、座るよ」
ジェームズは、察して先に座った。
一瞬、迷って、ようやくロイも腰を下ろした。
リックと、ハリーには下がってもらった。
イーオンのこれからについて、ジェームズは、ロイとふたりで話し合いたかった。
「私は、君たち兄弟と、話し合いたかった。ラルフには、ずっと無視されていたけどね」
「知っています。兄さんは、あなたのやり方は、生ぬるいと言っていた」
「気持ちは、分からないでもない。グラディウスは、圧倒的な軍事力で、イーオンを弾圧している。私たちが、何を訴えたところで、握りつぶされ、踏みにじられる。それでも、戦わなければならない」
「でも、一体、どうやって・・・?」
「グラディウスが、我々を侮る理由のひとつは、イーオンがまとまらないせいだ。イーオンを思う気持ちは変わらないのに、君たちは君たちで、私たちは私たちで、行動を起こして、足を引っ張り合う。どうかすると、お互いを非難しあっている。それでは、グラディウスの思うつぼだ」
「だから、手を取りあおうと?」
「ラルフには、幾度も、そう持ちかけた。けれど、聞く耳を持たなかった。我々貴族に、気を許そうとはしなかった。私の力が及ばなかった。残念だ」
「例え、イーオンがひとつにまとまったところで、グラディウスの奴らは、やっぱりイーオンを弾圧するでしょう。どうしたところで、イーオンが、グラディウスに勝てるわけがない」
「だから、無差別に人を殺すのか?それで、何が解決する?復讐が生み出すものなど、何一つない。わからないか?」
わからないか、その一言は、重たかった。
そう、無差別殺人の結果が、ラルフだ。
ラルフは、死んだ。
「このイーオンの問題を、イーオンだけの問題にしておいていいはずがない。私は、フォルティスも、ユースティティアも巻き込んでやるべきだと思う」
「ユースティティアも?」
「そうだ。ユースティティアも引き込んで、立ち向かうんだ。さらには、フォルティスの支援を取りつける。現実に起こり得ないことじゃない。少なくとも、ハリーとリックは、イーオンの出方を探るために、フォルティスの、私の親戚にあたる、リヴィングストン伯爵から、言い遣ってやって来た」
「フォルティスが・・・」
「私に、力を貸してくれ、ロイ。再び、平和なイーオンを取り戻すには、貴族も、平民も、皆が力を合わせて戦う必要がある。君たちの勢力が、私たちと合流することができれば、グラディウスに立ち向かえる。兄を失った君だからこそ、皆を説得できると思う。その深い悲しみを、イーオンに役立つ力へかえてほしい」
ジェームズの熱い思いが、伝わって来た。
復讐が生み出すものなど、何一つない。
兄を失った今、その言葉は、ロイの胸に突き刺さった。
その通りだった。
今、憎しみに満たされて、ラルフの敵を討ちに行ったところで、何の解決にもならないということが、聡いロイには、はっきりとわかった。
「ジェームズ様・・・」
「何だ?」
「俺・・・、今、仕事がないんです。以前のように、もう一度、このお屋敷で、働かせてもらえませんか?以前と同じように、いえ、以前よりもっと、精一杯奉公しますから」
それは、ジェームズの申し出を承諾した、ということに他ならなかった。
「もちろん、大歓迎だ」
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