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第一章 そして少年は少女に出逢う
第五話 罰は血の味
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「はぁぁ……」
「……」
「……」
後日、自警団本部の執務室にて事の顛末をレベッカに報告すると、深いため息とともに頭を抱えた。
「コリス」
「はい」
レベッカの低い声に、コリスは覚悟を決めた顔で応答する。
「お前、自分がなにやったか分かってんのか」
「はい」
「ワタシはお前の卓越した剣の腕と、回転の速い頭を買っていたんだ。言いたいことはわかるな?」
「はい、わかります」
「イーサンと素手で訓練だ。下で待ってろ」
「はい。失礼しました!」
いつものコリスからは考えられないような、ハッキリとした大きな声で部屋を出ていく。
しかし、俺と素手で訓練だけってのは……
「軽いな。らしくないぞ」
処罰として俺と素手で訓練、というのは前からあったことだ。前にも何度か、魔蟲を少し殺しただけで調子にのった奴の伸びた鼻を折ったことがある。
と言っても、そいつの慢心のせいで死んだ人数分の痛みを、じっくり時間をかけて味合わせてやっただけだが。
それに訓練とは名ばかりで、当然俺の方が強いから、結局は俺がただそいつの顔面の形が変わるまで殴り続けることになるだけだ。
「茶化すな」
と、レベッカはわかりやすく不機嫌な声を返してきた。
「そうじゃない、本気だ」
本気、というのと少し違う気はしたが、実際レベッカはこんなに甘くない。
ましてや、今回の一件は自警団と蟲取りの間で保たれていた均衡を崩しかねないほどのことだ。
いくらコリスと云えど、腕脚の一本や二本くらい持って行くはずだ。
「……別に、ただ怒りよりも失望の方が大きかっただけだ」
そういうことか、と合点がいく。
しかし、それにしてもだ。規則に対して厳しいあのレベッカが処分を下すことにすら躊躇うほどとは。これは相当堪えてるな。
「俺はいいのか」
「いや、むしろ良くやってくれた」
「そうか」
頭からのお褒めの言葉を素直に受け取っておく。
「それじゃあ、俺は行くぞ」
「ああ、キツいの頼む」
そうして扉を開けようとドアノブに手を伸ばしたところで、一つ思い出したことがあった。
「そういえば」
「……?」
頭の上に疑問符を浮かべるレベッカに、この間コリスに言われたことを、取り敢えずそのまま提案することにした。
「ちょっとした提案なんだが、互いに名前呼びをやめないか」
と、口にした途端、普段の表情に戻っていた顔がまた不機嫌なものになった。
「……どうして」
「レベッカは部下に人気だろ? 俺とお前の過去を知る奴は少ない。少しでも誤解の生まれる可能性は減らすべきだ」
その小さな誤解がいくつも重なり合い、やがて大きな淀みにならないとも限らない。
俺の提案を聞きながらレベッカは手元の資料に視線を動かした。
レベッカが少しの間黙り込み、羊皮紙に羽ペンで文字を書く音だけが部屋内に響く。
「……誰に言われた」
手を止めず、視線をこちらに向けることなく尋ねてくる。
「……何?」
「イーサンはそんな思考回路をしてない。誰だ?」
「……コリスだ」
特に断る理由もないので正直に答える。
するとレベッカは「またあいつか……」と、どこか虚空を睨みながら呟いた。
「そんな奴の言うことなんて聞かなくていい」
ひどい言いようだな。と、いつもなら言っているところだったが、今ばかりは言えなかった。
「そうは言うがな。実際、間違ったことは言ってないぞ」
コリスの名誉を弁護するつもりは全くないが、これは本当だ。
だが、レベッカは冷静に否定を続けた。
「間違ってはないだろう。だがな、今まで名前呼びだったのが急に変わるのも変だ。部下がそれを見たら不仲になったのかと不安になるかもしれない」
「……そうか?」
それだけで不安になるものなのか……?
むしろその程度で疑惑感を抱かれていると、この先やっていけないと思うんだが。
「そうだ。よって、呼び方は変えない」
「……了解」
そう小さく言ってから、俺も執務室を後にした。
これで本当によかったんだろうか、という気持ちにならなくもないが、今は頷いておいた。
これ以上レベッカを不機嫌にして、その先に何が待ってるかは分かりきってることだ。
「──!──ッ!」
「…………」
自警団本部の訓練場にて、コリスの連撃を両手で往なす。
顔、喉、脇腹、心臓、鳩尾、肝臓。
狙ってくる場所さえ分かっていれば、大したことはない。
俺が攻撃を捌きながら一歩下がると、コリスは両拳の攻撃を止めると同時に右脚で左斜め下から蹴りを放つ。
それを阻止するため、左脚で軽くコリスの左太ももを内側から蹴ってやると、体を支えるものがなくなり、尻餅をついた。
「──」
何が起こったのか理解できていないコリスの顔面を、丁度良い高さまできたので、右脚で思い切り蹴り飛ばす。
「──ッ!!」
声にもならない叫び声を短く上げてそのまま後ろに飛んだかと思うと、後ろ回りに一回転し、体制を整えることなく弾かれたように一気に距離を詰めてくる。
「良くない癖だな」
そう呟いてから、反撃の姿勢に入る。
突進と共に突き出された右拳を左手で軽く内側に逸らし、踏み込んだ左脚を軸にして右回転する。
そうすると、必然的に俺はコリスより半歩後ろに出る。そして、回転の速度を落とさないままコリスの後頭部に目掛けて右肘を当てにいく。
「ッ!」
それをコリスは寸でのところで避けた。が、俺は回転を殺さずそのままコリスの背後を取る形で回転し、左膝を左脇腹に突き刺す。
「グッ──!」
コリスは崩された姿勢を整えようと、転びそうになるのを足で踏み止まり、半回転してこちらを向く。と同時に、その顔面に今度はほぼ全力の右ストレートを打つ。
当然、回避も防御も間に合わず、後ろに吹き飛んでいく。
ドサッ、と音を立てて地面に転がるも、なんとか立ち上がろうとする。
と、その時、口の中に違和感を感じたのか、不自然にもごもごと動かし始め、やがてその異物を口内から血と唾液と共に吐き出した。
「プッ…………訓練にしては、少し厳しくないか?」
地面に転がる黒ばんだ歯を見ながらコリスが軽い口調で話す。
「罰だからな」
「……そうかよ」
一言で会話を終わらせた俺に呆れたのか、それからは何も言わずに、また立ち上がり構えを取った。
「フッ──!」
そうして、また考えなしに駆けてくるコリスを迎え撃つ。
バタッと、重い音が鳴る。
日はもうだいぶ傾き、既に橙色になっていた。
そんな色に照らされながら、コリスはまた地面に倒れ伏していた。
「おい、コリス」
返事はない。
これで4度目だ。
近くから水が入った木製の入れ物を持ってくると、コリスの髪の毛を掴み、顔を水に入れる。
これまでなら体が条件反射で暴れ出し、すぐさま起き上がったのだが、今ではもう微塵も動かなかった。
流石に体力が限界らしい。
これで罰は終わりだな。
水から顔を出して地面に寝転ばせ、顔を叩くが一向に起きる気配がない。
「コリス! 起きろコリス!」
腹も何度か殴ってみたが、未だに反応はない。
……まずいな。少しやりすぎた。もしかしたら死ぬかもしれない。
と、そこで背後から気配を感じたので振り向いてみると、この間の威勢のいい新人が立っていた。
「あの、頭が隊長を呼んでいるんですが……どうかされましたか?」
少し畏まったように訊いてくる。
名前はたしか……なんだったか。まあいいか。
「すまないが、こいつを医務室まで運んでもらえるか」
一日中人を殴り続けていれば、流石の俺も疲れる。その相手が強者であれば尚更だ。
コリスを抱えて運ぶくらいの体力は残ってるが、正直に言って億劫だ。
「その人は?」
「コリス・リラージ。俺の仕事仲間で、死にかけだ」
「は……え、は!?」
そいつは慌てた様子でコリスに駆け寄った。
「い、今すぐ運びます!」
「ああ、頼む」
慌てふためきながらも、しっかりと落ちないようにコリスを抱えて走っていった。
俺は処罰終了の報告も含め、レベッカの用事のために執務室に向かった。
「……」
「……」
後日、自警団本部の執務室にて事の顛末をレベッカに報告すると、深いため息とともに頭を抱えた。
「コリス」
「はい」
レベッカの低い声に、コリスは覚悟を決めた顔で応答する。
「お前、自分がなにやったか分かってんのか」
「はい」
「ワタシはお前の卓越した剣の腕と、回転の速い頭を買っていたんだ。言いたいことはわかるな?」
「はい、わかります」
「イーサンと素手で訓練だ。下で待ってろ」
「はい。失礼しました!」
いつものコリスからは考えられないような、ハッキリとした大きな声で部屋を出ていく。
しかし、俺と素手で訓練だけってのは……
「軽いな。らしくないぞ」
処罰として俺と素手で訓練、というのは前からあったことだ。前にも何度か、魔蟲を少し殺しただけで調子にのった奴の伸びた鼻を折ったことがある。
と言っても、そいつの慢心のせいで死んだ人数分の痛みを、じっくり時間をかけて味合わせてやっただけだが。
それに訓練とは名ばかりで、当然俺の方が強いから、結局は俺がただそいつの顔面の形が変わるまで殴り続けることになるだけだ。
「茶化すな」
と、レベッカはわかりやすく不機嫌な声を返してきた。
「そうじゃない、本気だ」
本気、というのと少し違う気はしたが、実際レベッカはこんなに甘くない。
ましてや、今回の一件は自警団と蟲取りの間で保たれていた均衡を崩しかねないほどのことだ。
いくらコリスと云えど、腕脚の一本や二本くらい持って行くはずだ。
「……別に、ただ怒りよりも失望の方が大きかっただけだ」
そういうことか、と合点がいく。
しかし、それにしてもだ。規則に対して厳しいあのレベッカが処分を下すことにすら躊躇うほどとは。これは相当堪えてるな。
「俺はいいのか」
「いや、むしろ良くやってくれた」
「そうか」
頭からのお褒めの言葉を素直に受け取っておく。
「それじゃあ、俺は行くぞ」
「ああ、キツいの頼む」
そうして扉を開けようとドアノブに手を伸ばしたところで、一つ思い出したことがあった。
「そういえば」
「……?」
頭の上に疑問符を浮かべるレベッカに、この間コリスに言われたことを、取り敢えずそのまま提案することにした。
「ちょっとした提案なんだが、互いに名前呼びをやめないか」
と、口にした途端、普段の表情に戻っていた顔がまた不機嫌なものになった。
「……どうして」
「レベッカは部下に人気だろ? 俺とお前の過去を知る奴は少ない。少しでも誤解の生まれる可能性は減らすべきだ」
その小さな誤解がいくつも重なり合い、やがて大きな淀みにならないとも限らない。
俺の提案を聞きながらレベッカは手元の資料に視線を動かした。
レベッカが少しの間黙り込み、羊皮紙に羽ペンで文字を書く音だけが部屋内に響く。
「……誰に言われた」
手を止めず、視線をこちらに向けることなく尋ねてくる。
「……何?」
「イーサンはそんな思考回路をしてない。誰だ?」
「……コリスだ」
特に断る理由もないので正直に答える。
するとレベッカは「またあいつか……」と、どこか虚空を睨みながら呟いた。
「そんな奴の言うことなんて聞かなくていい」
ひどい言いようだな。と、いつもなら言っているところだったが、今ばかりは言えなかった。
「そうは言うがな。実際、間違ったことは言ってないぞ」
コリスの名誉を弁護するつもりは全くないが、これは本当だ。
だが、レベッカは冷静に否定を続けた。
「間違ってはないだろう。だがな、今まで名前呼びだったのが急に変わるのも変だ。部下がそれを見たら不仲になったのかと不安になるかもしれない」
「……そうか?」
それだけで不安になるものなのか……?
むしろその程度で疑惑感を抱かれていると、この先やっていけないと思うんだが。
「そうだ。よって、呼び方は変えない」
「……了解」
そう小さく言ってから、俺も執務室を後にした。
これで本当によかったんだろうか、という気持ちにならなくもないが、今は頷いておいた。
これ以上レベッカを不機嫌にして、その先に何が待ってるかは分かりきってることだ。
「──!──ッ!」
「…………」
自警団本部の訓練場にて、コリスの連撃を両手で往なす。
顔、喉、脇腹、心臓、鳩尾、肝臓。
狙ってくる場所さえ分かっていれば、大したことはない。
俺が攻撃を捌きながら一歩下がると、コリスは両拳の攻撃を止めると同時に右脚で左斜め下から蹴りを放つ。
それを阻止するため、左脚で軽くコリスの左太ももを内側から蹴ってやると、体を支えるものがなくなり、尻餅をついた。
「──」
何が起こったのか理解できていないコリスの顔面を、丁度良い高さまできたので、右脚で思い切り蹴り飛ばす。
「──ッ!!」
声にもならない叫び声を短く上げてそのまま後ろに飛んだかと思うと、後ろ回りに一回転し、体制を整えることなく弾かれたように一気に距離を詰めてくる。
「良くない癖だな」
そう呟いてから、反撃の姿勢に入る。
突進と共に突き出された右拳を左手で軽く内側に逸らし、踏み込んだ左脚を軸にして右回転する。
そうすると、必然的に俺はコリスより半歩後ろに出る。そして、回転の速度を落とさないままコリスの後頭部に目掛けて右肘を当てにいく。
「ッ!」
それをコリスは寸でのところで避けた。が、俺は回転を殺さずそのままコリスの背後を取る形で回転し、左膝を左脇腹に突き刺す。
「グッ──!」
コリスは崩された姿勢を整えようと、転びそうになるのを足で踏み止まり、半回転してこちらを向く。と同時に、その顔面に今度はほぼ全力の右ストレートを打つ。
当然、回避も防御も間に合わず、後ろに吹き飛んでいく。
ドサッ、と音を立てて地面に転がるも、なんとか立ち上がろうとする。
と、その時、口の中に違和感を感じたのか、不自然にもごもごと動かし始め、やがてその異物を口内から血と唾液と共に吐き出した。
「プッ…………訓練にしては、少し厳しくないか?」
地面に転がる黒ばんだ歯を見ながらコリスが軽い口調で話す。
「罰だからな」
「……そうかよ」
一言で会話を終わらせた俺に呆れたのか、それからは何も言わずに、また立ち上がり構えを取った。
「フッ──!」
そうして、また考えなしに駆けてくるコリスを迎え撃つ。
バタッと、重い音が鳴る。
日はもうだいぶ傾き、既に橙色になっていた。
そんな色に照らされながら、コリスはまた地面に倒れ伏していた。
「おい、コリス」
返事はない。
これで4度目だ。
近くから水が入った木製の入れ物を持ってくると、コリスの髪の毛を掴み、顔を水に入れる。
これまでなら体が条件反射で暴れ出し、すぐさま起き上がったのだが、今ではもう微塵も動かなかった。
流石に体力が限界らしい。
これで罰は終わりだな。
水から顔を出して地面に寝転ばせ、顔を叩くが一向に起きる気配がない。
「コリス! 起きろコリス!」
腹も何度か殴ってみたが、未だに反応はない。
……まずいな。少しやりすぎた。もしかしたら死ぬかもしれない。
と、そこで背後から気配を感じたので振り向いてみると、この間の威勢のいい新人が立っていた。
「あの、頭が隊長を呼んでいるんですが……どうかされましたか?」
少し畏まったように訊いてくる。
名前はたしか……なんだったか。まあいいか。
「すまないが、こいつを医務室まで運んでもらえるか」
一日中人を殴り続けていれば、流石の俺も疲れる。その相手が強者であれば尚更だ。
コリスを抱えて運ぶくらいの体力は残ってるが、正直に言って億劫だ。
「その人は?」
「コリス・リラージ。俺の仕事仲間で、死にかけだ」
「は……え、は!?」
そいつは慌てた様子でコリスに駆け寄った。
「い、今すぐ運びます!」
「ああ、頼む」
慌てふためきながらも、しっかりと落ちないようにコリスを抱えて走っていった。
俺は処罰終了の報告も含め、レベッカの用事のために執務室に向かった。
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