この世界に

スバル

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始まり

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全ての出会いは図書館の屋上だった。

私はよく図書館に来る。ここなら全てを忘れてほかの世界に入ることができるかそしてその図書館の中でも屋上は最高の場所だ。立ち入り禁止となっているが鍵は空いているので私はいつも勝手に入っている。そこからの風景は最高なのだ。
この日も放課後いつも通り寄り道をしに屋上へやってきたら何故か人がいた。
ん?普通誰も来ないのにと思いながらその人を見て私は驚いた。その人物は靴を脱ぎ屋上の一番端にたっていたからだ。それだけではないその人物は見覚えのある人物だった。同じクラスの人気者の倉本月翔。来年の生徒会長候補でありものすごい人気者だ。白い肌に整った顔極めつけは紳士な性格。1日に3人以上に告白されているというやつだ。どうしてここに?
「あんた用がないんなら帰ってくんない?邪魔なんだけど」
彼はいつもの学校の性格とは違いとても暗くなっていた。目に光がない。
「なんでそんなところに?」
「何って自殺しようとしてるに決まってんだろ?」
私はこの人をどうにかして自殺を辞めさせなくてはいけない。もうまえみたいにはしたくない!そう思い一生懸命頭を回した。
「どうしてそんなことをしようとしているの!」
「言ってわかるの?」
うっ…痛いところをつかれた。どうすれば彼の自殺をやめさせられるのだろう?
「強いて言うなら絶望したからこの世界に」
私はこの時閃いた。
「なら2週間自殺を先延ばしにしてみない?」
「どういうことだ。」
緊張で声が震える。これが成功しなかったらどうしよう。でも一か八か!
「世界に絶望しているのでしょう?なら私があなたに世界の素晴らしさを教えてあげる。そして2週間後にまた自殺するかを考えたら?」
「それをしてなんのメリットが俺にある?」
「貴重な体験ができる」
「ははははは!面白い乗ってやろう俺は〇〇高2年3組倉本月翔。お前は?」
「私は同じく〇〇高2年3組花咲響」
「よろしく」
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