だめ。好き以外、言わせない

美木いち佳

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指先の鼓動は闇に冷め

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 あの後、チャイムが鳴らなかったら私、どうしていたんだろう。

「返事はお祭りで、聞かせてな」
 あんなに近くで彼を見つめたこと、今まで無かった。鼻先どころか唇まで掠めそうだった。握られた手は、まだ締め付けられて。その感触を手放したくなくて、今日も私は包んでいる。

「浴衣、楽しみにしとうけん!」
 そう言って走り去る彼の朗らかな笑顔は相変わらずで。のぼせたみたいに息もうまくできなくて。すぐ上から注がれるお日さまの声、表情。私は眩しさに目を細めただけだった。もう、手が届く。私がこの手を伸ばせば、光に触れる。

 今日は朝から落ち着かなかった。本当は前の晩から緊張していた。なかなか寝付けなかったし、夜中と早朝に目を覚ました。そのたび時計を見、枕に横顔を沈め、起きたら起きたでぼうっと鏡の前で立ちすくみ。ずっと悩んでいた髪型も、兄が見かねて決めてくれた。私の尋常ならざる様子に、何も言わないがほぼ正確に事情を察していると見える。だっていつもより目が静か。何より、鏡に映るしどろもどろな私を見て、にやりと口角を上げてからかうように呟いた。
「俺がカノジョにして欲しいやつ、その髪」

 中学時代に母が見繕ってくれた浴衣は柄も丈ももう合わず、一昨日やっとこれと決めたものを用意した。水を通して柔らかくなった生地を取る。するとたちまちに実感する。もう、今夜だということ。
 何も怖がることなんて、無いはず。私は罰を全うするつもりだし、その覚悟も、自信も、あんなに確かめた。堂々と、彼の手を握り返せばいい。
 そうして見つめた右手を袖に滑らせる。身頃が跳ねると、私の好きなジャスミンの香りが立った。もう鼓動を速めている胸、いっぱいに吸い込んで落ち着かせるように、交差した襟をピンと伸ばした指先で一度、撫でた。
 私は今夜、陰を飛び出す。



 背を預け彼女を待つ間、いくつもの浴衣が横を過ぎた。そのたび俺は心臓に差し込まれる息を、飲み込んだ。明らかに彼女でないのに、誰もが彼女のような気がしていた。
 この地下鉄公園前駅はすごい混雑だった。年に一度、こんな繁華街のど真ん中で行われる花火大会だから、そんなことは当たり前だった。待ち合わせにはもう少し、マイナーなところを選ぶべきだったかもしれないと思ったそばから、彼女の浴衣姿を一秒も逃したくないのだから仕方ないというところに結局は帰る。
 人、人、人。香水だろうか。喧騒と連れ立って、俺の苦手な女っぽい匂いがぶつかり合う。彼女らは香りだけ置いていくものだから、どんどん積もる。渋い顔になる。滞った空気と、あの時以来の緊張に蒸される。俺は胸に重ねた麻の一方を少し弛めて、はためかせた。初めて着たものだが、浴衣というのは見た目ほど涼しいものではないと知る。うちわでも持ってくれば良かった。
 でもやっぱり、好きっていうのはすごい力だ。そんな柄にも無いことを今この、刹那に、思う。忙しなく襟を揺らす手が止まる。人も音も、全てが雑に抜けていく中、その萌木色の帯が階段を上がりきって、白い浴衣がくるりと、改札のあるこちらへ振り向くときにはもう、俺は彼女を見つけていたから。
 だったらつまり、そういうことなのか。彼女がすぐに、俺を目に留めたことも。



 お濠を囲むように円形に広がるこの公園は、途切れなく犇めく露店と、一方向に流れて回る人々で埋め尽くされていた。隙間から覗く、薄い暮色を存分に吸い込んだ真ん中の水面は、この熱気に絶え間なくたゆんで、水底からゆっくりと夜を連れてくる。歩みを進めるたび移ろう夜店の匂い。どんな人をも高揚させる一夜の賑わい。それを表すように桃、青、橙、数えきれない色いろ。涼風を演じる浴衣や甚平を着込んだ人がほとんどだった。それらが目まぐるしく私たちを先導する。
 兄に手伝ってもらったギブソンタックがほどけやしないかと、私はしきりに気にしていた。慣れない髪型につい、首もとの後れ毛を触ってしまう。そうでもしないと、落ち着かない。でもきっとこれは、辻褄合わせだと自覚する。
 初めて見た、制服でない彼の姿。濃紺の浴衣、僅かにはだけた胸元は夕まぐれを照り返し、筋ばった肌色を強調する。いつもの、白いシャツから見えるそれとはまったく違って見えて、彼が男のひとなのだと、深く感じさせられる。
 だからこの指先はまた、首をなぞる。ただ歩いているだけだと、彼を意識し過ぎて喉が乾くから。

 うっかりするとはぐれそうなほどだった。小さい子とその手を引く母親も、人目を憚らず腰に手を回すカップルも、揃いの髪型と甚平ではしゃぐグループも。誰もが、自分たちの領域を守るように何かしらで結ばれている。その中にあって、微妙な距離を保ちながら歩く私たちは、何度も間を裂くように通り抜けられてしまう。屋台に照る彼の横顔が遮られるごとに、その瞳は細くなる。それがついに三度目になったとき、
「兼行さん、手、貸して」
 彼はむすっとした顔を、こちらに向けることなくそう言った。
「えっ?うん…」
 私は持っていた巾着を左手に持ち替え、右の手のひらをハイと差し出す。
「じゃ、借りるね」
「…!」
 返事なんかできなかった。私のより数段大きくて広い手が、指先だけ残して、包む。そして距離を閉じるように私を引く。下駄のカーブがうまく扱えなくてよろめいた。だからこの手はますます、熱を押し付けるようにぎゅっと、強く握られる。
 あの時の感触を思い出す。同じか、それ以上の温度、私の全てを持っていかれそうな、
「帰るまで返さんけど、いいやろ?」
 彼の気持ち。拒否権なんて最初から与えられない。この手の激しさとは正反対に、不敵な笑みはずるいくらい優しくて、ただでさえ帯で締め付けた胸は、満足に息をする余地をも奪われた。
「…うん…」
 声になっていたかも分からない。手のひらに彼の熱、手の甲に彼の体温。肩も腕も接したところからうかされて、指先まで響きそうな鼓動に、私はどうか気づかないでと、消え行く夕闇へ顔を背けた。



 手を繋いだまま、こうして絶え間なく引き寄せていれば、彼女は寄り添うように歩いてくれる。もう何人たりとも俺たちの間を割らせやしない。結んだ手がこんなに熱いのは、俺のせいか、彼女のせいか。
 華やかに咲いた浴衣の牡丹も、今は夜色に沈んですっかり慎ましい。このほうが彼女らしいと感じた。白い姿に、映り込む紺碧がなじんでいる。
 いつもは下ろしている黒髪も、今日はうなじの上で綺麗にまとめられて。こんな風に沈黙が降りるたび、彼女ははにかんで下を向く。だから、襟からこぼれて晒された首もとに、意識せずとも吸い寄せられる。時折、その小さな巾着を揺らしながら手をやる仕草が、普段の彼女と相反して艶っぽく、一晩中見ていたい気持ちに駆られる。
 それを、髪に差した一輪の花に見咎められ、俺はとうとう口を開く。
「あ、そう言や」
 その睫毛も髪もすべて、金糸で縁取られているようだった。あまりに清らかで、俺のよこしまな気持ちも萎んでしまう。祭りの灯りを背に、こちらを見上げる彼女の姿。
「俺も兼行さん見習って勉強したけん、期末、クラスで二番やったと」
「わあ、すごい!おめでとう」
「やろ、褒めて褒めて」
「ふふ、すごいね、千早くん」
 何でもない話。それが一番穏やかで安らいで、この雑踏の中に居たって彼女の声しか聞こえてこない。目も耳も手のひらも、全てで彼女だけを感じている。
「全部兼行さんのおかげ」
 彼女も少しずつ、緊張をゆるめてくれたようだ。さっきまでずっと、俯きがちな横顔だったのがやっと、編んだ髪の向こうの表情を見せてくれるようになった。
「私、何もしてないよ?」
 そんなこと無い、影響されていると確かに感じる。お世辞にも真面目とは言えない俺がそこそこの成績を修めるなんてこと、これまでは考えられなかった。彼女の隣に立ちたいのなら、水面に上がる努力をしなければ。その一心で、俺にしては頑張って得た、彼女のためのひとつの証だった。
「いーや、兼行さんのおかげ。ありがとね」
「ふふ、…じゃあ、どういたしまして」
 今日の彼女は良く笑う。でも、まだだ。どこかにまだ引っ掛かりがある。水流を割る、その最後の氷壁が融解するのを待っているような、薄くぎこちなさを湛えた笑顔。何が彼女を躊躇わせているのか、それを俺はすでに知っているはずだった。



 こうしている間にも、彼の顔を見上げるたび、ついて出そうな言葉が寸前で逃げ出す。言い出せない。こうして、手を繋いで、とりとめのない話をしているだけで充分にも思えた。張り詰めた呼吸も、それすら心地良くなってきた今に、満ち足りているのだと。そう思わせるのは、覚悟を取りこぼそうとしている、怖がりな私。その背中をさする。必死であやすから、彼を真っ直ぐ見返せない。

「あ、兼行さん。あれやろうよ」
 人混みを上手く逸れて、露店のすぐ前を歩いていたら、彼がそのうちのひとつを指差した。
「…射的?」
 彼は私の手を引いたまま立ち止まると、
「ちょっと休憩な」
 と言って手を離す。それがまた寂しそうに、眉を下げてゆっくり指を開くから、私は一層、手に憩う温もりが夜風にさらわれていくのを惜しんだ。
「昔はよく今井とやっとったけん」
 器用にコルクを詰めながら、獲物を見定める。
「いまい?」
「ああ、…友達」
 言うなり集中してしまった。何を狙っているのだろう。
「よし…っ」
 それを合図に、素早く連続で放たれた弾丸は、大きなうさぎのぬいぐるみを揺らすも、
「うわ、マジで…」
 最後のひとつが跳ねて、横の小さな猫のキーホルダーに命中した。一連のうちで一番派手だったのは、それが鈴を鳴らしながら地に打ち付けられた音だった。
「はいおめでと!お兄ちゃん。次の方どうぞー!」
 流れ作業に押されるがまま、私たちは出店を後にする。
「かっこわるー…ごめん兼行さん」
「そんなことない。ちゃんと景品取れたんだし、すごいよ」
「あのでっかいうさぎ、狙っとったっちゃけどなあ」
 不服そうに、その鈴に爪はじき。
「猫、好き?」
「うん、好きだよ」
 こんな好きなら戸惑いもなく言えてしまう自分が恨めしかった。言葉は同じなのに、そこに込められる意味の大きさが、色々が、この手に抱えきれなくて、差し出すこともままならないなんて。
「よかった。ぬいぐるみやなくて悪いけど」
 それを、私の目の前にぶら下げる。
「あげる」
 掌にころんと、鈴と猫がぴったり寄り添う。微笑ましくて、羨ましい。
「いいの?ありがとう!」
 嬉しくて私、どんな顔をしているだろう。ちゃんと笑えているのかな。そんな風に考えていたけど、彼がくすぐったそうな笑顔をくれるから、それで良いかと思ってしまう。
「そうだ…」
 私は帯に差した扇子の組み紐に、この猫と鈴を着けてみせた。紐もチェーンも長いから、かなり頼りなく揺れるけど、それでもふたつはくっついて離れない。だから満足だった。
 ほら見てと言わんばかりに顔を上げると、彼の肩はもう、すぐ近くにあった。輪郭をなぞるようにゆるゆると見上げたら、真上から、微笑まれる。夜の太陽。
「…はい休憩、…終わり」
 眩しくて目を閉じたんじゃない。心臓が跳ねて動けない。息をするのも忘れ扇子の上で固まった私の手を、彼はまた優しく盗んで。私におさまりきらない強引な熱を、二人の中に閉じ込める。

「そろそろ時間やけん、広場のほう行こっか」
「うん」
 長い外周を半分ほどまわったところで、波は分裂する。お濠の周りを歩き続ける人と、広い場所で花火に備えたい人と。春には花見客で賑わう隣接の広場へは、八月の夜風を囲い込むように、花火を見物しようとする人が押し寄せていた。夜店の明かりも届かない、夜花が照らすまでは闇。俺たちは少しずつ、暗がりへ流れ込む。握る手に、知らず知らず力が入る。
 すると彼女は、唐突に足を止めた。そこへすぐ後ろを歩いていた人がぶつかる。頭を下げつつ俺は、咄嗟に肩を抱こうとして、
「有紗…」
 彼女の愕然とした顔に、その手は空気を掴む。
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