嘘の多い異邦人と面倒見の良い諦観者たち

村川

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文月凉太

生徒会長の依頼 8

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 新聞部のよくできた記事のお陰もあって、部員は思ったよりも多く確保できた。検討の結果、初回の訪問先は児童福祉施設になった。時期は冬期休暇中の、講習が終わった年末。少し遅いが、クリスマスプレゼントを用意しようということになった。お年玉を支度するよりは学生らしいだろうし、クリスマスも正月も家族と過ごせない子供たちの慰みになれば言うことはない。
 前例通り、娯楽性に長けた他部に応援を頼み、年の瀬の住宅地をぞろぞろと移動する。先頭を顧問と部長の文月に任せ、氷川は清水と依田と共に最後尾を歩いていた。二手に分かれるのは、はぐれる生徒が出ないようにとの注意と、体調不良などの問題が起きた時の対応のためだ。片時も離れたくないなどという我儘は、氷川も文月も口にはしない。言わないことが考えないことと同義ではないが、オンとオフの切り替えくらいはできるつもりだ。
「もうすっかり冬ですね」
 足元に舞い落ちてきた落ち葉を踏み砕いて、依田が独り言のように言う。寒さに弱いのか制服の上に丈の長い厚手のコートを着込み、首にはマフラーをぐるぐる巻きにしている。
「そうだね、空気が乾燥してきたし」
「氷川先輩寒くないんですか?」
「今日は陽射しもあるし風も強くないからそんなには」
 肩に掛けただけのマフラーを、なんとなくかき合わせる。それは手を離せばすぐに元通りに落ち、歩調に従って揺れるだけになった。
「寒さに強いんですね」
「夏よりは冬のが得意かな。暑いと本当に使えなくなっちゃうから」
「そういえば、夏休みの時、体調崩してたの氷川先輩でしたっけ」
 前に垂らしたマフラーのフリンジを弄びながら、清水が思い出したように言う。ああそういえばと依田が軽く頷いた。二人とも昨夏の老人福祉施設訪問に参加していて、覚えていたらしい。
「それは忘れていいよ。恥ずかしい」
「熱中症対策は大事だなって本当に思いましたし、その意味では良かったと思いますよ」
「役に立ったなら良かったけど……そんな前例になりたくなかった。いや、俺だって夏場に外出する度に倒れてるわけじゃないんだよ、あの日はちょっと本当に具合が悪かったけど」
 依田はフォローのつもりだったのかもしれないが、むしろ気疲れが増した。肩を落とした氷川に、清水が申し訳なさそうに謝罪する。
 そんな風に雑談しつつ、はぐれたり遅れたりしそうになる生徒にも注意しながら歩いていれば、案外早く目的の施設に着いた。事前の打ち合わせ通りに指示を出して場を整え、施設の子供たちの気晴らしになるような環境を整える。軽音部の有志が演奏している様子を最後尾から眺めていると、文月が隣にやって来た。
「お疲れ。いい感じだな」
「まだ気は抜けないけど……楽しんでくれてるみたいで良かった」
「進行も順調だし、大丈夫だろう」
 現在施設にいるのは小中学生男女六人だ。もう一人、専門学校生の女性がいるらしいが、アルバイトに出ているらしい。氷川からすると子供ばかりに見えるが、中等科の生徒からすれば同世代の相手もいるのだし、下に弟妹がいる生徒もいる。そう考えると、案外年齢は離れていないのかもしれない。
「文月くんは、サンタクロースが本当はいないって、いつ知った?」
 職員に託したささやかな贈り物を思い出し、問いかける。文月は首を捻った。
「北欧には公認のがいるってことなら、小学校の……五年の頃に知ったかな。氷川は?」
「公認なんてあるんだって今知ったよ。小学生に上がる頃には、枕元にプレゼントを持ってきてくれる白髭のおじいさんがいないことは気付いてたけど……」
 この施設の子供たちは、サンタクロースがプレゼントを届けてくれないことをいつ知ったのだろう。家庭環境によっては、信じたことすらない場合もあるだろう。あるいは信じていても、自分の所には来てくれないと嘆いたことがあるかもしれない。おとぎ話は時に残酷だ。神話の崩壊は心を傷つけ、選ばれなかった者には絶望を与える。
 優しい記憶がひとつあれば、人は生きていける。ただそれだけがどんなに困難なものか、この豊かな国の恵まれた環境で生きていると忘れてしまいそうになる。本当はそれは、発展途上国や紛争地帯にまで目を向けずとも、同じ国のすぐ隣にすらある悲劇だというのに。
「俺はサンタクロースがいなくても、悲しくなかった。この時期は両親とも忙しいから、幼馴染みの家で面倒を見て貰ってたけど、家にいるより賑やかで楽しかったし。でも、大人はそうは思ってくれないんだよね、寂しいでしょう、残念でしょう、そんな風に同情してくれるのが鬱陶しくて……あの子たちは、どうなのかな、俺たちのしてることは、本当に喜んで貰えてるのかな。俺たちに気を遣って、楽しそうにしてくれてるんじゃないのかな」
 賑やかな音楽の陰で、隣に立つ人物にだけ聞こえるように囁く。文月は息を呑み、氷川の背に手を置いた。
「そんなことを考えてたのか」
「おかしい?」
「いや……素直じゃないとは思うが、的を外してもいないだろ。悪いケースを想定することも必要だ。対策を立ててセーフティを用意できればもっといい」
「言うくらい簡単にできれば誰も苦労しないよね」
「全くだ」
 どうしても皮肉が混じる言葉を、文月が疲れたように肯定する。そして氷川の背を軽く叩いた。
「それでも、伝わるものはあるはずだ」
「たとえば?」
「誰かが、自分を喜ばせようと頑張ってくれる真心。ひねた子供でも、成長すれば理解できるさ」
「……そうだね」
 誰かが自分を気に掛けてくれたと気付くことができ、それに感謝できれば、間違えずに歩ける。それは祈りのような願いで、信仰に似た希望だ。氷川は大きく息を吐き、肘で文月の腕に触れた。衣類に阻まれて感触も体温も伝わらないが、それでも触れ合っていると安心する。
「羽積さんが、人は本質的には善いものだって言ってた。多分、そう信じたいってのと、反省もあるんだろうけど……気を遣うのだって、善良だからだもんね」
 だからここの子供たちも大丈夫だとは言わないが、人は環境のみで育つわけではないし、施設だって出来る範囲で最善を尽くしているように見える。福祉施設での入所者への虐待のニュース報道はよくあるが、あってはならないことだからこそニュースになるのだ。殺人事件が日常茶飯事の国で、それが大きなニュースにならないのと同じように。
「俺たちがしてることは、無駄じゃないって信じてもいいのかな」
 楽しい記憶として、彼らの中に残ってくれるだろうか。不安がそのまま表われたような細く揺らぐ声は、問いですらない。文月は宥めるように氷川の背を撫でた。
「俺たちは部外者だけど、だからこそできることもあるはずだし、そう思い詰めないでやれることをやればいい」
「んー、うん、分かってるけど……なんだろうね、なんか、結局ただの自己満足なんじゃないかなって思っちゃうのって」
「自己評価が低いからじゃないか」
 身も蓋もない応えに、氷川は頬を撫でた。
「自分に自信がない、だから自分の行動にも価値を認められない。人がどう言っても無駄だな。少なくとも俺は無意味なことをしてるとは思ってないし、感謝してくれてるのも本当だろ。利用者が楽しんでくれて、やってる側も楽しめるなら、それだけで意義は充分だ。おまえが認められなくてもな」
 感情の起伏の感じられない声で、文月は淡々と告げる。演奏は終わり、今の演目は大道芸のようなショーになっている。見ている側も、やっている側も楽しそうだ。参加した部員や他部の生徒も興味深そうに眺めている。確かに、それだけでいいという考えもあるだろう。
「文月くんの結構遠慮がないとこ好きだな。安心する」
 容赦がない言葉は、理解されているような気分にしてくれる。肯定でも否定でもない返答に、文月が眉を上げた。
「俺はおまえのいきなりそういうことを言い出す所が怖い」
「ごめん、深い意味はなかったんだけど」
「分かってる。ちょっと心臓に悪いだけだし……あと十五分くらいか。終わったら休憩挟んで冬休みの宿題やる予定だったよな、準備の様子見に行こう」
 時計を見上げて、文月が強引に話題を切り替える。そうだねと頷き、近くにいた生徒と職員に声を掛けてから多目的室を出た。キッチンを覗いて、お菓子や飲み物の準備状況を確認し、手伝いに入る。のんびり様子を見ているよりも、何か仕事を手伝っているほうが、役に立っているようで気が楽だ。
「こちらは年末年始もお休みはないんですか?」
 グラスを用意しながら職員に尋ねる。穏やかそうな年配の男性が苦笑した。
「ええ、残念ながら」
 年末だからと子供が家に帰れるなら、そもそもこうした場所の世話になっていない。
「お正月らしいことは……」
「お雑煮とお節料理を作って、皆で初詣に行きます。よろしければご一緒にどうですか」
「実家に帰らないといけないので……すみません」
 軽く頭を下げる。それほど本気で誘っていたわけでもないようで、職員は気にしなくていいとかぶりを振った。
「帰れる家があるのは幸せなことですよね」
「そうですね」
 文月が職員と話をしながら皿を用意している。その姿を盗み見て、氷川は溜息を飲み込んだ。
 もしも彼とずっと一緒にいたいと思ったら、手放さなければならないものはいったいどれくらいあるのか、そんな無意味なカウントを胸の内で幾度もした。きっと文月も同じだと、氷川は根拠もなく信じていた。
「初詣は、どこへ」
 作業を終えた文月が訊ねると、別の職員が神社の名前を出した。氷川には聞き覚えがなかったが、文月はわかったようだ。
「近所ですね」
「一番、安全だから」
「それは大事なことですよね」
「文月くんも、年末年始は実家に?」
 氷川が訊きたかったことを、別の職員が訊ねる。文月はええと頷いた。
「その予定です」
「年に何度も会えないんでしょう、親孝行してきてくださいね」
「そうですね」
 二人にかけられた言葉に、氷川は頷き、文月は愛想良く微笑む。帰省した所でできることなどたかが知れている。要は気持ちの問題だし、理解していて反発するほど不粋なつもりはない。
 雑談をしながら支度をし、そのままの流れで予定の日程を終えて帰途に就く。さして遅い時間でもないというのに、既に大気は夕方の朱色に染まっていた。
 復路は文月と二人で先頭を歩くことにした。施設の子供たちも笑顔で見送ってくれたし、生徒達も充足感に満ちた表情で感想を言い交わしている。
「とりあえず成功、でいいのかな」
「後から色々出てくるかもしれないが、今日の所は」
 条件付の肯定に、氷川は笑みを漏らした。そうだ、要望や反省点は、時間を置いて冷静になってから噴出すると相場が出来ている。直後は高揚と満足感で目が曇っている。
「なんにしろ、やっと枕を高くして眠れるね。帰ったらアンケート配って、今日は解散でいいんだっけ」
「ああ。ただ、来月からは二箇所ずつだからな、意外と大変だ」
「そうだね……でも、それが当たり前になったら、きっと大変じゃなくなるよ」
 ルーティンに落とし込めれば、無駄が削がれて手間が減って楽になる。今度は粗雑になったり膠着したり、あるいは癒着ができたりと問題が出てくるだろうが、それはそれでその時の生徒がどうにかするだろう。
 文月が嘆息して、歩く速度を少し落とした。少し先の歩行者用信号機が点滅している。
「来年度以降に期待か。俺も楽がしたい」
「筋道つけるのが仕事なんだから、楽にはならないと思う」
「……正論過ぎる」
 疲れた声で顔をしかめる文月に少し笑って、氷川はちらりと後ろの生徒を見遣った。話し込んでいて、こちらに気を配っている様子はない。それを確かめ、文月に身体を寄せた。
「でも、俺は文月くんと苦労したかったんだよ」
「なんで」
「一緒に大変な思いしたら、ずっと覚えてるでしょう」
 囁いた声に、文月が弾かれたようにこちらを振り向く。ちょうど交差点に差し掛かり、足を止めた。行儀の悪い車がいたのか、クラクションが響き渡り、近くの木立に止まっていた鳥が一斉に飛び立つ。慌ただしい羽音と葉擦れの音、車が行き交うエンジンと走行音、人々の話し声。それら雑音の中で、文月の呼吸に耳を澄ます。彼は痛ましげに眉を寄せ、肩の高さまで上げた手を所在なく握って下ろした。
「そんなオプションがなくても、忘れたりしない」
 囁く声は、氷川以外の耳には届かなかっただろう。それくらい細く、近い位置からもたらされた響きだった。うん、と頷く。呼吸が苦しいほど胸が高鳴っているのに、どうしてか、彼の宣言は安堵をもたらしてはくれなかった。
「お正月、帰省するんだよね。一日でいいから、会えないかな」
 歩行者用信号機の隣にある、待ち時間を示すバーが一本消える。文月がゆっくりと目を瞬いた。
「いいけど、別にこっちにいる時にいくらでも会えるだろ」
「幼馴染みと会って欲しい」
 ヘルメットを被った子供の自転車がゆっくりと交差点を渡っていく。右折の社用車がそれを止まって待っている。後に連なる車が焦れたように身じろいでも、先頭車は動かない。静かに待って、子供が交差点を抜けてから動き始める。こちらに曲がったタクシーのライトが、まだ暗くなっていない地面を照らした。
「古川さん、だったか。どうして」
「会いたいって連絡が来てて。名前覚えてたんだね」
「一応な。会いたいって、俺に?」
「まあ、そうかな」
 曖昧に肯定すると、文月が眉をひそめた。考えていることはおおよその見当がつく。だが、紗織に関しては一般的な懸念は当たらない。だがそれを氷川の口から説明するのも問題がある。しばし考え、無難な部分だけを口にした。
「大丈夫、紗織ちゃん恋人いるし」
「それは、逆に何の話か怖いな。でも分かった。正月中な」
 よろしくねと応えて、背後の列の様子を確認する。全員揃っているらしい。信号はまだ変わらない。鴉が屋根の上で濁った泣き声を上げた。
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