魔性の鬼

蓮ノ葉 睡蓮

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魔性の鬼

夜の街

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今日は誰かの家に泊まる気分じゃない

だから私は夜の街へ…

誰を呼び出そうか
ラブホ泊まりなら、と言い泊まってくれる人は数人いる

その人たちはただただ私の体目当て
だから呼び出しやすい

その時声をかけられた

「君ひとり?」
「この街にいるってことはナンパ待ち?w」
「なら俺らと遊ぼうよ」

3人か…
面倒くさい

私はお得意の愛想笑いで

「誰か1人だけなら」

と言うと

「じゃあ俺ね」

と言われ手を引かれた
頷くとラブホまでたわいのない話をして歩いた

するとラブホの前に彼がいた
女性の方と一緒だった

もう恋愛はしないと言っていたのに

会話が少しだけ聞こえる

「お兄さんさ、なんで片耳しかピアス開けてないの?」

「昔の…いや、なんとなくだよ(笑)」

お得意の愛想笑い
彼がふにゃっと笑う顔を見たのは何人いるんだろう

私はさっきナンパしてきたやつと腕を組みわざと彼が入ろうとしていたラブホヘ入ろうとする

すると手を引かれた

「ねぇ…わざとでしょ」

彼の声だ

「なんのこと?」

と愛想笑いでかえすと

「ナンパされてるの見えたから近くにいる知り合い呼んでわざとここで話してた」

ナンパしてきた男が

「誰?彼氏?」

と言ってきたので

「友達」

と返すと

「えー、でも同じピアスしてるよね。しかも君が開けてるのは右耳、その人が開けてるのは左。ほんとに友達?」

はぁ…なんでそこまで見てんだよ…
探偵になった方がいいんじゃない…?

「偶然だよ、もう行こ」

と急かすと彼が私の事を抱きしめた

甘い香り

「偶然な訳ないだろ。勝手にそっちから振っておいて酷い言い分だな」

と言いながら抱きしめて離さない

「さっきピアスしてるの見えたから同じの付けたんだよ」

と言われ私は右耳を手で隠した

ハーフアップにするんじゃなかった…

いくら急いでたとはいえハーフアップはないか…

1度家に戻るべきだったと思い私はそのピアスを耳からとりしまった

そして彼にはあげていないピアスを付けた
毎年ピアスは贈りあっていた

次渡そうとしてその前に私が裏切ったから渡せなかったやつだ

ピアスケースにはもちろんもう片方も入っている

彼はピアスケースをひょいと私の手から奪うともう片方のピアスをとり自分の耳に付けた

どうしてそこまでするのか意味がわからなかった

私はただ彼の隣でもう一度だけ眠りたかっただけなのに…

そんなのお見通しと言うような目でこっちを見つめるから私はまた涙が出てきてしまった
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