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第九話 アーサーのお留守番
アーサーのお留守番 一
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たとえばもし雪山で遭難したとして、食べられるものが友人の死体しかないとなったらどうしますか?
さすがにそのままでは無理かもしれませんが、スーパーのカット肉のようにして出されたらどうでしょう。それにタレをつけて焼かれでもしたら、はたして首を横に振れるでしょうか。
わたしは意志の弱い人間です。ばくち、たばこ、夜食……いろんなことをやめようとして、結局ひとつもやめられませんでした。宣言した回数は数え切れません。しかしいまだにばくちに狂い、値上げし続けるたばこを吸い、夜中にバクバク食うんです。
あきれたもんですね。これでまともな人間のつもりなんですから。きっとわたしは、いざとなったら人間をやめてしまうんでしょう。
欲望に打ち克つ強い人間になりたいものです。でも、それができたらだれも苦労はしないんですよねぇ。
第九話 アーサーのお留守番
ぼくはアーサー。年は十七。体は細くて背は低く、母親に似たのかちょっと女みたいな顔をしている。健康で五体満足の体に文句はないんだけど、騎士道を志す男子としては父さんのような立派な体格に生まれたかったというのが本音だ。
でもそんなぼくだからこそのしあわせがる。それはレオに好かれたことだ。
ぼくの妻レオは世界一の美女だ。鋭くもゆるりとした眠たげなふたえが妖艶で、瞳の色はエメラルド。スラリと背が高く、細くもなく太くもない芸術的なボディラインは男だけじゃなく女でさえ魅了する。
不思議なことに毛が緑色で、髪の毛はもちろん、眉やまつ毛、うぶ毛まで緑色だ。だからだいだい色の肌はほんのり緑がかっており、それがまた絶妙な色気を放っている。
そしてどうやらレズビアンらしい。女みたいな顔に生まれたのはコンプレックスだったけど、それでレオに愛してもらえるのならこの顔も悪くない。
そんなレオはいまぼくの隣にいる。ふだん手ぶらで行動する彼女がめずらしくハンドバッグを持ち、いつも以上におしゃれをして館の庭に立っている。そこに、
「レオ、準備できた?」
庭の溜め池の石に座る美女、アクアリウスが言った。
彼女はレオのいのちの恩人で、魔法や呪術を教えた師匠だ。気性の荒いレオと違い、丁寧な言葉づかいとそれに見合うおだやかな雰囲気を持ち合わせている。三十歳を越えているとは思えないほど若々しく、サファイア色の髪を背中まで伸ばし、前髪はパツンとさせている。
少女的な振る舞いをしながらも、同時に余裕のある大人の色気があり、彼女に微笑まれてクラっとしない男はいない。
問題はかなりの男好きなことと、レオと同様腹の中がどっぷり傲慢なことだ。ふたりとも自分こそが最強だと信じており、それを常に表面に出しているのがレオで、ふだんは清浄な気配を漂わせているのがアクアリウスだ。
そんなふたりは今日、女だけの買い物に出かけるという。
「たまにはそういうのもいいんじゃない?」
とアクアリウスが持ちかけたのがはじまりだ。
「せっかくの師弟じゃない。と言うより、わたしにとってあなたは妹みたいなものかしら。愛するアーサー君と出かけるのもいいけど、たまには女だけで甘いものを食べたり、お洋服を選んだり、独身のつもりでいい男を見て回るのなんてどう?」
「アクア様、わたしは男は好きません」
「なら女の子を見て回ればいいじゃない」
「……そうですね」
なんていろいろツッコミたくなる会話をして、
「じゃあ来週あたり行きましょう。わたしもそれまでに仕事を終わらせてくるから」
と約束して、今日がその日だ。アクアリウスは男がうしろから抱きしめたくなるような華奢なコーディネートを着こなし、レオは女歌劇団の花形のようないでたちをしている。
なんでそんなオシャレする必要があるのかねぇ。だって、ふたりは魔術師だ。魔術師は基本的に顔を覚えられないよう身を隠す。街で魔術師の仕事をする人間は仕事場に入ったらかならず仮面とマントで全身を隠すし、”顔を覚えられない魔法”を使ってだれにも注目されないようにする。むしろ地味な服を着た方が魔法の効果が増すはずだ。
しかしアクアリウスは言った。
「ホント、男ってわかってないわねぇ」
そしてレオも、
「まったくだ。騎士道とやらもいいが、もう少し女の気持ちを知ったらどうだ」
と、ぼくの正論を門前払いにした。そんなのおかしいよ。だって目立つ格好をすればリスクが増すんだよ。目立てば目立つほど”顔を覚えられない魔法”は解けやすくなるんだよ。だれにも見られないのになんでオシャレなんかするのさ。バカみたい。
「それじゃ行きましょ」
そう言ってアクアリウスはレオを連れて行こうとした。
「レオ、大丈夫?」
と、ぼくはレオの肩を触った。というのも、レオはここ数日体調を崩していた。熱が出るほどではないけれど、咳をして、あまり動かないようにしていた。
「ああ、大丈夫だ。おまえが介抱してくれたからな」
「でもちょっと心配だよ。夏風邪はこじらせると大変だよ」
「なに、見ての通りピンピンしている。それにいざとなればアクア様はその辺の医者より頼りになる」
「まあそうだけどさ……」
フフ、とレオはぼくの頭を撫で、
「心配してくれてありがとう。大丈夫だ」
……それならいいけどさ。
「それよりアーサー、ここ数日、我々は愛し合ってないな」
「えっ、あ、うん……」
なにを突然言い出すんだろう。たしかにここ三日ほどぼくらはなにもせず眠っている。ふだんなら毎晩のようにベッドを揺らすのに、レオの体を気遣ってお互い手を出さないようにしている。
「正直わたしは溜まっている。本来ならいますぐにでも……と言いたいところだが、アクア様と街に繰り出すのも捨てがたい。だから今夜、帰ってきたら……わかるな?」
「う、うん……」
ぼくは彼女の濡れた瞳を見て、全身が痺れるほどときめいた。
ぼくもおなじ気持ちさ。この世で最も美しく、最も魅力的な女とおなじ布団で三日もなにもせず過ごして溜まらないわけがない。それにぼくらは眠るときなにも着ない。いつだって彼女のしっとりした肌が傍にある。やわらかな胸も、すべすべのお尻も、狭いシーツの中でおなじ空気を共有している。わずかな身じろぎでぼくらは触れ合い、お互いの体温を感じる。
「おい、早すぎるぞ」
「へ?」
「膨らんでるじゃないか」
「あっ!」
ぼくは慌てて股間を隠した。いけない、だって思い出しただけでもうっとりしちゃうんだもの。レオがきれい過ぎるのが悪いんだ。
「まったく、せっかく数日ぶりにするんだ。ちゃんと夜まで取っておいてくれ」
「ご、ごめん」
「わたしはぜんぶほしいんだ。一滴残らずな」
い、一滴残らず……ゴクリ!
「そう、ほしいんだ。それもただ注がれるんじゃない。めちゃくちゃに、獣みたいにされたいんだ」
獣みたいに……!?
「言うなれば……犯されたい。蹂躙されたい。おもちゃにされてしまいたい。わたしは今夜、少女のような服を着る。男に媚びる頭の悪いメスが着るようなちゃちな服を着て、下着もそうだ、大人が履いたら笑われるような、白地にリボンなんかがいいだろう。それで、わたしはおまえに押し倒される。恥ずかしそうに甘い声で鳴き、乱暴にひん剥かれ、なすがままにされる。そしてこの気高い気品を捨て去って、ちょうだい、ちょうだいとメスの声で鳴くんだ」
う、うわ……
「対等な関係なんかじゃない。おまえが支配者、そしてわたしは人間のかたちをした穴だ。そこでわたしは懇願する。お願いアーサー、もっといじめて、もっと乱暴にして、わたしの中をべとべとにして、もっと、もっと——とな」
……な、なんてこと言うんだ! 想像しただけでどうにかなっちゃいそうだよ!
「フフフ……そんなに息を荒げて。大丈夫か? まさかわたしが帰ってくる前にひとりで漏らしたりしないだろうな?」
「あ、あたりまえじゃないか!」
「なら約束だ。今夜、わたしを抱くまで絶対に無駄撃ちするなよ」
「そんなの当然だよ! ぼくは騎士だよ! 愛するひとのためならいのちだって捨てるんだ!」
「そうか、信じるぞ」
「騎士の誇りに賭けて約束するよ!」
「ふふふふ……」
レオはすごくうれしそうに微笑んだ。にやっとほほを持ち上げ、クールな眼差しがうっすら三日月のように上向きに歪んでいる。
ぼくにはわかるよ。この笑い方は最高にたのしいときの笑みだ。こころ踊る出来事があったときに見せる笑いだ。きっとぼくの愛が伝わったんだろう。
「それじゃ行ってくるぞ」
「うん、たのしんで来てね」
「ああ、また夜にな」
そう言ってレオはアクアリウスとともに出かけて行った。特別遠くに行くわけではなく、いつもの街でブラブラするだけだという。
ちょっと体調が心配だけど、アクアリウスが馬車を用意しているそうだし、そこまで気にする必要はないかもしれない。なにもなければいいけどさ。君が健康でいることを、そして君がたのしめるよう祈ってるよ。
……それにしても、今夜は獣みたいに、か。
……うっ、忘れよう! こんなこと考えてたら夜まで耐えられないよ!
さすがにそのままでは無理かもしれませんが、スーパーのカット肉のようにして出されたらどうでしょう。それにタレをつけて焼かれでもしたら、はたして首を横に振れるでしょうか。
わたしは意志の弱い人間です。ばくち、たばこ、夜食……いろんなことをやめようとして、結局ひとつもやめられませんでした。宣言した回数は数え切れません。しかしいまだにばくちに狂い、値上げし続けるたばこを吸い、夜中にバクバク食うんです。
あきれたもんですね。これでまともな人間のつもりなんですから。きっとわたしは、いざとなったら人間をやめてしまうんでしょう。
欲望に打ち克つ強い人間になりたいものです。でも、それができたらだれも苦労はしないんですよねぇ。
第九話 アーサーのお留守番
ぼくはアーサー。年は十七。体は細くて背は低く、母親に似たのかちょっと女みたいな顔をしている。健康で五体満足の体に文句はないんだけど、騎士道を志す男子としては父さんのような立派な体格に生まれたかったというのが本音だ。
でもそんなぼくだからこそのしあわせがる。それはレオに好かれたことだ。
ぼくの妻レオは世界一の美女だ。鋭くもゆるりとした眠たげなふたえが妖艶で、瞳の色はエメラルド。スラリと背が高く、細くもなく太くもない芸術的なボディラインは男だけじゃなく女でさえ魅了する。
不思議なことに毛が緑色で、髪の毛はもちろん、眉やまつ毛、うぶ毛まで緑色だ。だからだいだい色の肌はほんのり緑がかっており、それがまた絶妙な色気を放っている。
そしてどうやらレズビアンらしい。女みたいな顔に生まれたのはコンプレックスだったけど、それでレオに愛してもらえるのならこの顔も悪くない。
そんなレオはいまぼくの隣にいる。ふだん手ぶらで行動する彼女がめずらしくハンドバッグを持ち、いつも以上におしゃれをして館の庭に立っている。そこに、
「レオ、準備できた?」
庭の溜め池の石に座る美女、アクアリウスが言った。
彼女はレオのいのちの恩人で、魔法や呪術を教えた師匠だ。気性の荒いレオと違い、丁寧な言葉づかいとそれに見合うおだやかな雰囲気を持ち合わせている。三十歳を越えているとは思えないほど若々しく、サファイア色の髪を背中まで伸ばし、前髪はパツンとさせている。
少女的な振る舞いをしながらも、同時に余裕のある大人の色気があり、彼女に微笑まれてクラっとしない男はいない。
問題はかなりの男好きなことと、レオと同様腹の中がどっぷり傲慢なことだ。ふたりとも自分こそが最強だと信じており、それを常に表面に出しているのがレオで、ふだんは清浄な気配を漂わせているのがアクアリウスだ。
そんなふたりは今日、女だけの買い物に出かけるという。
「たまにはそういうのもいいんじゃない?」
とアクアリウスが持ちかけたのがはじまりだ。
「せっかくの師弟じゃない。と言うより、わたしにとってあなたは妹みたいなものかしら。愛するアーサー君と出かけるのもいいけど、たまには女だけで甘いものを食べたり、お洋服を選んだり、独身のつもりでいい男を見て回るのなんてどう?」
「アクア様、わたしは男は好きません」
「なら女の子を見て回ればいいじゃない」
「……そうですね」
なんていろいろツッコミたくなる会話をして、
「じゃあ来週あたり行きましょう。わたしもそれまでに仕事を終わらせてくるから」
と約束して、今日がその日だ。アクアリウスは男がうしろから抱きしめたくなるような華奢なコーディネートを着こなし、レオは女歌劇団の花形のようないでたちをしている。
なんでそんなオシャレする必要があるのかねぇ。だって、ふたりは魔術師だ。魔術師は基本的に顔を覚えられないよう身を隠す。街で魔術師の仕事をする人間は仕事場に入ったらかならず仮面とマントで全身を隠すし、”顔を覚えられない魔法”を使ってだれにも注目されないようにする。むしろ地味な服を着た方が魔法の効果が増すはずだ。
しかしアクアリウスは言った。
「ホント、男ってわかってないわねぇ」
そしてレオも、
「まったくだ。騎士道とやらもいいが、もう少し女の気持ちを知ったらどうだ」
と、ぼくの正論を門前払いにした。そんなのおかしいよ。だって目立つ格好をすればリスクが増すんだよ。目立てば目立つほど”顔を覚えられない魔法”は解けやすくなるんだよ。だれにも見られないのになんでオシャレなんかするのさ。バカみたい。
「それじゃ行きましょ」
そう言ってアクアリウスはレオを連れて行こうとした。
「レオ、大丈夫?」
と、ぼくはレオの肩を触った。というのも、レオはここ数日体調を崩していた。熱が出るほどではないけれど、咳をして、あまり動かないようにしていた。
「ああ、大丈夫だ。おまえが介抱してくれたからな」
「でもちょっと心配だよ。夏風邪はこじらせると大変だよ」
「なに、見ての通りピンピンしている。それにいざとなればアクア様はその辺の医者より頼りになる」
「まあそうだけどさ……」
フフ、とレオはぼくの頭を撫で、
「心配してくれてありがとう。大丈夫だ」
……それならいいけどさ。
「それよりアーサー、ここ数日、我々は愛し合ってないな」
「えっ、あ、うん……」
なにを突然言い出すんだろう。たしかにここ三日ほどぼくらはなにもせず眠っている。ふだんなら毎晩のようにベッドを揺らすのに、レオの体を気遣ってお互い手を出さないようにしている。
「正直わたしは溜まっている。本来ならいますぐにでも……と言いたいところだが、アクア様と街に繰り出すのも捨てがたい。だから今夜、帰ってきたら……わかるな?」
「う、うん……」
ぼくは彼女の濡れた瞳を見て、全身が痺れるほどときめいた。
ぼくもおなじ気持ちさ。この世で最も美しく、最も魅力的な女とおなじ布団で三日もなにもせず過ごして溜まらないわけがない。それにぼくらは眠るときなにも着ない。いつだって彼女のしっとりした肌が傍にある。やわらかな胸も、すべすべのお尻も、狭いシーツの中でおなじ空気を共有している。わずかな身じろぎでぼくらは触れ合い、お互いの体温を感じる。
「おい、早すぎるぞ」
「へ?」
「膨らんでるじゃないか」
「あっ!」
ぼくは慌てて股間を隠した。いけない、だって思い出しただけでもうっとりしちゃうんだもの。レオがきれい過ぎるのが悪いんだ。
「まったく、せっかく数日ぶりにするんだ。ちゃんと夜まで取っておいてくれ」
「ご、ごめん」
「わたしはぜんぶほしいんだ。一滴残らずな」
い、一滴残らず……ゴクリ!
「そう、ほしいんだ。それもただ注がれるんじゃない。めちゃくちゃに、獣みたいにされたいんだ」
獣みたいに……!?
「言うなれば……犯されたい。蹂躙されたい。おもちゃにされてしまいたい。わたしは今夜、少女のような服を着る。男に媚びる頭の悪いメスが着るようなちゃちな服を着て、下着もそうだ、大人が履いたら笑われるような、白地にリボンなんかがいいだろう。それで、わたしはおまえに押し倒される。恥ずかしそうに甘い声で鳴き、乱暴にひん剥かれ、なすがままにされる。そしてこの気高い気品を捨て去って、ちょうだい、ちょうだいとメスの声で鳴くんだ」
う、うわ……
「対等な関係なんかじゃない。おまえが支配者、そしてわたしは人間のかたちをした穴だ。そこでわたしは懇願する。お願いアーサー、もっといじめて、もっと乱暴にして、わたしの中をべとべとにして、もっと、もっと——とな」
……な、なんてこと言うんだ! 想像しただけでどうにかなっちゃいそうだよ!
「フフフ……そんなに息を荒げて。大丈夫か? まさかわたしが帰ってくる前にひとりで漏らしたりしないだろうな?」
「あ、あたりまえじゃないか!」
「なら約束だ。今夜、わたしを抱くまで絶対に無駄撃ちするなよ」
「そんなの当然だよ! ぼくは騎士だよ! 愛するひとのためならいのちだって捨てるんだ!」
「そうか、信じるぞ」
「騎士の誇りに賭けて約束するよ!」
「ふふふふ……」
レオはすごくうれしそうに微笑んだ。にやっとほほを持ち上げ、クールな眼差しがうっすら三日月のように上向きに歪んでいる。
ぼくにはわかるよ。この笑い方は最高にたのしいときの笑みだ。こころ踊る出来事があったときに見せる笑いだ。きっとぼくの愛が伝わったんだろう。
「それじゃ行ってくるぞ」
「うん、たのしんで来てね」
「ああ、また夜にな」
そう言ってレオはアクアリウスとともに出かけて行った。特別遠くに行くわけではなく、いつもの街でブラブラするだけだという。
ちょっと体調が心配だけど、アクアリウスが馬車を用意しているそうだし、そこまで気にする必要はないかもしれない。なにもなければいいけどさ。君が健康でいることを、そして君がたのしめるよう祈ってるよ。
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