お人好し職人のぶらり異世界旅

電電世界

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1巻

1-2

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「納得していただけたなら、契約けいやくということで、こちらにサインをいただけますか」

 そう言って差し出されたのは、異世界転移同意書と題された書面。細かな条項にさっと目を走らせると、すでに説明を受けた通りの内容が書いてあった。
 良一は記名らん躊躇ちゅうちょなくサインをして神白に手渡す。

「……結構です。準備にはどれくらい時間が必要ですか?」

 神白は書類を丁寧に折りたたんで懐に収めた。

「一週間もあれば」
「ではまた一週間後に来ますので、それまでに準備をお願いします」
「あ……! すみません」

 ふと、頭に疑問が浮かび、良一は慌てて神白を呼び止める。

「あの、異世界に転移したら地球での俺はどうなるんですか?」
「お亡くなりになったという扱いで、公的記録や関係者の方の記憶が改ざんされます。そこは神の御業みわざによるものですから、一切不自然な点は残りませんので、ご安心を」

 異世界に転移したら戻れないというのはそういうことかと、良一は理解した。
 どうも自分が死んだ扱いになるというのは奇妙な感じだったが、幸か不幸かそれで悲しむような相手も思い当たらない。何より神白達が記憶を書き換えるのであれば、残された者の心に傷が残るようなことにはなるまい――そう考えて、良一は胸をで下ろした。

「また、実家の建物などは消滅し、この土地も更地になります。異世界に持ち込まなかったものに関しては、借金と相殺そうさいした上で、売却額に相当する金額を転移先の通貨でアイテムボックスに入金しておきます」
「そうですか、分かりました」
「ではまた来週」

 そう言って、神白はいつものようにどこかへ去っていった。


 約束した一週間、良一は銀行の口座から有り金を全部おろして、異世界に持ち込む物を次々と購入していった。
 大量の食料や調理器具、日用雑貨から衣類に風邪かぜ薬などの市販薬、テントやキャンプ用品、普段だったら読まないであろう参考書や図鑑のたぐい、そして廃業を決意した時から補充していなかった電気工事のための配材等々。がらんどうだった倉庫は日が経つにつれて物で溢れかえっていった。
 サバイバル生活に関する書籍や道具だけでなく、異世界系ネット小説に載っている物品など、思いつく物はあらかた手に入れた。
 今後の地球での生活を考えずに金を使った結果、異世界転移のための準備は六日目の昼に全て終わってしまった。どうしようかと考えた良一は、地元の馴染みの場所をめぐることにした。

「この光景も見納めだな」

 地元の神社や小学校に中学校、子供時代に遊んだ川岸などを回り、地元にありながら小学生の時に一度登ったきりだった丘の上の展望台に立ち寄った。
 展望台から生まれ育った町を見下ろすと若干センチメンタルな気持ちになったが、心に一つ区切りがついたと思えるようになった。
 最後に、父親と一緒に仕事帰りによく立ち寄った中華料理屋で夕食を済ませた。


 ◆◆◆


 約束した一週間後の昼前に、神白が良一の家を訪れた。

「こんにちは石川さん。昨日はよく眠れましたか」
「はい。準備は万端です」
「そうですか。事前にお伝えしたように、転移をするにあたって、これから主神にお会いいただきます。その前に、一度倉庫を拝見してもよろしいですか?」
「分かりました」

 良一は、神白を倉庫に案内する。
 シャッターを開けると、一週間前とは打って変わって、良一が買い込んだ道具や書籍、食料などで足のみ場もなくなっていた。

「倉庫一杯に物がありますね。生鮮食品もあるようですし、倉庫ごとアイテムボックスに保管しておきますね」

 神白は良一に倉庫の外に出るよう促すと、パンと手を叩く。
 すると、倉庫全体が一瞬で消失した。残されたのは建物の基礎も何もない、ただの空き地だけ。呆然と立ち尽くす良一の頬を、吹き抜ける風が撫でていく。

「消えた!? す、すごいですね……」
「石川さんもスターリアに行って修業をすれば、簡単にできるようになるでしょう。全ては石川さんの努力次第です」
「本当ですか?」

 一体どんな努力が必要なんだと苦笑する良一に、神白は真剣な眼差まなざしを向ける。

「もう地球には戻ってこられませんが、よろしいですか」
「はい。覚悟はできています。お願いします」

 良一も神妙しんみょうな顔で答えた。

「では主神の御前ごぜんへ」

 そう言って、神白が深くお辞儀じぎをすると、良一の視界はきりがかかるように白く染まっていった。


「主神、転移者の石川良一を連れてまいりました」
「うむ」

 白一色の世界に、神白の声と、りんとした男とも女ともつかない声音こわねが響く。
 どうやら神白が話しかけている相手が主神らしい。
 白いだけだった視界が徐々に輪郭りんかくを持ちはじめ、良一は最初に神白の姿を認識し、そのすぐ近くに立つ主神であろうお方を見た。
 しかし、顔があるはずの部分には……何もなかった。

「おうぅ」

 思わず変な声を出す良一。

「私は顔がないからね、驚かせてしまったかな」

 主神が絶妙なタイミングで声をかけた。

「改めて、転移を決めてくれたことに感謝する。これからの行く末に幸多さちおおからんことを」

 そう言われただけで、良一の心はそれまで感じたことがないほどの幸福感と充足感に満たされた。

「君は勇者として転移するわけではない、事故に遭って命を落として転生するわけでもない。君自身で選んだ異世界転移だが、人生の一つの目標となるように課題を与えよう。言うなれば神の試練だ。君には、転移する先のスターリアで私をあがめている神殿を全て回ってみてほしい」
「全ての神殿ですか」
「神殿はスターリアの様々な場所に存在するから、異世界を見て回るといい。無論、試練に挑まずに別の目標に向かって生きても構わない」
「一つの目標として生きていきたいと思います」
「うむ、では私から祝福を」

 主神が差し出した右手から光の玉が放たれ、良一の体に入る。
 良一は体に心地ここちよい変化を感じ、望んでいたアビリティが身についたのを理解した。

「石川さんが望んだゴッドギフトは、利便性も考えてアイテムボックスに収めたままでも使用できるようにおまけしておきましたので、スターリアに着いたら確かめてみてください。一応簡易的な説明書きもアイテムボックスに入れておきます」

 神白が横から補足した。

「何から何まで、ありがとうございます」

 深々と頭を下げる良一に、神白が転移前の最後の忠告を口にする。

「石川さんから見て、異世界スターリアはこの日本よりも死という概念が近い場所です。しかし、恐れずに進んでください。あなたは自由なのです」

 神白がそうめくくると、良一の足下からまばゆい光が放たれ、彼の体をみ込んだ。
 やがて光が収まると、そこに良一の姿はなかった。

「主神、彼はスターリアで生きていけるでしょうか?」
「それは彼次第だな。少なくとも、私に見える未来では、大丈夫だよ」

 神白はその言葉を聞くと、一礼して主神の部屋を後にした。




 一章 最初の村



 目を開けると、そこは異世界だった。

「ここって、神白さんに連れてきてもらった場所か」

 森の中の少し開けた場所。目の前の木には良一がマジックボールでつけた傷があった。

「いきなり動き回る前に、もう一度マジックボールを撃ってみるかな」

 異世界転移の実感を得るために、良一は前回撃ち込んだ木に向かってマジックボールを使ってみた。
 前回と同じように体内の魔力を感じ取ってイメージすると、手の平から淡く光る球体が射出され、木の表面に深く傷がついた。

「よし、魔法は使えるな」

 それから、良一は自分の状況を確認するために、自身に鑑定をかけた。


 石川 良一
 レベル:1
 生命力:150/150
 魔保力:295/300
 攻撃力:100
 守備力:100
 速走力:100
 魔操力:100
 魔法属性:全属性
 所持アビリティ:《神級再生体》《神級分身術》《神級適応術》
         《アイテムボックス》《神級鑑定》
         《取得経験値・成長率十倍》《全言語取得》
 神の加護:なし


「これがステータスか。まあ、なんとなく意味は分かるな。マジックボール一回で魔保力ってやつを5消費するのか。結構な回数使えるな」

 良一は事前にネット小説を読み込んでいたので、各項目の意味はそこそこ理解できた。ただし、一般人の平均とどれだけ差があるのかは、まだ分からなかったが。
 能力の確認を終えた良一は、次に主神から貰ったゴッドギフトの地図を広げた。

「ここから一番近い町はどこかな」

 地図は一目で情報が分かる仕様になっており、現在位置、周囲の地域の名前、方角、目的地までの距離などが感覚的に理解できた。

「今はこのイーアスの森の中だから、一番近いのは十六キロ先のイーアス村だな」

 場所と方角が分かったらとにかく動こうと、良一はイーアス村へと歩きはじめた。
 しかし舗装ほそうされていない森の中、木々をかき分けて歩くのは大変で、肉体労働をしていた良一でも思うようにスピードが出なかった。
 ゆっくり村に向かっていると、目の前の草むらから薄汚れた水色の物体が飛び出してきた。

「うわ!」

 良一は驚いて身を引くが、よくよく見ると、神白が魔法で吹き飛ばしたのとよく似たスライムだった。
 異世界転移で初めてのモンスターである。
 スライムはプルプルと震えるだけで、敵対的な行動を起こしてこない。このままやり過ごすことも考えたが、神白が〝人を襲う〟と言っていたのを思い出し、改めて正対した。

「落ち着け、俺はできる」

 初の戦闘で良一の心はめまぐるしく移り変わった。緊張に不安、興奮……あらゆる感情が溢れ、のどが渇くのを感じた。しかし、不思議とスライムを殺すという行為に嫌悪感けんおかんは抱かなかった。

「よし、よし、よし」

 良一は頬を叩いて自分に活を入れ、手の平をスライムに向けた。
 先ほど確認した手順通り、魔力を集める。

「マジックボール」

 良一の手から放たれた魔法の玉は一直線にスライムに向かい、見事に命中した。
 しかし一撃で倒すには至らず、今度は怒りをあらわにしたスライムが先ほどまでとは打って変わって大きく体を震わせはじめる。

「神級鑑定」

 良一はスライムの動きに警戒しつつ、慌ててステータスを確認する。


 スライム
 レベル:3
 生命力:9/65
 魔保力:7/7
 攻撃力:55
 守備力:50
 速走力:15
 魔操力:10
 魔法属性:なし
 所持アビリティ:なし


「ダメージが足りなかったのか。それにしても……スライムの二倍ほどしかないじゃないか、俺の攻撃力は」

 思わず脱力しそうになる良一めがけてスライムが突進してくる。これは紙一重かみひとえでかわしたものの、体勢がくずれたところを再び体当たりされ、腹に食らってしまった。

「うぉっへ!」

 肺の空気が全て吐き出され、しばし呼吸困難になる。
 その間も三度目の突撃を試みるスライムを油断なく横目でうかがいながら、荒い呼吸を繰り返す。

「そう何度も食らうかよ」

 スライムの動きは単調で、一直線に突っ込んでくるだけらしく、タイミングを計れば簡単に避けられる。そう読んだ良一は、肩で息をしながらも再びスライムに向けてマジックボールを放った。スライムの体力は残り少ないので、威力よりも射出速度を優先すると、魔法が若干早く発動した。
 最初にスライムにぶつけたマジックボールよりも一回り小さかったが、スライムに当たると残りの生命力を削りきった。

「ふぅ、終わったか……って、おっおっお~!?」

 スライムを倒したら、急に体に力がみなぎってきたのを感じ、良一は再び自分に鑑定をかける。


 石川 良一
 レベル:3
 生命力:330/350
 魔保力:485/500
 攻撃力:200
 守備力:200
 速走力:200
 魔操力:200
 魔法属性:全属性
 所持アビリティ:《神級再生体》《神級分身術》《神級適応術》
         《アイテムボックス》《神級鑑定》
         《取得経験値・成長率十倍》《全言語取得》
 神の加護:なし


「生命力と魔保力がプラス200、他がプラス100か。結構増えたな」

 ここまで体の変化を実感するのは、支給されたチート《取得経験値・成長率十倍》のおかげであろうが、気分が良かった。

「このスライムはどうするかな。何かの素材とかに使えるかもしれないけど、持っていくのもなあ……とりあえず、少しだけ取っておくか」

 良一はアウトドア用のサバイバルナイフでスライムの体を少しだけ切り取り、百円均一ショップで購入したびんに入れて回収した。

「思いがけず時間を食ってしまった。この調子だと村に着くのが夜になってしまうな」

 とりあえず村に行ってから色々と考察しようと考えて、良一はイーアス村へと急いだ。
 道中は、スライムの他にも芋虫いもむしの化け物、ビッグワーム、大きな蜘蛛くものビッグスパイダーなどが出現したが、どれもそれほど強いモンスターではなかったため、落ち着いてマジックボールをぶつければ怪我することなく倒せた。
 良一は順調にレベルを上げながら、着実にイーアス村に近づきつつあった。
 しかし、そうして地図で方向を確認しながら歩いてしばらく経った頃、近くでけものの唸る声が聞こえ、良一は足を止める。
 辺りを窺うと、前方の茂みがいくつかガサガサと揺れ動いていた。

「なんだ? 野良犬のらいぬか?」

 次の瞬間、三体の大きな犬が飛び出してきた。


 レッサーウルフ
 レベル:7
 生命力:250/250
 魔保力:140/140
 攻撃力:230
 守備力:130
 速走力:320
 魔操力:100
 魔法属性:風
 所持アビリティ:《初級咆哮ほうこう》《遠吠とおぼえ》


 良一の体に緊張が走る。

「初めての複数相手……しかも、アビリティを持ったモンスターとの戦闘か」

 良一は油断なく周囲を見回し、速度重視で次々にマジックボールを放つ。しかし、レッサーウルフは機敏きびんに動いてこれを避けていく。
 特にリーダー格とおぼしき一体は一際ひときわ動きが良いため、良一の魔法がかすりもしなかった。

「くそ……一発ずつ撃ってもらちが明かない。上手うまいこと範囲攻撃できないものかな」

 攻撃を続けながら試行錯誤しこうさくごしていると、有効範囲の広がったマジックボールを放つことができるようになった。
 さらに、今まで片手だけだったのが、両手から射出可能になり、良一の攻撃密度が一気に増した。

「これでなんとかなるかな」

 良一は片方の手のマジックボールをフェイントに使ってレッサーウルフの動きを誘い、もう片方の手の攻撃を命中させるなどして、徐々にレッサーウルフにダメージを負わせていった。
 そんなこんなで、二体の敵を倒すことができたが、リーダー格のレッサーウルフには未だ有効打を当てられずにいた。
 しかし、良一の方も敵を二体倒したおかげでレベルが上がったらしく、リーダー格の動きに対応できるようになっていた。だが、それが油断を生んだ。
 一瞬の隙を逃さず、レッサーウルフが良一に牙をき、口を大きく開いて飛びかかってきた。
 マジックボールは間に合わない――そう直感すると、良一は鉄板の入った安全靴でとっさにレッサーウルフをり上げた。

「ギャゥウン」

 レッサーウルフは鳴き声を上げながら勢いよく吹き飛び、絶命した。

「なんだ……蹴りで一撃かよ。これもレベルが上がってステータスが高くなったおかげなのかな」

 先ほどまでチマチマとマジックボールでモンスターを倒してきたのが徒労とろうに思え、良一はため息をつく。
 レッサーウルフを蹴った感触をなるべく思い返さないようにしながら、死体に近づき、かがみ込む。

「ネット小説だと、牙なんかを回収して素材にしてるよな」

 他にも毛皮に利用価値がありそうだったが、あいにく良一は皮剥かわはぎのやり方を知らない。それに、精神衛生的にも牙を折る方が良いと考え、今回は牙だけ手に入れることにした。
 舌をだらんと垂らしたレッサーウルフの体はまだ温かく、口に手を突っ込むと、今にも目を覚ましそうで恐怖を覚える。
 それでも、手をかけて力を込めると、牙は呆気あっけなくポキリと折れた。

「魔法以外で決着がついたし、なんか拍子抜ひょうしぬけだな」


 ◆◆◆


 移動を再開し、夕方になった頃、ようやくイーアス村に辿たどり着いた。
 村の周りはさくと堀で囲まれており、唯一の入口に立っている門番の男が良一に声をかけた。

「旅人さんかい? 身分を示すものを見せてもらえるかな」
「すみません。身分証は持ってないんですけれど。まずいですかね?」

 困り顔で頭をく良一に、門番は訝しげな目を向けた。

「持ってない? 今までどうしていたんだ」

 正直に異世界転移の話を出したらかえって怪しまれると思い、良一は適当な理由をでっち上げてこの場を乗り切ろうと試みる。

「えーと……冒険者……そう、冒険者になろうと思って故郷を出てきたんですが、今まで生まれた土地から離れたことがなくて、どうしたものかと途方とほうに暮れていました。身分証というのはどこで手に入るんですか?」
「兄さんは冒険者になりたいのか、そりゃギルドで登録しなきゃな。だがあいにく、この村にはないから無理だ。身分証を手に入れたいなら、木工ギルドの組合所がある。そこで試験に合格すれば組合員証を発行してもらえる。当面はそれぐらいしかないな」
「そうですか……分かりました。考えてみます」
「悪いが決まりでな、身分証のない者が村に入るには銀貨三枚が必要なんだ。持ってるかい?」
「銀貨三枚ですね、分かりました」

 良一はアイテムボックスの銀貨をポケットに突っ込んだ手の中に取り出し、男に手渡す。
 銀貨を受け取った門番は、夕日にかざして確認しはじめる。

「こりゃあ綺麗な銀貨だな。貨幣かへいの神の神殿にでも行ってきたのか?」
「いえ。旅の商人に両替してもらいました」
「まあ、確かにお金は受け取った。改めて、イーアス村へようこそ」
「ちなみに、宿屋ってありますかね?」
「材木商や行商人が泊まるための宿屋が三軒あるが、金があるなら〝森の泉亭〟がいいと思うぞ。この道をまっすぐ行った先だ」
「ありがとうございます。行ってみます」

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