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3巻
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しおりを挟む一章 王都での生活
小さな電気工事店を営んでいた青年、石川良一。
両親を亡くして孤独な生活を送っていた彼は、たまたま不思議なサイトを閲覧したことをきっかけに、異世界――スターリアへと転移することになった。
異世界では借金にあえいでいたメアとモア姉妹を義妹として養いながら、犬獣人の女剣士ココやエルフの神官マアロといった仲間とともに旅を続け、数々の手柄を立てた結果……彼の現在の肩書は、カレスライア王国の士爵。貴族である。
良一が士爵に叙された陞爵式から約半月経ち、王国の国政に関する一大行事、王国会議もいよいよ今日が閉会の日だ。
一行は諸々の事情でいまだ王都ライアに滞在しているが、下っ端貴族になりたての良一が参加すべき会議はないため、日中は皆と王都観光をして回る日々を送っていた。
「良一兄ちゃん、今日はどこに遊びに行こっか!?」
いつも元気な下の義妹のモアが、楽しそうに良一に声をかけた。
「そうだな……今日は王都の外にでも少し出てみよう」
男爵以下の王国貴族は開会式と閉会式のどちらか片方にしか参加しないという暗黙のルールがあるらしく、開会式に出席した良一は今日も自由行動だ。
「ご一緒いたします」
外出の準備をしている良一とモアに、人格保持型AIの〝みっちゃん〟が柔らかく微笑みながら頷いた。
もとは良一達の腕時計型デバイスのOSだったものの、女性型の人工人体にインストールされた今では、見た目は普通の人間と変わらない。
体を得たことで、良一の従者――あるいは助手的な役割がすっかり板に付いている。
「みっちゃん、これからの王都の予定は何があるんだっけ?」
「直近では、王国立学園への入学試験があります。あとは、Aランク冒険者のミレイア様との合同クエストですね。ですが、ミレイア様は王国会議終了後に王都を離れる用件があるので、延期になっております」
ココの妹である双子のミミとメメは、母親のマナカとともに王都に引っ越し、王国立学園への入学を目指している。
ココが実技、マアロが座学の教師役として面倒を見て、今まさに追い込みをかけている最中だ。
二人とも地元のココノツ諸島にいた時から勉学と鍛錬に励んでいて優秀だったが、慢心せずに最後まで全力を尽くす姿勢である。
マアロは合格間違いなしと太鼓判を押している。
実は、王国立学園を受験するのはミミとメメだけではない。
「メア姉ちゃんも、勉強を頑張ってるよ」
「そうだな、メアも一緒に仮受験するんだったな。突然のことでびっくりしたよ」
ちょうど一週間前、上の義妹のメアが改まって〝お願い〟に来た時のことを、良一はしみじみと思い出した。
「良一兄さん、お願いがあるのですが」
その日の夜、就寝の準備をしていた良一の部屋に、メアがマアロを伴って入ってきた。
「どうしたんだ、メア?」
良一が促すと、メアは躊躇いがちに切り出した。
「ミミさんとメメさんが受験する王国立学園の試験を、私も受けてみたいんです」
「王国立学園の……入学試験をか?」
メアもミミとメメと一緒にマアロの授業を受けていたのは知っていたが、受験を考えているとは思っていなかったため、良一は思わず聞き返した。
「はい」
メアが真剣な眼差しで頷くと、隣に付き添っていたマアロが一歩進み出る。
「メアも私の授業を真面目に受けて、しっかりついてきている。スタートが遅かったハンデはあるけれど、良い線まではいけると思う」
年長の割に大人げない言動が目立つマアロも、教え子の前では教師の顔だ。
「メアが受験をしたいなら、止める理由はないよ。それで、受験をするために、俺は何をすればいいんだ?」
良一が受け入れてくれ安心したのか、メアはほっとした表情で一枚の紙を差し出した。
「なるほど……。今からだと、この模擬入学試験を受けることになるのか」
王国立学園では、同じ日に正規の入学試験と模擬試験の二つが行われるらしい。
正規の試験が入学を決定するためのものであるのは言わずもがな。一方、模擬試験は同じ試験内容だが、主に自分の実力を確かめるための制度で、受験料は安い。
元々、王国立学園は貴族の子供のための学園だったが、二代前の国王が王国中の才能ある者を集めるためにこの制度を作った。
非貴族階級の子供も受験することができて、優秀な成績をあげた子供を身分にかかわらず学園に入学させた前例もあるという。
今では庶民も正規の入学試験を受けることができるようになったので、本来の意義は失われているが、実力を試したい者のために制度が残っているらしい。
「その模擬試験で、自分の実力を試したいんです」
「わかった。俺もできる限りサポートをするから、試験頑張れよ」
「はい!」
良一の励ましの言葉を受けて、メアは嬉しそうに笑った。
とはいえ、サポートするといっても勉強を教えることなどできないので、良一としては邪魔にならないようにするのが精一杯である。
差し入れのお菓子作りをしたり、モアと一緒に勉強部屋代わりの宿屋から出ていったりして、メアが集中できるようにするしかなかった。
――そんなわけで、このところ日中は、良一とモアとみっちゃん、Aランク冒険者であるキャリーの四人で観光することが多い。
しかし本日は、キャリーはエルフのAランク冒険者のミレイアに誘われて外出しているので、これからモアとみっちゃんと良一の三人で遊びに行く。
「じゃあ、少し外に出て、ピクニックだな」
「行こう行こう!」
「南と東の草原は前に行ったから、今日は西に行こうか」
「了解しました」
無邪気にはしゃぐモアに急かされて、良一達は城下の大通りを足早に歩いていく。
王都の中心には王城があり、街はそこから円状に広がっている。
良一達が滞在している宿は城の南東にあるため、西門に行くには少し長い距離を歩かなければならない。
商業地区に比べると人通りは少ないが、通りには多くの工房や専門的な店が軒を連ねており、活気に満ちている。
「西側は遠いし、特に用事がなくてあまり来なかったけど、職人街になっているのか。マナカさん達の新居の家具はココノツ諸島から運んできて、あまりこっちで購入するものはなかったからな」
「良一兄ちゃん、肩車して」
「人も少ないし、良いぞ」
モアを肩車しながら職人街を西へと歩き、数十分ほどで王都の西門にたどり着いた。
この門は職人街に近いこともあって、大量の資材や商品を運ぶ馬車、竜に牽かれた竜車が行き交っている。
検問は商人用と一般用で分かれているが、良一達はそのどちらでもなく、利用者が少ない貴族用へと向かった。
良一は、陞爵式の翌日に使者から渡された貴族の証であるメダルを取り出して、最近覚えた歌を口ずさむ。
「士爵になれば赤メダル、男爵になれば橙メダル、子爵になれば黄メダル、伯爵になれば緑メダル、辺境伯になれば青メダル、侯爵になれば藍メダル、公爵になれば紫メダル、王様になれば虹メダル」
メダルの表には王国の国旗に使われているマークと現在の王の名前、裏面には良一の名前と爵位に応じた意匠が施されていた。
「そのお歌、モアも知ってる!」
「王国民なら誰でも知っている歌らしいな。俺はココに教わるまで知らなかったけど」
王国の正式な貴族になると、その証拠として王家からメダルが授与されることは一般にも知れわたっているため、歌になって王国全土に広まってるらしい。
またこのメダルには、ドワーフの特殊な技術による加工や、王家の秘伝魔法も施されており、偽造や密売などを防いでいるそうだ。
「ココ姉ちゃんはお歌をいっぱい知ってるよ」
モアは肩車されながら、ココから教わったという歌を陽気に歌いはじめた。
周りに子供の姿が少ないこともあり、通行人の視線が良一達三人に集まる。
「モア……少し声を落として歌おうか」
そんなやり取りをしているうちに、貴族用の検問を行う騎士の前に到着した。
「メダルを提示していただけますでしょうか」
騎士に誰何されたので、良一はモアを肩車から降ろしてメダルを見せた。
「拝見いたします」
騎士が一言断りを入れて身につけていた指輪をメダルに向けると、何かを読み取っているのか、指輪とメダルの間に赤い光が走った。
確認手続きはそれだけで終わり、騎士は敬礼をして他の衛兵に開門の合図を送る。
商人用の門では積荷を改められることもあるが、良一達は手荷物の検査などもなく、すんなり門を抜けることができた。
街を囲む城壁の外に出ると、自然の平野が一望できる。
微かに花の香りがする風がスゥーッと体を通り抜けて気持ちが良い。
「良い風が吹いていますね」
みっちゃんは少し目を細めて、風になびいたセミロングの髪を耳にかけた。キャリアウーマン風の容姿が相まって、そんな女性的な仕草が凄く様になる。
「良一兄ちゃん、見て見て!」
モアもみっちゃんの真似をして髪を何度もかきあげて耳にかけようとするが、最近キャリーに短く整えてもらったばかりなので上手くいかず、大人の女性にはほど遠い。
「うーん、もう少し髪が伸びないとできないんじゃないか?」
「えー、つまんないの……」
頬を膨らませるモアを宥めながら、良一は前方に見える小高い丘を指差して、今日の目的地の説明をする。
「さて、この前ミレイアさんが遊びに来た時に聞いた話じゃあ、王都から一時間ほど歩いたあの丘の向こうにたくさんの花が咲いていて、とても綺麗なんだって。そこまで行ってみようか?」
「じゃあ、綺麗なお花をお姉ちゃんにプレゼントする!」
「良いお土産になりそうだな」
すぐに機嫌を直して元気一杯に歩きはじめたモアを、良一とみっちゃんが追いかける。
道行く人はまばらだったので、三人で歌を歌いながら歩いた。
多くの人が歩いたためか、丘に続く道は土が踏み固められていて歩きやすい。
王都近郊では多くの冒険者がモンスターを駆除して日銭を稼いでいるため比較的安全で、メラサル島と違ってモンスターに襲撃される心配はほとんどない。
丘を登りきると、そこには赤や黄色の花が一面に咲いていた。
「ふう、やっと着いたな。しかし……確かに、ミレイアさんが勧めるだけのことはあって、見事な景色だ」
「色鮮やかに咲き誇っていますね」
「わー、きれーい」
モアは早速花園に駆けだしていく。
みっちゃんは手近な花を何本か摘むと、器用に花冠を作ってみせた。
「みっちゃん、何作ってるの? モアにも教えて!」
モアは早速興味を示し、みっちゃんに教わりながら一生懸命に作りはじめた。
良一は花を踏みつぶさないように注意しながら木陰に移動して、モアとみっちゃんが互いに自作の花の冠を頭に載せて笑いあい、遊ぶ様を見守る。
モアはお土産としてメアやマアロ達の分も作ると宣言して、みっちゃんと協力しながら花の冠を作りはじめた。
「二人とも花の冠作りに集中しているし、時間も良い感じだから昼食の準備でもしておくか」
モアの面倒はみっちゃんに任せて、良一は花園から少しだけ離れて開けた場所に移動し、アイテムボックスから取り出した簡易テーブルや調理器具を広げて料理をはじめた。
この花園に来るまでにそれなりの距離を歩いて程よくお腹が空いていたので、少しガッツリしたものを食べたかった良一が選択したメニューは炒飯。米を炊くのは手間がかかるため、レトルトのご飯を使い、具材は卵と焼豚、刻んだネギだけのシンプルなものだ。
一緒に作った中華風スープを煮込んでいると、匂いにつられてモアとみっちゃんがやって来た。
「良一兄ちゃん、モアね、一杯作ったんだよ」
モアは両手で抱えたたくさんの花冠を得意げに見せる。
「皆の分の冠は全部できたのか?」
「うん! お姉ちゃん達のもあるし、キャリーさんやフェイ姉ちゃんの分も作ったよ!」
「そっか。こっちも昼飯が完成したところだよ。手を洗ったら食べようか」
「わかった!」
昼ご飯を食べ終えて少し食休みする良一を横目に、モアは契約した風の精霊〝かーくん〟を呼び出して再び花畑を元気良く走り回りはじめる。
ここまで歩いてきたというのに、まだ元気があり余っているとは……子供の無尽蔵な体力に感心する良一だった。
「モア、そろそろ帰ろうか」
太陽が少し傾きはじめたので、良一は帰り支度をはじめる。
帰りも来た時と同じ道を歩かなければならない。まだ明るいが、王都に着いたらちょうど夕方ぐらいだろう。
いつの間にかモアは他の家族の子供と仲良くなっており、複数の子供の輪に加わって遊んでいた。
「良一兄ちゃん、あとちょっとだけ」
モアは知り合った子供と別れるのが名残惜しいようだ。
「しかたないな……ちょっとだけだぞ」
「良一さん、よろしいですか」
モアを見守る良一に、みっちゃんが声をかけた。
「どうした?」
「はい。少し気になる現象が起きていたので、報告を。センサーの誤作動と思いましたが、以前にも似たことがありました」
「なんだ、その〝現象〟って?」
「大精霊様にお会いした時と同じ現象です。視覚情報と魔素流動情報との不一致が出ております」
「つまり……目に見えている景色と実際の地形に違いがあるのか」
「はい、該当部分はあの周辺です」
みっちゃんが指差したのは、花畑の一画。
一見すると他の場所と変わらないように見えるが、よく観察していると、近くを通る人が不自然にその場所を避けているのがわかる。
「何なんだろうな」
「いかがなさいますか」
「わざわざ不審な場所に近づくのもなぁ」
しかし、みっちゃんと相談している間に、モアが同い年ぐらいの女の子と一緒にその場所まで走っていってしまった。
良一はモアを呼び止めようとしたが、時すでに遅し。モアはそのまま不思議な場所に足を踏み入れて、姿を消した。
「モア! みっちゃん、一緒に来てくれ」
良一とみっちゃんは慌てて駆けだして、モアが消えた空間に飛び込んだ。
一瞬視界が揺らいだ後、それまで周りにいたはずの人影が見えなくなり、代わりに、すぐ目の前にモアが立っていた。
モアは急に現れた良一に驚いて目を丸くする。
「あれ、良一兄ちゃん? もう帰るの?」
「モア、大丈夫か」
「くすぐったいよう。どうしたの?」
あまりに呆気なく見つかって少々拍子抜けしながらも、モアの体に触れて無事を確かめていると、突然背後から声をかけられた。
「あらあら、お久しぶりね~」
振り向くと、そこには以前湖で出会った大精霊様の姿があった。そして、その隣にはモアがこの場所に入った時に一緒にいた子が立っている。
「ご無沙汰しております、大精霊様」
「ごめんなさいね~、うちの子がモアちゃんを誘って、精霊の狭間に連れ込んでしまったみたいで~」
「精霊の狭間ですか?」
「そうそう。この場所は人間界と精霊界が交わる場所で、普通の人だと入れないんだけど~、あなた達は私の祝福を受けているから入れたみたいねぇ」
「そちらのお子さんは、大精霊様のお子様ですか?」
「そう。私と旦那様の力を受け継いだ子よ~。私の祝福を受けたモアちゃんを見て一緒に遊びたくなったみたい」
「ビックリしましたよ。モアの姿が突然消えてしまって」
良一がため息とともにそう吐き出すと、モアと一緒にいた少女は自分が責められていると思って大精霊の後ろに隠れてしまった。
「……ごめんなさい」
「良一兄ちゃん、モアがセラちゃんと遊んでたの! セラちゃんは悪くないの」
モアは少女を庇って良一の足にすがりつく。
「ううん、モアちゃんを連れてきたのはわたしだから……」
「セラちゃんって名前なのかな? ごめんね、俺も驚いちゃって」
仮にも精霊とはいえ、子供相手に大人げなかったと良一が反省していると、大精霊が話を途中で遮った。
「はいはい、ここでお話は終わり~」
「良一君、ここは皆でドーナツでも食べて仲良くなりましょう。前に貰ったドーナツをあげたら、この子も気に入ったみたいでね~。悪いけど、またいただけるかしら?」
「もちろん。これで仲直りしてくれるかな」
良一はアイテムボックスからドーナツの箱を取り出して、セラの目線に合わせて差し出した。
「うん」
セラは笑顔でドーナツの箱を受け取ってくれた。
「はい、仲直り~。問題を解決した私にも~、ご褒美があってもいいんじゃない~?」
大精霊はポンと手を叩くと、しれっと言ってのけた。
良一は苦笑しつつも大精霊にドーナツの箱を差し出す。
「そうですね、ありがとうございました」
「あらあら、ありがとうね~」
ドーナツを食べながらしばし雑談を交わした後、良一達は大精霊とセラに別れを告げて、王都へと帰ったのだった。
宿屋に戻ると、メアとミミとメメは勉強を終えて一息ついていたところで、三人ともモアがお土産として渡した花の冠を頭に載せて、とても喜んだ。
勉強の疲れも和らいで少しリラックスできたようで、仲良く今日の出来事などを話して、寝るまでの時間を過ごした。
◆◆◆
王国会議が閉会して数日が経ち、王国立学園の入学試験の日を迎えた。
「「それでは、行ってまいります」」
「私も頑張ってきます」
王都の中心部にある王国立学園の校門の前で、双子とメアが見送りに来た全員の前で元気良く宣言する。
「三人とも私が教えた。だから大丈夫。……これ、お守り」
マアロはそう言って教え子達を激励すると、少し照れくさそうにお守りを手渡した。
「「「ありがとうございます、マアロさん」」」
マアロが渡したのは、エルフに昔から伝わる伝統のお守りだという。
生まれてこのかた裁縫などしたことがなかったマアロが、メア達が眠った後にキャリーに教わりながら一生懸命に作ったものだ。
マアロの夜なべを知っていた良一は、お守りを受け取った三人が喜んでいる姿を見て、自分まで嬉しくなった。
「これだけ皆に手伝ってもらったんだから、きっと大丈夫。悔いのないように全力で挑んできなさい」
ココは妹達とメアの頭を順番に撫でて、力強く励ました。
「私も応援しているわ。今日の夜は腕によりをかけてご馳走を作って待ってるからね」
「お姉ちゃん、ミミちゃん、メメちゃん、頑張ってね!」
「会場の雰囲気に呑まれないように、まずはリラックスしてな」
三人の勉強をずっと見守ってきたキャリーやモア、良一も、それぞれに応援の言葉をかけて三人を送り出す。
最後にココと双子の母親であるマナカが声をかけた。
「近くで見ていた私には、三人がどれだけ頑張ってきたか、よくわかります。その努力を信じれば、必ず結果はついてきますよ」
皆の応援の言葉を受けた双子は、緊張しながらもどこか楽しそうに学園の門をくぐり、他の受験生達の中に消えていった。
模擬試験会場は正試験会場とは別なので、メアは一人で会場に向かったが、その足取りは確かだ。
これなら心配ないだろう――良一は三人の後ろ姿を見送りながら、そう確信した。
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