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野分彩斗
初詣 2
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「恋人いねえの?」
「いないし、むしろいたことさえない」
「……まじで」
「嘘ついてもなんにもならないじゃん」
見栄を張るなら、いるとか、いたとか、そういう方向だ。それにも関わらず、野分はありえないものを見るような視線を向けてくる。氷川は何も持っていないほうの手をひらひらと振った。
「別に慰めとかいらないし、妬んだりもしないから安心していいよ」
「まあ言われてみればそういう感じか。そうか……あー……」
今にもしゃがみ込みそうな様子で、野分が髪を掻き乱す。無造作風にセットされていた髪型が、本当に無造作な鳥の巣になった。
「大丈夫?」
「うん……大丈夫だけど、さっきのお願い事の扱いに困ってる」
「ああ、そういえば、幸運を分けてって言ってたね。困るようなことさせるつもりだったの?」
問う声には自然と笑いが滲んだ。野分が本気で弱っているところは珍しい。不謹慎だが少し面白く、そして優越感も感じた。それがどのような意味合いであれ、今彼が動揺しているのは全面的に氷川のためだ。それに気分が良くならない人間は多くない。
手を伸ばし、乱れた髪をそっと梳く。二度、三度と繰り返した所で、野分にぱしりと手首を掴まれた。
「ごめん、嫌だった?」
「いや、いい。いいけど困る」
骨の上を強く掴まれて、手首が僅かに軋むような気がした。野分が覗くように、氷川の瞳を窺った。
「これでも一応な、あれこれ考えてたわけよ。神道ならたとえば分祀っていって神様を分けて貰って祀ることができて、これは蝋燭の火を分けて貰うようなもので、大本から減ったりなくなったりするわけじゃないから、とか。だから気持ちの上で分けて貰っても幸運は消えないし、減らないし、って。でもそういう問題以前の話じゃねえかって思うんだけどさ、なあ、言うだけ言っていい?」
立て板に水の勢いでまくしたて、野分は氷川の手を引いた。距離が近付き、消える。肩が触れたのは腕の付け根だった。息を吸うと、香水か何かか、ふわりと土と緑の匂いが香る。
「何を」
境内に人気がなく、成人男性の背丈程度の壁があるとはいえ、門は開いている。ここは死角ではない。誰かが通れば見えてしまうだろう。それなのに何故か、突き放すことができなかった。
短く尋ねた氷川に、野分も短い言葉で返す。その声はどうしようもなく甘く、それなのに迷うように力なく、苦さを堪えるように掠れていた。
「キスして」
耳に吐息が触れる。氷川は顔を上げた。出会った頃より少しは背も伸びたはずだが、ほんの数センチの身長差は狭まる気配がない。彼の瞳は影の中でなお明るい淡褐色をしていた。その虹彩を見つめ、そっと問う。
「蝋燭の火を移すみたいに?」
「そう」
「手を離してくれる? ちょっとだけ、痛い」
「……悪い」
野分が掴んだままだった手首を離す。そのまま距離を取ろうとする彼の頬に手を当てた。目を見張った瞳に、目を細めてみせる。
「目を、閉じて」
「別に、嫌なら無理しなくても」
「いいから」
再度の要請に、野分が怖々とした様子で目を伏せる。氷川が認識していた衝動は、対抗心と、義務感だった。勝負の結果なのだから従うべきだし、経験がないならと大目に見られるのは虚仮にされているようで許せなかった。
額、頬、鼻先、顎と視線を巡らせ、覚悟を決めて踵を上げる。唇と頬の境目の肌は、乾いてひどく冷たかった。
「……神様に叱られそう」
身体を離し、冗談めかすように呟く。実際、境内で不謹慎なことをするなと怒りを買うかもしれない。日本の神は潔癖だ、穢らわしいと眉をひそめるかもしれない。豊穣の神なら担当は農耕だろうが、同時に子孫繁栄も司ることが多いので、男女ならば目こぼしも貰えるだろうが。
考え込むような無表情で、氷川が触れた部分に指を這わせ、野分が大きく息を吐いた。頬が赤いのは、寒風に晒されているせいだけなのだろうか。
「そこまで狭量でもないだろうけど……心臓止まるかと思った」
「そんなに驚くなら言わなきゃいいのに。今まで仲良くしてきた女の子とも、こんなゲームを?」
「してたって言ったら、怒ったりする?」
単なる興味本位で訊ねると、野分が思案げに問い返してくる。まあ、していたんだろうな、慣れているし。そんな風に胸中で結論付けつつ、氷川は自分の感情を探った。気分が悪いとは感じていない。面白くもないが、少なくとも怒りはない。内心のままに首を横に振る。
「しない、かな」
「それは残念だ」
野分が軽く肩をすくめ、台詞でも読み上げるように言う。氷川は苦笑して耳の下をさすった。
「怒って欲しいの」
「妬くくらい気にしてくれてたら嬉しかった」
「そっか、それはお生憎様」
野分には悪いが、その手の感情は抱いていない。そもそも、嫉妬という感情もよく理解できていない気がした。優れたものを素晴らしいと思うことも、羨ましいと思うこともあるが、その対象に妬ましさを感じた経験はおそらくない。届かない物はある。それは努力である程度は補えるが、絶対的な才能で左右される場合もある。努力不足は自分で悔いればいいが、才能の不足はどうしようもない。どうしようもないものは、本当にどうしようもないのだから、強い感情を持つことも避けていた。それに、たとえ速く走れなくても、上手く球技ができなくても、高い跳び箱が跳べなくても、それらは氷川には重要なことではなかった。そして、野分が言っているのはそうした羨望ですらないのだ。
「というか、根本的な疑問があるんだけど」
そう切り出すと、野分は何だと首を傾げた。風にそよぐ毛先を見遣り、氷川は端的に訊く。
「野分くんってバイだったの?」
「なんか……今更」
「まあ、そうなんだけども」
確かに今更な疑問ではあるが、重要な問題でもあるはずだ。野分は目を眇めて短く唸り、すぐにかぶりを振った。
「寒いし帰りながら話そう。あれ見てく?」
おそらく社の成り立ちや歴史、祭神などについて記述してあるだろう案内板を指差して訊いてくる。氷川は少し考えて手を振った。
「今日はいいや、また今度にする」
「じゃあ帰るか、それともコーヒーでも飲んでくか?」
青い空を見上げて野分が訊く。寮からさして離れていないため、太陽は高いものの、まだ昼にもなっていないはずだ。ここから寮までの道を少しだけ逸れると、BLTサンドが美味しいカフェがあるはずだった。
「そうだね、ちょっと寄り道して行こう」
「よし、決まり」
破顔した野分がするりと氷川の手を取った。その氷のような温度に、腕がびくついた。
「冷た……え、寒くない? 手袋してたよね、どこ?」
「だから寒いって。手袋はまあ、境内じゃ外すのがマナーかなって」
「そうだけどさ、それで風邪引いたら元も子もないっていうか……行こう。お邪魔しました」
別に心底、神仏の存在を信じているわけではない。ただそれでも、なんとなく、本当になんとなくだが、鳥居の下で会釈してから、神社の敷地を後にした。
「いないし、むしろいたことさえない」
「……まじで」
「嘘ついてもなんにもならないじゃん」
見栄を張るなら、いるとか、いたとか、そういう方向だ。それにも関わらず、野分はありえないものを見るような視線を向けてくる。氷川は何も持っていないほうの手をひらひらと振った。
「別に慰めとかいらないし、妬んだりもしないから安心していいよ」
「まあ言われてみればそういう感じか。そうか……あー……」
今にもしゃがみ込みそうな様子で、野分が髪を掻き乱す。無造作風にセットされていた髪型が、本当に無造作な鳥の巣になった。
「大丈夫?」
「うん……大丈夫だけど、さっきのお願い事の扱いに困ってる」
「ああ、そういえば、幸運を分けてって言ってたね。困るようなことさせるつもりだったの?」
問う声には自然と笑いが滲んだ。野分が本気で弱っているところは珍しい。不謹慎だが少し面白く、そして優越感も感じた。それがどのような意味合いであれ、今彼が動揺しているのは全面的に氷川のためだ。それに気分が良くならない人間は多くない。
手を伸ばし、乱れた髪をそっと梳く。二度、三度と繰り返した所で、野分にぱしりと手首を掴まれた。
「ごめん、嫌だった?」
「いや、いい。いいけど困る」
骨の上を強く掴まれて、手首が僅かに軋むような気がした。野分が覗くように、氷川の瞳を窺った。
「これでも一応な、あれこれ考えてたわけよ。神道ならたとえば分祀っていって神様を分けて貰って祀ることができて、これは蝋燭の火を分けて貰うようなもので、大本から減ったりなくなったりするわけじゃないから、とか。だから気持ちの上で分けて貰っても幸運は消えないし、減らないし、って。でもそういう問題以前の話じゃねえかって思うんだけどさ、なあ、言うだけ言っていい?」
立て板に水の勢いでまくしたて、野分は氷川の手を引いた。距離が近付き、消える。肩が触れたのは腕の付け根だった。息を吸うと、香水か何かか、ふわりと土と緑の匂いが香る。
「何を」
境内に人気がなく、成人男性の背丈程度の壁があるとはいえ、門は開いている。ここは死角ではない。誰かが通れば見えてしまうだろう。それなのに何故か、突き放すことができなかった。
短く尋ねた氷川に、野分も短い言葉で返す。その声はどうしようもなく甘く、それなのに迷うように力なく、苦さを堪えるように掠れていた。
「キスして」
耳に吐息が触れる。氷川は顔を上げた。出会った頃より少しは背も伸びたはずだが、ほんの数センチの身長差は狭まる気配がない。彼の瞳は影の中でなお明るい淡褐色をしていた。その虹彩を見つめ、そっと問う。
「蝋燭の火を移すみたいに?」
「そう」
「手を離してくれる? ちょっとだけ、痛い」
「……悪い」
野分が掴んだままだった手首を離す。そのまま距離を取ろうとする彼の頬に手を当てた。目を見張った瞳に、目を細めてみせる。
「目を、閉じて」
「別に、嫌なら無理しなくても」
「いいから」
再度の要請に、野分が怖々とした様子で目を伏せる。氷川が認識していた衝動は、対抗心と、義務感だった。勝負の結果なのだから従うべきだし、経験がないならと大目に見られるのは虚仮にされているようで許せなかった。
額、頬、鼻先、顎と視線を巡らせ、覚悟を決めて踵を上げる。唇と頬の境目の肌は、乾いてひどく冷たかった。
「……神様に叱られそう」
身体を離し、冗談めかすように呟く。実際、境内で不謹慎なことをするなと怒りを買うかもしれない。日本の神は潔癖だ、穢らわしいと眉をひそめるかもしれない。豊穣の神なら担当は農耕だろうが、同時に子孫繁栄も司ることが多いので、男女ならば目こぼしも貰えるだろうが。
考え込むような無表情で、氷川が触れた部分に指を這わせ、野分が大きく息を吐いた。頬が赤いのは、寒風に晒されているせいだけなのだろうか。
「そこまで狭量でもないだろうけど……心臓止まるかと思った」
「そんなに驚くなら言わなきゃいいのに。今まで仲良くしてきた女の子とも、こんなゲームを?」
「してたって言ったら、怒ったりする?」
単なる興味本位で訊ねると、野分が思案げに問い返してくる。まあ、していたんだろうな、慣れているし。そんな風に胸中で結論付けつつ、氷川は自分の感情を探った。気分が悪いとは感じていない。面白くもないが、少なくとも怒りはない。内心のままに首を横に振る。
「しない、かな」
「それは残念だ」
野分が軽く肩をすくめ、台詞でも読み上げるように言う。氷川は苦笑して耳の下をさすった。
「怒って欲しいの」
「妬くくらい気にしてくれてたら嬉しかった」
「そっか、それはお生憎様」
野分には悪いが、その手の感情は抱いていない。そもそも、嫉妬という感情もよく理解できていない気がした。優れたものを素晴らしいと思うことも、羨ましいと思うこともあるが、その対象に妬ましさを感じた経験はおそらくない。届かない物はある。それは努力である程度は補えるが、絶対的な才能で左右される場合もある。努力不足は自分で悔いればいいが、才能の不足はどうしようもない。どうしようもないものは、本当にどうしようもないのだから、強い感情を持つことも避けていた。それに、たとえ速く走れなくても、上手く球技ができなくても、高い跳び箱が跳べなくても、それらは氷川には重要なことではなかった。そして、野分が言っているのはそうした羨望ですらないのだ。
「というか、根本的な疑問があるんだけど」
そう切り出すと、野分は何だと首を傾げた。風にそよぐ毛先を見遣り、氷川は端的に訊く。
「野分くんってバイだったの?」
「なんか……今更」
「まあ、そうなんだけども」
確かに今更な疑問ではあるが、重要な問題でもあるはずだ。野分は目を眇めて短く唸り、すぐにかぶりを振った。
「寒いし帰りながら話そう。あれ見てく?」
おそらく社の成り立ちや歴史、祭神などについて記述してあるだろう案内板を指差して訊いてくる。氷川は少し考えて手を振った。
「今日はいいや、また今度にする」
「じゃあ帰るか、それともコーヒーでも飲んでくか?」
青い空を見上げて野分が訊く。寮からさして離れていないため、太陽は高いものの、まだ昼にもなっていないはずだ。ここから寮までの道を少しだけ逸れると、BLTサンドが美味しいカフェがあるはずだった。
「そうだね、ちょっと寄り道して行こう」
「よし、決まり」
破顔した野分がするりと氷川の手を取った。その氷のような温度に、腕がびくついた。
「冷た……え、寒くない? 手袋してたよね、どこ?」
「だから寒いって。手袋はまあ、境内じゃ外すのがマナーかなって」
「そうだけどさ、それで風邪引いたら元も子もないっていうか……行こう。お邪魔しました」
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