聖女が婚約破棄されて処刑されてしまったら王国は滅びる?

鈴原ベル

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ユウキ、リリアンとイチャラブを楽しむ

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 小早川ユウキの幼馴染、桜小路カズサが魔法戦士に変身する能力を得たその日の晩である。ユウキの部屋に、リリアンがトントンとノックして入ってきた。

「ユウキ、一緒に勉強しよう」
「いいよ」

 と返事して、リリアンの方を振り返ったユウキは、思わず、ゴクッと唾を呑み込んだ。異世界美少女は、下はショーツ一枚で、大きめのTシャツを羽織っただけの大胆な姿で入ってきたのだ。

「ちょ、ちょ、リリアン、そんな無防備な格好やめてよ。パンツが見えちゃうだろ」
「あら、ユウキなら見られても、わたしは構わないのよ」

 とリリアンは強引にユウキの隣に座り込んだ。太腿の裾からリリアンの白いショーツがチラチラする。こんな美少女が、セクシーな格好で隣にいては、勉強に集中などできない。結局勉強とは関係ない話になった。

「でも、ビックリしたよ。いきなりリリアンが転校生として現れたりして」
「ごめんなさい。もし事前に話してたら、きっと止められてたと思うから。どうしても
ユウキと同じ学校に行きたかったの」

 最初は硬かったが、だんだんイチャイチャした雰囲気の会話になっていく。

「うん、でもまあいいよ。リリアンが結構うまくクラスに溶け込めたみたいだし」
「わたし、みんなからどう思われてるのかなあ?」

「すごい美人で、オッパイの大きな謎の転校生」
「もうオッパイって! 男子ってそんなとこしか見てないのね」

「胸だけじゃないよ。すごい美少女ってことでリリアンは注目の的さ」
「まあ、ユウキったら口がうまいんだから」

 と言いつつ、自分の巨乳を指摘されたリリアンが少し顔を赤らめた。そして、話題は新たに変身能力を得た桜小路カズサに移っていく。

「カズサって綺麗な子ね。彼女、学校でもすごい人気なんでしょ。仲間になれてよかったわ」
「正義のヒロインになるのは、カズサの長い間の夢だったからね。喜んでるよ」
「ユウキとカズサは幼馴染だったわね。なんだか妬けちゃう。わたしより、ユウキの事に
詳しいなんて」
「まあ、付き合いが長いからね」
 
 リリアンが、カズサに嫉妬心を見せたのが意外だった。2人の他愛のない会話は続いていく。いつの間にか2人は手を繋いでいた。少し会話が途絶えた時、ユウキがリリアンにチューしようと試みたが

「今日はダメよユウキ。キスはたまにするから価値が出るの。毎日したら値打ちが下がるわ」

と叱られてしまった。

「はーい、わかりました」

 とユウキは返事したが、毎日でもリリアンとキスしようと思っていた当てがはずれてしまったのだ。しかし2人のイチャイチャタイムは続き、結局勉強はまったくしなかった。
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