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一章
治癒する炎
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森から抜け、だいぶ離れた場所にあった洞窟の中にモエルたちは隠れていた。
「お師匠様あのまま戦っていたら勝てたかもしれないのに何で!?」
「……私が何でお前が襲われているところに現れたか分かるか?」
「それは、たまたまじゃ……」
「違う。お前とは違う気配を感じたからだ……それも14年前のあの気配」
「14年前のあの気配?」
「そうだ、だがそれを話すのは後だ。今はその子を治療を専念するぞ」
「はい!」
モエルと師匠は炎で女の子の体についている氷を溶かしていった。
「お師匠様、溶かしました!」
「よし、後は治癒の炎で回復させて……」
「治癒の炎?」
「怪我を回復させることのできる炎だ。これを使えば……」
そう言うと師匠は女の子の体のに炎を当てる。
凄いこんなことができるんだ。モエルはさっきの冷鬼との戦闘も含め、改めて師匠の凄さを知った。
「よし、暫くすれば目を覚ますだろう」
「こんなこと出来るなんてお師匠様って凄いですね!」
「知ってる」
「……」
そんなやり取りをしながら女の子が目を覚ますまでモエルと師匠は待った。
「う、うーーん……」
あの後治療された女の子は1時間くらいして目を覚ました。
「あっ!お師匠様目を覚ましたみたいです!」
「おっ、そうか」
「貴方たちは?」
目を覚ました女の子は近くにいる女の子に対して問う。
「私、モエルって言うの。よろしくね! あっちにいる人はお師匠様っていうの」
「ああっ、はい! よろしくお願いします」
「貴方の名前は何ていうの?」
「ハジケと言います……」
「ハジケっていうんだ! それでハジケちゃん、何で森の中で倒れていたの?」
「そうだ! 私は襲われて……あの後どうなったの!?」
「私とお師匠様が戦って勝った……のかな? でもあいつらよりかは強いから襲ってきても大丈夫だよ!」
「そうなんだ。よかった……」
「…………」
「お師匠様、どうしたんですか? さっきから何も喋らずに……」
師匠はハジケが起きてからというもの喋っていない。
ずっとハジケのことを見ているだけである。
「あ、あの私に何か……」
ずっと見られているためハジケが気になってお師匠に問う。
「ハジケ……お前、あいつらに追われていたということは……」
「???」
「お前、炎の力を持っているんじゃないか?」
「!!!」
「お師匠様あのまま戦っていたら勝てたかもしれないのに何で!?」
「……私が何でお前が襲われているところに現れたか分かるか?」
「それは、たまたまじゃ……」
「違う。お前とは違う気配を感じたからだ……それも14年前のあの気配」
「14年前のあの気配?」
「そうだ、だがそれを話すのは後だ。今はその子を治療を専念するぞ」
「はい!」
モエルと師匠は炎で女の子の体についている氷を溶かしていった。
「お師匠様、溶かしました!」
「よし、後は治癒の炎で回復させて……」
「治癒の炎?」
「怪我を回復させることのできる炎だ。これを使えば……」
そう言うと師匠は女の子の体のに炎を当てる。
凄いこんなことができるんだ。モエルはさっきの冷鬼との戦闘も含め、改めて師匠の凄さを知った。
「よし、暫くすれば目を覚ますだろう」
「こんなこと出来るなんてお師匠様って凄いですね!」
「知ってる」
「……」
そんなやり取りをしながら女の子が目を覚ますまでモエルと師匠は待った。
「う、うーーん……」
あの後治療された女の子は1時間くらいして目を覚ました。
「あっ!お師匠様目を覚ましたみたいです!」
「おっ、そうか」
「貴方たちは?」
目を覚ました女の子は近くにいる女の子に対して問う。
「私、モエルって言うの。よろしくね! あっちにいる人はお師匠様っていうの」
「ああっ、はい! よろしくお願いします」
「貴方の名前は何ていうの?」
「ハジケと言います……」
「ハジケっていうんだ! それでハジケちゃん、何で森の中で倒れていたの?」
「そうだ! 私は襲われて……あの後どうなったの!?」
「私とお師匠様が戦って勝った……のかな? でもあいつらよりかは強いから襲ってきても大丈夫だよ!」
「そうなんだ。よかった……」
「…………」
「お師匠様、どうしたんですか? さっきから何も喋らずに……」
師匠はハジケが起きてからというもの喋っていない。
ずっとハジケのことを見ているだけである。
「あ、あの私に何か……」
ずっと見られているためハジケが気になってお師匠に問う。
「ハジケ……お前、あいつらに追われていたということは……」
「???」
「お前、炎の力を持っているんじゃないか?」
「!!!」
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