12 / 190
六月
転入二週間:ワンゲル部長エンカウント 4 と それから
しおりを挟む
「いくら金があったって、そんな風に使う馬鹿はほとんどいないよ。それに、一方的に支援する関係になったら、仲間じゃなくて上下関係に変わっちゃうから」
「ああ、確かにそうか……けど、仲間ならなおさら、不健全だって言われるようなことに手を染めないようにするべきじゃない? 真っ当にバイトするとか、部の臨時徴収分も特待制度に含まれるように交渉するとかさ」
「スポーツ特待なら、基本的に部の活動費は全般出るんだよ。後から支給されることもあって、そういうのは貸したりとかしてるらしいんだけど……うち、弱小でさ。その特待生は普通の、学力のほうの特待生だったから、部活までは面倒見て貰えなかったらしいんだよね」
「それなら、部活は諦めればよかったのに」
「インターハイ出るのに、人数が足りなくて。どうしても引き止めたかったんだって」
「……なるほど。というかさ、横峰くん」
状況がおおよそ理解できた所で、氷川は横峰を見上げた。座っていても目線の高さが違って、威圧感がある。けれど今はそれを然程感じなかった。立場が上のせいだろう。
言い訳ではある。面白い話ではない。ただ、横峰の焦りや、現在の行動は、自分の行いに問題があると感じているからこそなのも理解できてしまっていた。都合よく使われているとは思う。悩みや愚痴は、親しすぎない相手のほうが吐露しやすい。親しい友人ではない氷川が、たまたま、丁度いい所にいただけ。けれど聞いてしまえば、知らないふりも難しい。案外おせっかいなのかなと自嘲気味に考えて、笑みを噛み殺した。そして言葉を待つ横峰に向き合う。
「なんで他人事なの?」
発端例について言及する所から、彼は第三者目線で、過去形で話すようになった。意味する所を察するのは容易だ。もうばれていると教えてやれば、横峰はあっさり白旗を揚げた。
「十年近く前の話だからさ。俺は外部生だし、当事者とは数えるくらいしか会ったことない」
「やっぱり、ワンゲル部の話なんだね」
「そう。それも、今の部員に経緯を知ってる奴がいないくらいには昔の話」
なるほど、世襲のようなものかと考えてから、ふと首を傾げた。その経緯と行動には密接な関係性があるはずだ。活動費をまかなえないから、手っ取り早い手段で稼ぐ。活動費の調達に支障がないならば、後ろめたい手段で稼ぐ必要はないはずだ。
「それってつまり……今は必要ないこと、じゃないの?」
「氷川くんってさ、苦労したことないよね」
「いきなり貶される理由が分かんないんだけど」
「水は低い所に流れるものじゃん」
「上善如水?」
校名の元でもある校訓の故事成語を口にすると、横峰はかぶりを振った。
「楽に稼げる手段が手に入っちゃったら、手放せなくなるってこと」
「それで、横峰くんが元締めみたいなことしてるの? 楽に稼げて、楽しいから」
「……部長の仕事だって言われたんだよ」
「で、部長の仕事だって言って、後輩にもやらせるの? 来年になったら次の部長に、これが部長の仕事だからって元締めさせるの」
横峰を問い詰めながら、段々馬鹿らしくなってくる。本当なら、こんなに親身に話を聞く必要もない相手だ。援助交際だと噂を立てられては困るから、説明すると横峰は言った。氷川は元より噂を流す気などなかった上、説明は既に聞いている。もう追い出してしまおうか、考えながら、ちらりと時計を見上げた。帰寮してから一時間近く経っている。もうシャワーを浴びて寝たい。シャワールームは各階にあり、このフロアは住民が少ないため大抵空いているのだから。
「ねえ横峰くん。君さ、言い訳するためにわざわざ来たの。違法行為じゃないし、仕方なくやってるんだって、嫌ってる俺に信じて貰ってどうするの」
「それはだから、噂とか、教師に密告とかされないために……」
言いながら自信がなくなったのだろう、横峰の声は尻すぼまりに掠れた。納得させ、口を閉ざさせるためには、順を追って説明しなければならないとしても、それ以上を明かす必要などない。関係ないと切って捨てればいい。いつもの横峰だったらそうしていたはずだ。では何故、普段と異なる態度を取ったのか。その理由に気付いたのか、横峰が頬を朱に染めた。これは羞恥かもしれない。
まあ疑問があったからと訊ねたのは自分だしなと苦笑して、氷川は横峰にきちんと視線を合わせた。
「俺は君の話をちゃんと聞いたし、口外しないって約束もする。これ以上、話すことはないと思うけど? 口約束じゃ不安なら誓約書でも書いてあげようか。どうせ信用しないんだろうけど」
あからさまな皮肉に、横峰が顔をしかめた。
「……帰る。氷川、今日のことは」
「分かってるって、何度も言わせないでよ。気が変わったら困るのはそっちでしょ?」
「……お邪魔しました」
顔色を変えた横峰が、速やかに腰を上げた。次から面倒なことがあったらこのフレーズを使おう。そう決めて、足早に退室しようとする横峰を見遣った。戸口まで行った彼は、何故かもの言いたげな眼差しを向けてくる。
助けて欲しいなら、言えばいいのに。そうは思うが、言えない心理も理解はできる。苦しい、助けてくれと言えたなら、氷川はきっとこの学院には来なかった。誰にも何も吐き出せなかったから、溜め込んだ澱に呑まれて身動きが取れなくなった。だから。
大きく息を吐いて、彼の望んでいるだろう言葉を投げてやる。
「嫌なら、やめなよ。違法じゃなくても、罪悪感があるならやめちゃえばいいでしょ。今の部長は横峰くんなんだからさ」
横峰は唇を噛み、無言のまま出て行った。音も無く閉まった扉を眺めて、溜息を吐く。自分の声はちゃんと届いたんだろうか。考えて、失笑した。ぐったりと目を瞑る。本当に、疲れた。
週明けから、横峰は氷川に絡んでこなくなった。嫌味を言わず、睨み付けもせず、あからさまな無視もしないが、かといって親しくするでもない。ただ時折、考え込むように黙り込む。
横峰の変化にクラスメイト達は首を傾げていたが、氷川も横峰も何も言うことはなかった。それが憶測を呼ぶことは知っているが、説明のしようがないのだから仕方がない。
今もまた、横峰が氷川の後ろをただ通り過ぎるだけの光景を注視する視線がある。居心地の悪さに身じろいだ肩をぽんと叩かれた。
「おはよう、氷川」
「あー、おはよ、赤田くん、川口くん」
振り返ると、朝から元気な赤田と、とても眠そうでほとんど目も開いていない川口がいた。彼らは同室だそうで、放っておくと昼まで起きてこない川口を引きずってくるのが赤田の日課らしい。
「川口、机行きな」
赤田に促された川口が、小さく頷いてよろよろと机に歩いて行く。途中でいくつかの机や椅子に衝突し、二人のクラスメイトにぶつかった。
「毎朝だけど凄いね」
「寝付き悪いんだよね、あいつ。だから寝起きも悪い。それより、氷川どうかしたの」
強引に話題を切り替えて、赤田が氷川を覗き込む。その瞳に滲む心配そうな色は、氷川と川口、どちらに向けたものだろう。
「どう、って、何が?」
「んー……というか、横峰となんかあった?」
赤田がちらりと横峰に視線を向ける。彼は静かに教材を眺めていた。
「なんにもないよ」
「そう? でも、なんか……だってさ」
言いづらそうに赤田は口ごもる。それはそうだ、風当たりが弱くなったとか、嫌がらせをしなくなったとか、どう表現しても口に出しづらい。氷川は軽く笑って、首を振った。
「飽きたんじゃない? あと二週間もしたら期末じゃん、勉強が忙しくてとかさ」
「そうかな」
赤田が訝しげに首を捻る。普段はぼんやりしているのに、たまに妙に勘の良い所があるから気をつけておかなくては。無礼千万なことを考えながら、曖昧に頷く。
「だと思うけど……」
「そう。でも何かあったら、というか何もなくてもすぐ相談してよ」
「ん、ありがと」
「相変わらず過保護だな、赤田」
笑みを含んだ声が割り込んで、そちらに視線を向ける。文月が軽く手を上げた。
「おはよう」
「おはよう、文月くん」
「はよ。別に過保護じゃないよ。普通だもん」
むすっとした表情で赤田が文月に言い返す。だが氷川にも赤田は過保護な人物に見えていた。毎朝川口を叩き起こして引きずって登校することも、ことあるごとに氷川を気に掛けることも、その発露に思える。とはいえ、言い争うようなことでもないので、文月も適当に受け流している。
「はいはい。それより氷川、これ」
言いながら、文月は鞄から折りたたんだ用紙を取り出し、氷川に手渡す。赤田が返事が適当すぎると騒いでいるのを無視して、三つ折りの用紙を開く。
「生徒会通信……こんなものまで出してるんだ」
「あ、それ知ってる。いつも掲示板に貼ってあるんだよ」
立ち直りが早い赤田が、氷川の手元を覗き込んで口を挟む。言われてみれば、校内の掲示板にそういうものが貼ってあったことがある気がする。スペースに対して掲示物が多すぎて、一点一点の記憶は曖昧だが。
「そう。でも今回氷川は活動に協力したからな。渡しておくよう頼まれた」
「ああ、この間のボランティア?」
「そう。活動報告と、アンケートのまとめが載ってるから読んでくれって、橘から」
橘は生徒会の会計の名前だった気がする。参加者と施設側のアンケートをまとめた欄があって、確かに参加者は手元に欲しくなる人もいるだろうと納得した。
「わざわざありがとう」
今度会ったら橘にも礼を言っておこう。考えながら文月に感謝を伝える。彼はにこりと笑んで頷いた。
「ああ、確かにそうか……けど、仲間ならなおさら、不健全だって言われるようなことに手を染めないようにするべきじゃない? 真っ当にバイトするとか、部の臨時徴収分も特待制度に含まれるように交渉するとかさ」
「スポーツ特待なら、基本的に部の活動費は全般出るんだよ。後から支給されることもあって、そういうのは貸したりとかしてるらしいんだけど……うち、弱小でさ。その特待生は普通の、学力のほうの特待生だったから、部活までは面倒見て貰えなかったらしいんだよね」
「それなら、部活は諦めればよかったのに」
「インターハイ出るのに、人数が足りなくて。どうしても引き止めたかったんだって」
「……なるほど。というかさ、横峰くん」
状況がおおよそ理解できた所で、氷川は横峰を見上げた。座っていても目線の高さが違って、威圧感がある。けれど今はそれを然程感じなかった。立場が上のせいだろう。
言い訳ではある。面白い話ではない。ただ、横峰の焦りや、現在の行動は、自分の行いに問題があると感じているからこそなのも理解できてしまっていた。都合よく使われているとは思う。悩みや愚痴は、親しすぎない相手のほうが吐露しやすい。親しい友人ではない氷川が、たまたま、丁度いい所にいただけ。けれど聞いてしまえば、知らないふりも難しい。案外おせっかいなのかなと自嘲気味に考えて、笑みを噛み殺した。そして言葉を待つ横峰に向き合う。
「なんで他人事なの?」
発端例について言及する所から、彼は第三者目線で、過去形で話すようになった。意味する所を察するのは容易だ。もうばれていると教えてやれば、横峰はあっさり白旗を揚げた。
「十年近く前の話だからさ。俺は外部生だし、当事者とは数えるくらいしか会ったことない」
「やっぱり、ワンゲル部の話なんだね」
「そう。それも、今の部員に経緯を知ってる奴がいないくらいには昔の話」
なるほど、世襲のようなものかと考えてから、ふと首を傾げた。その経緯と行動には密接な関係性があるはずだ。活動費をまかなえないから、手っ取り早い手段で稼ぐ。活動費の調達に支障がないならば、後ろめたい手段で稼ぐ必要はないはずだ。
「それってつまり……今は必要ないこと、じゃないの?」
「氷川くんってさ、苦労したことないよね」
「いきなり貶される理由が分かんないんだけど」
「水は低い所に流れるものじゃん」
「上善如水?」
校名の元でもある校訓の故事成語を口にすると、横峰はかぶりを振った。
「楽に稼げる手段が手に入っちゃったら、手放せなくなるってこと」
「それで、横峰くんが元締めみたいなことしてるの? 楽に稼げて、楽しいから」
「……部長の仕事だって言われたんだよ」
「で、部長の仕事だって言って、後輩にもやらせるの? 来年になったら次の部長に、これが部長の仕事だからって元締めさせるの」
横峰を問い詰めながら、段々馬鹿らしくなってくる。本当なら、こんなに親身に話を聞く必要もない相手だ。援助交際だと噂を立てられては困るから、説明すると横峰は言った。氷川は元より噂を流す気などなかった上、説明は既に聞いている。もう追い出してしまおうか、考えながら、ちらりと時計を見上げた。帰寮してから一時間近く経っている。もうシャワーを浴びて寝たい。シャワールームは各階にあり、このフロアは住民が少ないため大抵空いているのだから。
「ねえ横峰くん。君さ、言い訳するためにわざわざ来たの。違法行為じゃないし、仕方なくやってるんだって、嫌ってる俺に信じて貰ってどうするの」
「それはだから、噂とか、教師に密告とかされないために……」
言いながら自信がなくなったのだろう、横峰の声は尻すぼまりに掠れた。納得させ、口を閉ざさせるためには、順を追って説明しなければならないとしても、それ以上を明かす必要などない。関係ないと切って捨てればいい。いつもの横峰だったらそうしていたはずだ。では何故、普段と異なる態度を取ったのか。その理由に気付いたのか、横峰が頬を朱に染めた。これは羞恥かもしれない。
まあ疑問があったからと訊ねたのは自分だしなと苦笑して、氷川は横峰にきちんと視線を合わせた。
「俺は君の話をちゃんと聞いたし、口外しないって約束もする。これ以上、話すことはないと思うけど? 口約束じゃ不安なら誓約書でも書いてあげようか。どうせ信用しないんだろうけど」
あからさまな皮肉に、横峰が顔をしかめた。
「……帰る。氷川、今日のことは」
「分かってるって、何度も言わせないでよ。気が変わったら困るのはそっちでしょ?」
「……お邪魔しました」
顔色を変えた横峰が、速やかに腰を上げた。次から面倒なことがあったらこのフレーズを使おう。そう決めて、足早に退室しようとする横峰を見遣った。戸口まで行った彼は、何故かもの言いたげな眼差しを向けてくる。
助けて欲しいなら、言えばいいのに。そうは思うが、言えない心理も理解はできる。苦しい、助けてくれと言えたなら、氷川はきっとこの学院には来なかった。誰にも何も吐き出せなかったから、溜め込んだ澱に呑まれて身動きが取れなくなった。だから。
大きく息を吐いて、彼の望んでいるだろう言葉を投げてやる。
「嫌なら、やめなよ。違法じゃなくても、罪悪感があるならやめちゃえばいいでしょ。今の部長は横峰くんなんだからさ」
横峰は唇を噛み、無言のまま出て行った。音も無く閉まった扉を眺めて、溜息を吐く。自分の声はちゃんと届いたんだろうか。考えて、失笑した。ぐったりと目を瞑る。本当に、疲れた。
週明けから、横峰は氷川に絡んでこなくなった。嫌味を言わず、睨み付けもせず、あからさまな無視もしないが、かといって親しくするでもない。ただ時折、考え込むように黙り込む。
横峰の変化にクラスメイト達は首を傾げていたが、氷川も横峰も何も言うことはなかった。それが憶測を呼ぶことは知っているが、説明のしようがないのだから仕方がない。
今もまた、横峰が氷川の後ろをただ通り過ぎるだけの光景を注視する視線がある。居心地の悪さに身じろいだ肩をぽんと叩かれた。
「おはよう、氷川」
「あー、おはよ、赤田くん、川口くん」
振り返ると、朝から元気な赤田と、とても眠そうでほとんど目も開いていない川口がいた。彼らは同室だそうで、放っておくと昼まで起きてこない川口を引きずってくるのが赤田の日課らしい。
「川口、机行きな」
赤田に促された川口が、小さく頷いてよろよろと机に歩いて行く。途中でいくつかの机や椅子に衝突し、二人のクラスメイトにぶつかった。
「毎朝だけど凄いね」
「寝付き悪いんだよね、あいつ。だから寝起きも悪い。それより、氷川どうかしたの」
強引に話題を切り替えて、赤田が氷川を覗き込む。その瞳に滲む心配そうな色は、氷川と川口、どちらに向けたものだろう。
「どう、って、何が?」
「んー……というか、横峰となんかあった?」
赤田がちらりと横峰に視線を向ける。彼は静かに教材を眺めていた。
「なんにもないよ」
「そう? でも、なんか……だってさ」
言いづらそうに赤田は口ごもる。それはそうだ、風当たりが弱くなったとか、嫌がらせをしなくなったとか、どう表現しても口に出しづらい。氷川は軽く笑って、首を振った。
「飽きたんじゃない? あと二週間もしたら期末じゃん、勉強が忙しくてとかさ」
「そうかな」
赤田が訝しげに首を捻る。普段はぼんやりしているのに、たまに妙に勘の良い所があるから気をつけておかなくては。無礼千万なことを考えながら、曖昧に頷く。
「だと思うけど……」
「そう。でも何かあったら、というか何もなくてもすぐ相談してよ」
「ん、ありがと」
「相変わらず過保護だな、赤田」
笑みを含んだ声が割り込んで、そちらに視線を向ける。文月が軽く手を上げた。
「おはよう」
「おはよう、文月くん」
「はよ。別に過保護じゃないよ。普通だもん」
むすっとした表情で赤田が文月に言い返す。だが氷川にも赤田は過保護な人物に見えていた。毎朝川口を叩き起こして引きずって登校することも、ことあるごとに氷川を気に掛けることも、その発露に思える。とはいえ、言い争うようなことでもないので、文月も適当に受け流している。
「はいはい。それより氷川、これ」
言いながら、文月は鞄から折りたたんだ用紙を取り出し、氷川に手渡す。赤田が返事が適当すぎると騒いでいるのを無視して、三つ折りの用紙を開く。
「生徒会通信……こんなものまで出してるんだ」
「あ、それ知ってる。いつも掲示板に貼ってあるんだよ」
立ち直りが早い赤田が、氷川の手元を覗き込んで口を挟む。言われてみれば、校内の掲示板にそういうものが貼ってあったことがある気がする。スペースに対して掲示物が多すぎて、一点一点の記憶は曖昧だが。
「そう。でも今回氷川は活動に協力したからな。渡しておくよう頼まれた」
「ああ、この間のボランティア?」
「そう。活動報告と、アンケートのまとめが載ってるから読んでくれって、橘から」
橘は生徒会の会計の名前だった気がする。参加者と施設側のアンケートをまとめた欄があって、確かに参加者は手元に欲しくなる人もいるだろうと納得した。
「わざわざありがとう」
今度会ったら橘にも礼を言っておこう。考えながら文月に感謝を伝える。彼はにこりと笑んで頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
腐男子ですが何か?
みーやん
BL
俺は田中玲央。何処にでもいる一般人。
ただ少し趣味が特殊で男と男がイチャコラしているのをみるのが大好きだってこと以外はね。
そんな俺は中学一年生の頃から密かに企んでいた計画がある。青藍学園。そう全寮制男子校へ入学することだ。しかし定番ながら学費がバカみたい高額だ。そこで特待生を狙うべく勉強に励んだ。
幸いにも俺にはすこぶる頭のいい姉がいたため、中学一年生からの成績は常にトップ。そのまま三年間走り切ったのだ。
そしてついに高校入試の試験。
見事特待生と首席をもぎとったのだ。
「さぁ!ここからが俺の人生の始まりだ!
って。え?
首席って…めっちゃ目立つくねぇ?!
やっちまったぁ!!」
この作品はごく普通の顔をした一般人に思えた田中玲央が実は隠れ美少年だということを知らずに腐男子を隠しながら学園生活を送る物語である。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
孤独な蝶は仮面を被る
緋影 ナヅキ
BL
とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。
全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。
さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。
彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。
あの日、例の不思議な転入生が来るまでは…
ーーーーーーーーー
作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。
学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。
所々シリアス&コメディ(?)風味有り
*表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい
*多少内容を修正しました。2023/07/05
*お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25
*エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20
義兄が溺愛してきます
ゆう
BL
桜木恋(16)は交通事故に遭う。
その翌日からだ。
義兄である桜木翔(17)が過保護になったのは。
翔は恋に好意を寄せているのだった。
本人はその事を知るよしもない。
その様子を見ていた友人の凛から告白され、戸惑う恋。
成り行きで惚れさせる宣言をした凛と一週間付き合う(仮)になった。
翔は色々と思う所があり、距離を置こうと彼女(偽)をつくる。
すれ違う思いは交わるのか─────。
悪の策士のうまくいかなかった計画
迷路を跳ぶ狐
BL
いつか必ず返り咲く。それだけを目標に、俺はこの学園に戻ってきた。過去に、破壊と使役の魔法を研究したとして、退学になったこの学園に。
今こそ、復活の時だ。俺を切り捨てた者たちに目に物見せ、研究所を再興する。
そのために、王子と伯爵の息子を利用することを考えた俺は、長く温めた策を決行し、学園に潜り込んだ。
これから俺を陥れた連中を、騙して嵌めて蹂躙するっ! ……はず、だった……のに??
王子は跪き、俺に向かって言った。
「あなたの破壊の魔法をどうか教えてください。教えるまでこの部屋から出しません」と。
そして、伯爵の息子は俺の手をとって言った。
「ずっと好きだった」と。
…………どうなってるんだ?
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる