異世界に行ったけど、早く地球に戻るんだ

電電世界

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第63話

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 「帰ってきましたね」

 ダンジョン都市ジャリスには、日も暮れてから着いた。女神の息吹の馬車群は、ジャリスの街中を通り冒険者ギルドの貸し倉庫まで進んだ。

 「よし、大きな荷物は明日降ろすとして、自分の荷物だけは降ろして今日は休みなさい」

 ヴァレスティーヌさんが、そう言って。優人達も挨拶をしてから宿屋に行った。

 「また連絡をとるわ」

 ヴァレスティーヌさんは最後にそう言った。

宿屋に着いて、全員が馬車に揺られて疲れが見えているので、優人は明日話したいことがあると伝えて、それぞれの部屋に行った。

 翌日、優人は相部屋だったスノウが自分のベッドに潜り込んでいたのに驚いたが、興奮よりも父性が勝っていることに不思議と納得していた。

 「おはよう。お父さん」

 優人の気持ちなど露知らず。起きて挨拶をしてきたスノウに優人も挨拶を返した。

 「おはよう。スノウ、服を着替えて食堂に行こうか」


 そうして準備を終えて、部屋を出るとホワイトを抱いて丁度部屋を出てきたアスカさんと出くわした。

 「おはようございますアスカさん、ホワイト」
 「おはようございます」

 優人とスノウが挨拶をすると

 「おはようございます。ユート君スノウちゃん」

 アスカさんが、挨拶を返してくれたが

 「おふぁよ~」

 まだ若干寝ているホワイトが挨拶を返した。

 食堂に行くと、ゴーレンさんがおり暫くするとデロックさんとナセルさん、サロパスタがやってきた。

 朝食を食べおえて、全員の意識が覚醒し始めた頃

 「それで、昨日言っていた話したい事って何」

 ホワイトが、そう尋ねてきたので優人は全員にこのままではレベル7以上のダンジョンを攻略する事が出来ないのではないか、神様から新しく貰ったチートを使えば強くなれるということを説明した。そして魔王が動き出す事なども伝えた。

 「確かにな、ここまでダンジョンを攻略出来たのも、ハッキリ言えば運が良かった部分もあるのは確かだ。そして魔王が動き出すなら力は幾らつけても無駄にはならない」

 サロパスタがそう言い

 「確かに、力をつけなけらば、自分が望む結果を得られない可能性が上がりますからね」

 アスカさんもそう言ってくれた。

 デロックさんとナセルさん、ホワイトとスノウにゴーレンさんも賛成してくれた。

 「それで、その空間には何時でも出入り出来るって事なのね、なら今日から修行を始めるの」

 ホワイトが疑問をぶつけてきた。

 「それは、準備を整えてからで良いでしょう。レベル6のダンジョンを攻略に使用した食料や水の補充などもありますしね、今日は1日休んで明日から修行をしましょう」

 みんながそれに賛成して、今日は休みになった。


 「じゃあ、スノウ出かけようか」

 「うん」

 優人はスノウと2人で、買い物に出かけようかなと考えていると

 「買い物に出かけるんですか、なら私達も一緒に同行しても良いですか?」

 アスカさんとホワイトも一緒に行く事になった。

 
 そうして4人でジャリスの街に出て、そこで最初にどこに行こうか話し合うと、レベル5のダンジョンの素材のお金の分配金の支払いがあるんじゃないかと話になり、お金を受け取りに行こうという話になった。

 
 
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